どーも、靴の仕事歴10年のリョクシン(@Kitchen_sneaker)です。
今回は、ミドリ安全のMWJ110Aをレビュー。
「滑りにくいプロスニーカーを探している」
「デザインの良いプロスニーカーを履きたい」
「甲が高いのでアシックスやミズノが合わない」
実際に履いてもらって「デザインがよい、甲が高め、アッパーの耐久性が高そう」という感想でした。
デザイン性良い女性向けプロスニーカーを探している方におすすめ!
タップできる目次
ミドリ安全MWJ110Aとは?サイズ感や重量をご案内!
MWJ110Aとは、ミドリ安全が開発した女性向けのプロスニーカー(A種)。
プロスニーカーは安全靴から派生したワークシューズで、安全靴より主流になっている靴です。
評価項目 | 詳細 |
価格 | ¥8,800〜(通販による) |
サイズ | 21.0~28.0cm |
サイズ感 | 2E |
カラー展開 | 3色 |
安全性 | ★★★★☆(星4つ) JSAAのA種 |
クッション性 | ★★★☆☆(星3つ) |
耐久性 | ★★★★★(星5つ) |
おすすめの使用環境 | 一般的な現場・倉庫 掘削・解体 |
安全靴はJIS規格をクリアした靴で、プロスニーカーはJSAAという規格をクリアした靴。
JIS規格には本革使用など、一般の現場には不要なくらいの基準がありました。
ミドリ安全はワークシューズ業界のトップメーカー。
安全靴やプロスニーカーを多数ラインナップしています。
横幅サイズやデザインが女性向けだと感じました。
市場にある女性向けのプロスニーカーは、言い方が悪いのですが、「男性向けに作った型で小さいサイズを展開して、カラーをパステル調にしただけな製品」が多い。
重量とサイズ感
ここからは重量とサイズ感について解説します。
まずは重量からです。
重量
ミドリ安全MWJ110Aの重量は、23.5cmで330gです。
女性向けプロスニーカーの中では軽くない部類。
すこし重い理由
- 滑りにくい靴底
- 耐久性の高い素材
- 靴内へ異物の侵入を防ぐ素材
どれも安全性や機能に関係することなので大事なポイント。
仕方のないことですね。
1番大事なのは、フィッティング性です。
足にフィットしない靴は、下記のような問題が起きるので注意が必要。
- 靴ズレ
- 踏ん張った結果、足が蒸れる。
- 足が靴の中で遊んでしまい余計に踏ん張り疲れる。
- 動きにくいので、知らない間に歩行に余計な力を使う。
フィッティング性の高い靴をおすすめします!
サイズ感
ミドリ安全MWJ110Aのサイズ感は、大きめでした。
ニューバランスなどの普段履きスニーカーとの比較です。
普段履きスニーカーが23.5cmのところ、22.5cmでちょうどでした。
普段履きのスニーカー
- プーマ ⇒ 23.5cm
- ニューバランス ⇒ 23.5cm
安全靴・プロスニーカー
- オールマイティFS32L ⇒ 23.5cm
- ウィンジョブCP207 ⇒ 23.5cm
- ミドリ安全MJW110A ⇒ 22.5cm
- ミドリ安全MJW710 ⇒ 22.5cm
※足の幅はすこし広めです。
メーカーやジャンルによってサイズ感は変わります。
参考までご案内でした。
ワーク女子向けミドリ安全MWJ110Aを詳しくレビュー
ここからはミドリ安全のMWJ110Aを詳しくレビューします。
メリットとデメリットは下記のとおり。
- 平紐
- 甲が高い
- ベロの厚み
- つま先補強あり
- デザインがよい
- 耐久性が高い素材
- 靴ヒモでサイズ調整
- 厚底
- インソール入り
- トーアップ形状
- 滑りにくい靴底
- 甲が低い人には向かない
- 靴ヒモが「ほどける」可能性がゼロではない
メリットとデメリットを詳しくみるために、パーツ別に解説します。
靴は大きく分けて3つのパーツに分けることが可能。
上から順番にアッパーから見ていきましょう。
アッパー(通気性がわかる)
アッパーは、足を包みこむパーツ。
通気性やフィッティング性に関係します。
ミドリ安全MWJ110Aは、甲が高めの方にフィットしやすいと感じました。
通気性はあまりありませんが、代わりに靴の中に異物が入りにくい。
異物が入りにくい
ミドリ安全MWJ110Aは、靴の中に異物が入りにくいアッパー。
通気性が高い素材を使用すると、異物が入りやすいのですが、そのような素材が少ない印象。
牛革ベロア素材
靴ヒモ周りや先芯の周りの素材が牛革のベロア素材でした。
ベロアはツルツルしていないので衝撃に強く破れにくい。
通常の安全靴やプロスニーカーは、つま先素材が破れやすい。
MWJ110Aは、ザラザラしたベロア素材にすることで、衝撃を逃しやすくする効果がありました。
何よりベロア素材がデザイン的にも良いですね。
実は、筆者が選んだ女性向けプロスニーカーの中から、女性で一級建築士の鍋野さんにデザインだけの印象で1番を選んでもらいました。
前述のとおり、女性向けのレディースのプロスニーカーってパステル系のデザインが多い。
筆者の勝手な憶測ですが、「女子ってこんな感じ好きでしょ?」感があって好きになれない製品が多くありました。
靴ヒモでサイズ調整
ミドリ安全MWJ110Aは、靴ヒモでサイズ調整します。
靴ヒモの中でも平べったくて「ほどけにくい」平紐を使用していました。
ベロに厚みがある
足の甲に当たる部分をベロと呼びます。
このベロに厚みがあるので、足あたりが良い。
カカトでホールド
カカト素材でホールドされるような設計でした。
すこしカカト幅が広い方におすすめします。
脱げにくい
脱ごうと思って力をいれると脱ぎやすいのです。
しかし、普通に歩いたり作業している時には、脱げにくくするような設計でした。
反射材あり
夜間やトンネルなどの暗闇作業でも視認性が上がる反射材がありました。
光が当たることで、反射します。
アッパーまとめ
- メリット:平紐
- メリット:甲が高い
- メリット:ベロの厚み
- メリット:つま先補強あり
- メリット:デザインがよい
- メリット:耐久性が高い素材
- メリット:靴ヒモでサイズ調整
- デメリット:甲が低い人には向かない
- デメリット:靴ヒモが「ほどける」可能性がゼロではない
クッション(履き心地がわかる)
続いて、クッションについて見ていきましょう。
クッションは、足の裏から体重を支えるパーツ。
厚底
クッション素材に厚みがありました。
厚みのあるクッションを厚底といいます。
素材は、ワークシューズのトップメーカーのミドリ安全さんなので問題なし!
後ろから見ても厚底なのがわかります。
厚底は、足を「くじく」可能性がある構造でもありました。
この構造によって、画像のような「くじく」ことを防止します。
歩行を安定させる素材
ピンク色の部分ですが、衝撃吸収の他、歩行を安定させる効果があるはず。
「あるはず」というのもミドリ安全も公式で説明されていないので、念のため、消極的にしておきます。
インソール入り
インソールが入っていました。
すごいクッション性に優れた素材ではないものの取り外せるのは嬉しいですね。
インソールが取れないと「かさ増し」になってしまうのです。
トーアップ
つま先がつり上がっていました。
この形状をトーアップと言います。
厚底なので、動きにくいデメリットがありましたが、トーアップで打ち消している印象です。
クッションまとめ
- メリット:厚底
- メリット:インソール入り
- メリット:トーアップ形状
靴底(滑りにくさが分かる)
最後に、靴底について解説します。
靴底は、地面に接地するパーツ。
滑りにくい靴底
ミドリ安全MWJ110Aは、滑りにくい靴底です。
ミドリ安全の中でも滑りにくさのレベルで行くと上位モデルな靴底。
滑りにくくする素材は、ゴム素材ですね。
溝(みぞ)がたくさんある靴底は滑りにくい傾向がありました。
最初に着地するカカト部分は、溝がありませんでした。
着地する際に、溝だけですと点で接地してしまい、転倒する可能性があるからでは無いかと。
また、土が詰まるのを防止できますし、運転もしやすい。
靴底まとめ
- メリット:滑りにくい靴底
ワーク女子向けミドリ安全MWJ110Aのレビューまとめ
当記事では、ミドリ安全のワーク女子向けのプロスニーカーMWJ110Aをレビューしました。
MWJ110Aは、デザイン性がよく耐久性の高い特徴があります。
複数の女性向けレディースのプロスニーカーを集めて、女性で一級建築士の鍋野さんに選んでもらいましたが、1番デザイン性が良いとのこと。
クッション性も高く脱ぎ履きがしやすい。
それでは下記より記事をまとめます。
ミドリ安全MWJ110Aのメリットは下記のとおり。
- 平紐
- 甲が高い
- ベロの厚み
- つま先補強あり
- デザインがよい
- 耐久性が高い素材
- 靴ヒモでサイズ調整
- 厚底
- インソール入り
- トーアップ形状
- 滑りにくい靴底
デメリットは2つありました。
- 甲が低い人には向かない
- 靴ヒモが「ほどける」可能性がゼロではない
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