どーも、靴の仕事歴10年のリョクシン(@Kitchen_sneaker)です。
今回は、ラバーテックRTU210をレビュー。

「製鉄工場の中でも危険な現場で働いている」
「JIS規格T8101をクリアした靴を指定されている」
「JIS規格T8101の中でも重作業用の安全靴を使用しないといけない」

実際に履いてみて「重作業用の中では履きやすい、新製法で快適、足にしっかりフィットする」という感想でした。
JIS規格T8101のH種を指定された現場で働く方におすすめ!
タップできる目次
ラバーテックRTU210とは?サイズ感や重量をご案内!
ラバーテックRTU210は、ミドリ安全が開発した重作業用(H種)の安全靴です。
評価項目 | 詳細 |
価格 | ¥7,690〜(通販による) |
サイズ | 23.5~28.0cm |
サイズ感 | 3E |
カラー展開 | 1色 |
安全性 | ★★★★★(星5つ) JIS規格のH種(重作業) |
クッション性 | ★★★★☆(星4つ) |
耐久性 | ★★★★★(星5つ) |
おすすめの使用環境 | 製鉄工場・溶接 |
ミドリ安全は日本発の世界的ワークシューズメーカー。
靴だけではなく、ヘルメットや手袋、災害対策用品など多数ラインナップしています。

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昨日視聴いただきました皆様、誠にありがとうございました。 #ミドリ安全— ミドリ安全.com (@midori_anzen) January 24, 2020
ミドリ安全は、日本市場では安全靴のトップメーカー。
あらゆる作業環境に合わせて商品開発しています。

今まではH種が最高レベルでしたが、2020年2月にJIS規格T8101が見直され、U種という基準ができました。
ラバーテックRTU210はどうやらU種に近い先芯強度がありそうです。

重量・サイズ感
ここからは、ラバーテックRTU210の重量とサイズ感をお知らせします。
まずは重量からみていきましょう。
重量
ラバーテックRTU210の重量は、27.0cmで616gです。
軽くはありませんが、重作業用(H種)以上の安全性のある安全靴は、このくらいが通常でしょう。

1番重要なのは、フィッティング性です。
そしてラバーテックRTU210を履いて感じたのはフィッティング性が高いということ。

サイズ感
ラバーテックRTU210のサイズ感は、すこし大きめ。
ナイキなどの普段履きスニーカーと比較しています。

サイズ選びのご参考までに筆者の靴のサイズをご案内!
普段履きのスニーカー
- オールバーズ ⇒ 27.0cm
- ニューバランス ⇒ 27.5cm
- アシックス・アキレス ⇒ 27.5cm
- ナイキ・アディダス・プーマ ⇒ 27.5cm
革靴
- リーガル ⇒ 26.5cm
- テクシーリュクス ⇒ 26.5cm
安全靴・プロスニーカー・安全スニーカー
- タルテックス ⇒ 27.0cm
- ウィンジョブ ⇒ 27.0cm
- オールマイティー ⇒ 27.5cm
- ハイパーV#2000 ⇒ 27.5cm
※足は狭めです。
ぜひ、参考にしてみてください!
ミドリ安全のラバーテックRTU210を詳しくレビュー
ここからは、ミドリ安全のラバーテックRTU210を詳しくレビューします。
メリットとデメリットは下記のとおり。
- 安い
- 平紐
- 外羽根
- 重作業用
- 厚みのある紐
- フィッティング性が高い
- インソール入り
- 厚底で疲れにくい
- 発泡ラバーで疲れにくい
- インソールと2層クッション
- 滑りにくい
- 靴底が先に衝突する
- 靴底がすり減りにくい
- 熱を帯びた床対応の靴底
- 一般的な現場では不要
- サイズ選びを間違えると疲れる
メリット14個でデメリット1つ(私見は除く)です。
メリットとデメリットを詳しく解説するために、パーツ別に見ていきましょう。

靴のパーツ
- アッパー
- クッション
- 靴底
下記にて3つのパーツを図解しました。
上から順番にアッパーから見ていきましょう。
アッパー(通気性がわかる)
アッパーとは、足を包みこむパーツ。
通気性やフィッティング性、安全性に関係します。
平紐
ラバーテックRTU210の靴紐は平べったい平紐。
靴紐はフィッティング性を高める代わりに、ほどけるので危険性があります。

ワークシューズで靴紐を選ぶのであれば、平紐をおすすめします。
またラバーテックRTU210の靴紐は、厚みがありました。
安全靴は、火花が飛ぶ現場で使用することが多いと思います。
火花が紐に当たると、焦げて切れてしまうことがありました。

外羽根
ラバーテックRTU210は、外羽根の形状でした。
靴紐を通す穴をハトメと言いますが、外羽根はハトメがある場所の形状のことを指します。

外羽根の反対は内羽根
筆者の説明が下手すぎで、外羽根の意味がわからないと思います笑
ここで逆の内羽根をみていきましょう(上記の画像)。

外羽根のラバーテックRTU210は、画像のとおりハトメの部分が動きやすい。
全部開くとこんな感じ。
紐を通して結ぶときに、外羽根の方が遊びがあって足の動きに逆らわないので足にストレスがかかりません。

裏布が乾きやすい
安全靴は通気性のある本革ではあるものの、つま先に芯があるので通気性が悪い。
ラバーテックRTU210の裏布は、乾きやすいので快適です。

カカトでしっかりホールド
ラバーテックRTU210は、カカトでしっかりホールドされました。
安全靴は、つま先が重たいのでカカトのホールド性が低いと靴ズレしやすいのですが、ラバーテックRTU210は問題なし!

H種以上の安全性
ラバーテックRTU210は、重作業用のH種です。
実際のところは、世界基準のISO規格をクリアできるレベルなようで、もしそうなるとH種の上のU種もクリアできそう。

JIS H種の安全靴は重いのでA種履いてる。そんなに重作業しないしな
— あさり (@asari_shi) January 11, 2020
ただし、指定された現場だけで使用してください。
安全性は高ければ良い訳ではありません。

アッパーまとめ
- メリット:安い
- メリット:平紐
- メリット:外羽根
- メリット:重作業用
- メリット:厚みのある紐
- メリット:フィッティング性が高い
- デメリット:一般的な現場では不要
クッション(履き心地がわかる)
続いて、クッションを見ていきましょう。
クッションは、足の裏から体重や加重を支えるパーツ。

厚底
ラバーテックRTU210は、厚底。
クッション素材に厚みがある靴を厚底と言います。

ラバーテックRTU210の素材は問題なく衝撃吸収できる素材でした。
ラバーテックRTU210のクッション素材は、発泡ゴムです。
ゴムの中でもクッション性があり、また軽量。

重作業用なので、軽くはありませんが疲れにくいことは間違えありません。
インソール入り
ラバーテックRTU210は、インソールが入っていました。
インソール素材は、EVAです。

別売りのインソールをいれる場合には、EVA素材のインソールを選びましょう。
画像はインソールの裏面です。
インソールには通気口があります。
これにより多少ですが、通気性が高く感じました。
インソールの厚み
インソールの1番薄いところはつま先で、厚みは、2.65mm。
1番厚みがある場所は、4.37mmでした。
市販のインソールを入れてもサイズ感はそこまで変化ないでしょう。

クッションまとめ
- メリット:インソール入り
- メリット:厚底で疲れにくい
- メリット:発泡ラバーで疲れにくい
- メリット:インソールと2層クッション
靴底(滑りにくさがわかる)
最後に、靴底について見ていきましょう。
靴底は、地面に接地するパーツ。

高機能な靴底
ラバーテックRTU210は、高機能な靴底でした。
下記の機能があります。
ラバーテックRTU210の靴底
- 耐熱性
- 滑りにくい
- すり減りにくい
重作業なので、耐熱性は大事です。
例えば、EVAというクッションを使用したプロスニーカーでは、重作業現場では間違えなく1日で破損。
この靴底の白い部分はEVAという素材です。
EVAはビート板に使用するようなビニールを発泡させたもの。

舞っている火花も危ないのですが、床に落ちた後もしばらく熱を持っていますよね?
そのときにEVAの靴底で踏んでしまうと、縮んでしまい破損してしまうのです。
梯子や脚立で滑りにくい
靴底の中央部分にデコボコがありました。
これにより梯子や脚立を使用したときに、滑りにくくなります。
ラバーテックRTU210は、靴底素材がつま先より先に衝突します。
これによりつま先破れをすこし緩和してくれました。
靴底まとめ
- メリット:滑りにくい
- メリット:靴底が先に衝突する
- メリット:靴底がすり減りにくい
- メリット:熱を帯びた床対応の靴底
ミドリ安全のラバーテックRTU210のレビューまとめ
当記事では、ミドリ安全のラバーテックRTU210を解説しました。
ラバーテックRTU210は、JIS規格T8101の重作業用(H種)をクリアした安全靴。

靴底も高機能で安全です。
滑りにくく耐熱性がありました。

ぜひ、JIS規格H種の安全靴が必要な現場で試してみてください!
それでは、下記より記事を簡単にまとめます。

- 安い
- 平紐
- 外羽根
- 重作業用
- 厚みのある紐
- フィッティング性が高い
- インソール入り
- 厚底で疲れにくい
- 発泡ラバーで疲れにくい
- インソールと2層クッション
- 滑りにくい
- 靴底が先に衝突する
- 靴底がすり減りにくい
- 熱を帯びた床対応の靴底
デメリットは1つです。
- 一般的な現場では不要
- サイズ選びを間違えると疲れる
最後までお読みいただきありがとうございました。
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