どーも、靴の仕事歴10年のリョクシン(@Kitchen_sneaker)です。
今回は、シモンWS18をレビュー。
「加水分解しにくい安全靴を探している」
「フィッティング性の高い安全靴がほしい」
「マジックテープで疲れにくい安全靴ってある?」
タップできる目次
シモンWS18とは?重量やサイズ感をレビュー
WS18とは、シモンが開発した安全靴です。
評価項目 | 詳細 |
価格 | ¥7,690〜(通販による) |
サイズ | 23.5~28.0cm |
サイズ感 | 3E |
カラー展開 | 1色 |
安全性 | ★★★★★(星5つ) JIS規格のS種(普通作業) |
クッション性 | ★★★★☆(星4つ) |
耐久性 | ★★★★☆(星4つ) |
おすすめの使用環境 | 製鉄工場・溶接 施工会社や建築士の現場巡回 |
シモンは安全靴のリーディングカンパニーです。
高品質な日本製の安全靴やプロスニーカーをメインに展開。
特集されていました
「疲れにくい安全靴ならシモン」そんな評価もあるようなメーカーです。
実際にクッション素材を3層で構成するSX3層シリーズは履き心地が良い!
SX3層シリーズの最大の特徴は、加水分解しないこと。
クッション素材のウレタンエーテル系の素材を使用していました。
加水分解の画像
わたし、魔女のキキ!こっちは冠婚葬祭でしか使わないため知らない間にゴムが劣化した結果履いた瞬間にかかとが粉砕した父親の革靴! pic.twitter.com/R8mNifniJy
— 藤咲 (@Fujibit205) July 24, 2020
安価品の安全靴は、エステル系のウレタンを使用しているので、水と化学反応しやすい。
その結果、クッション素材のウレタンの分子の構造が変化してしまい加水分解となりました。
現在は、プロスニーカーが主流なので安全靴は、作業現場によっては使用しないケースも多々あるでしょう。
そんな時に、下駄箱で放置してしまうと加水分解しやすい!
重量・サイズ感
ここからは、重量とサイズ感をレビュー。
まずは、重量から見ていきましょう。
重量
シモンのWS18の重量は、27.0cmで483gでした。
JIS規格をクリアした安全靴の中では軽いです!
重要なのはフィッティング性
靴の良し悪しはフィッティング性で決まります。
人の足によって変わるものですが、メーカーの靴の型(ラスト)次第なところもありました。
サイズ感
シモンWS18のサイズ感は、すこし大きめ。
ナイキやアディダスなどの普段履きスニーカーと比較しています。
サイズ選びのご参考までに筆者の靴のサイズをご案内!
普段履きのスニーカー
- オールバーズ ⇒ 27.0cm
- ニューバランス ⇒ 27.5cm
- アシックス・アキレス ⇒ 27.5cm
- ナイキ・アディダス・プーマ ⇒ 27.5cm
革靴
- リーガル ⇒ 26.5cm
- テクシーリュクス ⇒ 26.5cm
安全靴・プロスニーカー・安全スニーカー
- タルテックス ⇒ 27.0cm
- ウィンジョブ ⇒ 27.0cm
- オールマイティ ⇒ 27.5cm
- ハイパーV#2000 ⇒ 27.5cm
※足は狭めです。
ぜひ、参考にしてみてください!
シモンの安全靴WS18を詳しくレビュー
ここからはシモンのWS18を詳しくレビュー。
メリットとデメリットは下記のとおり。
- ローアーチ
- カカトでホールド
- マジックテープ1枚
- インソール入り
- 厚底と薄底の間
- クッションが多層構造
- 滑りにくい
- すり減りにくい
- 加水分解しにくい
- 異物を踏んでも滑らない
- 特になし
- 強いて言えば幅広で甲高の人には合わない
- 筆者の足には合う。
メリット10個でデメリット1つ(私見は除く)です。
メリットとデメリットを詳しく解説するために、パーツ別に見ていきましょう。
靴のパーツ
- アッパー
- クッション
- 靴底
下記にて3つのパーツを図解しました。
上から順番にアッパーから見ていきましょう。
アッパー(通気性がわかる)
アッパーとは、足を包みこむパーツ。
通気性やフィッティング性、安全性に関係します。
マジックテープ1つ
シモンWS18は、マジックテープ1つでフィッティングします。
一般的にマジックテープは、枚数によって機能性が変わりました。
マジックテープの本数による効果
- 1本・・・脱着やすいがフィッティング性低い
- 2本・・・1本と3本の間くらいの効果
- 3本・・・脱着しにくいがフィッティング性高い
WS18は、1本なのでフィッティング性には劣ることになりますが、実際には違いました。
靴の型や設計が良いので、デメリットをカバーしていると感じます。
ローアーチ
甲が低い構造をローアーチと言います。
WS18はわかりやすいローアーチ形状。
ベロに厚みがある
足の甲に当たるパーツをベロと呼びます。
WS18はベロに厚みがありフィッティング性が高く感じました。
リョクシン
シンコーちゃん
カカトでホールド
カカトもフィッティング性において大事なポイントです。
シモンWS18は、カカト幅が狭くしっかりホールドできました。
アッパーまとめ
- メリット:ローアーチ
- メリット:カカトでホールド
- メリット:マジックテープ1枚
- デメリット:強いて言えば幅広で甲高の人には合わないかも
クッション(履き心地がわかる)
続いて、クッションを見ていきましょう。
クッションは、足の裏から体重や加重を支えるパーツ。
厚底と薄底の中間
WS18の靴のクッションは、厚底と薄底の中間くらいの厚み。
クッション素材に厚みがある靴を厚底、その反対を薄底といいます。
リョクシン
薄底と厚底のメリットは下記のとおり。
- 薄底・・・加重がかかりやすく安全性が高い
- 厚底・・・衝撃吸収性が高いので疲れにくい
デメリットもあります。
- 薄底・・・衝撃吸収性に劣るので立ち仕事で疲れる
- 厚底・・・加重が伝わりにくく不安定になりやすい
厚底でも薄底でもないので、この中間あたりとお考えください!
インソール入り
シモンWS18は、インソールが入っていました。
インソールには通気口があります。
多少ですが、通気性が高く感じました。
インソールで1番薄い部分の厚みは1.70mmでした。
1番厚い部分は、11.94mmです。
かなり厚手の市販のインソールと交換しても、サイズ感はそこまで変わらないでしょう。
インソールの素材はEVA
シモンWS18のインソールは、EVA素材。
靴本体のクッション素材はウレタン素材なので、EVAとウレタンの異素材でクッションを構成しています。
もし、インソールを買い替えるのであれば、EVA素材のインソールにしましょう!
軽いことと靴本体のウレタンとの相性が良いです!
クッションまとめ
- メリット:インソール入り
- メリット:厚底と薄底の間
- メリット:クッションが多層構造
靴底(滑りにくさがわかる)
最後に、靴底について見ていきましょう。
靴底は、地面に接地するパーツ。
シモンWS18は、エーテル系のウレタン素材を使用しています。
エーテル系のウレタン素材は、水との化学反応を起こさないので、素材の状態変化が起きにくい。
加水分解の画像
わたし、魔女のキキ!こっちは冠婚葬祭でしか使わないため知らない間にゴムが劣化した結果履いた瞬間にかかとが粉砕した父親の革靴! pic.twitter.com/R8mNifniJy
— 藤咲 (@Fujibit205) July 24, 2020
冒頭でも同じ投稿をご紹介しましたが、念のためもう一度!
加水分解とは、画像のような状態です。
靴底が滑りにくい
靴底の滑りにくさには、素材と形状が大事です。
シモンWS18は素材と形状ともに良い感じ!
またすり減りにくいのも良いですね!
さらに、サスペンションと行って石ころのような硬い固体を踏んでも滑りにくいです。
踏んでしまった固体だけ靴底が凹(へこ)んで、しっかり地面と接地してくれました!
靴底まとめ
- メリット:滑りにくい
- メリット:すり減りにくい
- メリット:加水分解しにくい
- メリット:異物を踏んでも滑らない
シモンのWS18の口コミ・レビューをまとめます!
当記事ではシモンWS18をレビューしました。
シモンは安全靴のリーディングカンパニーです。
マジックテープ1枚ですが、ローアーチとカカトでしっかりフィット感が抜群!
利便性とフィッティング性に優れました!
ぜひ、参考にしてみてください!
それでは下記より簡単に記事をまとめます。
- ローアーチ
- カカトでホールド
- マジックテープ1枚
- インソール入り
- 厚底と薄底の間
- クッションが多層構造
- 滑りにくい
- すり減りにくい
- 加水分解しにくい
- 異物を踏んでも滑らない
- 筆者の足には合う。
デメリットは1つです!
- 特になし
- 強いて言えば幅広で甲高の人には合わない
最後までお読みいただきありがとうございました。
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