どーも、靴の仕事歴10年のリョクシン(@Kitchen_sneaker)です。
今回は、ミズノのオールマイティFS32Lをレビュー
「滑りにくい安全靴がほしい」
「疲れにくい安全靴を探している」
「おしゃれなレディースの安全靴がほしい」
実際に履いてもらって「疲れにくい、通気性がある、その辺の安全靴よりはおしゃれ」という意見でした。
女性向けのワークシューズ市場の中では、デニム風でおしゃれだと思います。
タップできる目次
オールマイティFS32Lとは?サイズ感や重量をご案内
オールマイティーFS-32Lは、ミズノの開発したプロスニーカー。
プロスニーカーとは、JIS規格をクリアした安全靴ではないものの、JSAAという基準に適合した靴です。
評価項目 | 詳細 |
価格 | ¥8,140〜(通販による) |
サイズ | 22.5~25.0cm |
サイズ感 | 3E |
カラー展開 | 2色 |
安全性 | ★★★★☆(星4つ) JSAAのA種 |
クッション性 | ★★★★☆(星4つ) |
耐久性 | ★★★☆☆(星3つ) |
おすすめの使用環境 | 一般的な現場・倉庫 |
現在は、安全靴よりプロスニーカーが主流。
革製の安全靴よりスニーカーテイストが許されるプロスニーカーが選ばれています。
ミズノは、日本を代表するスポーツメーカーです。
ワークシューズも複数ラインナップしていました。
オールマイティFS21Lは、その中でも女性に向けて開発された製品。
そのため、レディースサイズ限定です。
女性だからとパステル風なカラーリングが目立つ中でしっかり差別化。
ミズノさんのデザインって柄というか関西色強いと思っていました。
重量とサイズ感
ここからは、重量とサイズ感について見ていきましょう。
まずは、重量です。
重量
オールマイティFS32Lは、23.5cmで294gでした。
そこまで軽くはないと思います。
滑りにくい靴底ってどうしても重くなりがち。
さらにすり減りにくさを追求するとより、重くなる傾向があります。
サイズ感
オールメイティFS32Lのサイズ感は、検証中(7月30日公開)
普段履きスニーカーと比較しています。
普段履きのスニーカー
- アシックス・アキレス ⇒ 27.5cm
- ナイキ・アディダス・プーマ ⇒ 27.5cm
- ニューバランス ⇒ 27.5cm
革靴
- リーガル ⇒ 26.5cm
- テクシーリュクス ⇒ 26.5cm
安全靴・プロスニーカー・安全スニーカー
- タルテックス ⇒ 27.0cm
- ウィンジョブ ⇒ 27.0cm
- オールマイティー ⇒ 27.5cm
- ハイパーV#2000 ⇒ 27.5cm
※足は狭めです。
女性比較は、7月30日公開します。
メーカー比較は、メンズレディース関係ないのでご参考まで!
ミズノのオールマイティFS32Lを詳しくレビュー
ここからは、ミズノのオールマイティFS32Lを詳しくレビュー。
実際に履いてもらった評価は下記のとおり。
- 反射材あり
- つま先補強
- トーアップ
- 滑りにくい
- カカトが破れにくい
- ニットで通気性あり
- ゴム紐で、ほどけない
- ゴム紐でフィッティング性アップ
- マジックテープ1本で脱ぎ履きラクラク
- 全面マジックテープでサイズ調整しやすい
- 粉が入る
- 汚れやすい
メリットとデメリットをパーツ別に見ていきましょう。
靴は、大きく分けて3つのパーツに分けることが可能。
靴のパーツ
- アッパー
- クッション
- 靴底
3つのパーツを図解しました。
上から順番にアッパーから見ていきましょう。
アッパー(通気性がわかる)
アッパーは、足を包みこむパーツ。
通気性やフィッティング性に関係します。
ニット素材
アッパーはニット素材を採用。
蒸れにくくて足が浮腫んでも、柔軟に対応できます。
汚れやすい
ニットなどの繊維質なアッパーの靴は、解体や掘削など、土ほこりや粉塵が舞う現場では、おすすめしません。
とはいえ、繊維質ではない汚れにくいアッパーの靴のほとんどが蒸れやすい。
脱ぎ履きしやすい
オールメイティFS32Lは、マジックテープ1本とゴム紐でした。
ゴム紐は、「むすぶ」必要がなく「ほどける」心配がありません。
マジックテープは1本のため、脱ぎ履きがしやすいです。
マジックテープが1本しかない靴のデメリットはサイズの微調整ができないこと。
マジックテープの折り返し部分は、真鍮(しんちゅう)を使用。
サビにくいですし、アッパーに負担がかかりません。
カカトでホールド
カカト幅が足をしっかりホールドする形状でした。
フィッティング性を向上させるには、カカト幅が大事。
カカト後ろが破れにくい
カカトの裏布って破れませんか?
足のカカトの裏に当たる部分を裏布(ライニング)といいます。
つま先補強あり
つま先補強がありました。
安全靴やプロスニーカってつま先から破れてきます。
アッパーまとめ
- メリット:反射材あり
- メリット:つま先補強
- メリット:カカトが破れにくい
- メリット:ニットで通気性あり
- メリット:ゴム紐で、ほどけない
- メリット:ゴム紐でフィッティング性アップ
- メリット:マジックテープ1本で脱ぎ履きラクラク
- メリット:全面マジックテープでサイズ調整しやすい
- デメリット:粉が入る
- デメリット:汚れやすい
クッション(履き心地がわかる)
続いて、クッションについて見ていきましょう。
クッションは、足の裏から体重を支えるパーツ。
厚くもなく薄くもないクッション
クッション素材の厚みによって靴は、機能性が変わってきます。
厚みがあると厚底といい、薄いと薄底。
オールマイティFS32Lは、厚底と薄底の中間をいく厚みのクッション。
どちらかといえば、厚底なのかもしれませんが、おそらくは動きやすさも考慮していると感じました。
EVAは、配合によって機能性が大きく変わる素材。
ミズノやアシックス、アキレスといった有名な靴が履きやすいのには、この配合が関係しています。
EVAであれば、すべて疲れにくい訳ではありません。
ミズノが独自で研究し配合したか、提案にくる素材メーカーが良いのでしょう!
インソール入り
オールマイティFS32Lには、インソールが入っていました。
インソールの素材感も衝撃吸収に優れています。
ちゃんと厚みもあってよいインソールですね。
トーアップ
オールマイティFS32Lのつま先は、つり上がっていました。
この形状をトーアップと言います。
クッションまとめ
- メリット:トーアップ
- メリット:インソール入り
靴底(滑りにくさが分かる)
最後に、靴底について見ていきましょう。
靴底は、地面に接地するパーツ。
滑りにくい靴底
オールマイティFS32Lの靴底には、全面に滑りにくい素材が使用されていました。
滑りにくい素材は、ゴム系統の素材のため、重くなりますが安全性が向上します。
滑りにくさを生み出すには、素材だけではなく、形状も大事です。
オールマイティFS32Lは、溝(みぞ)が多く、溝の配置バランスも滑りにくいと感じました。
交換目安あり
オールマイティFS32Lの靴底には、交換目安がありました。
「ここまですり減ったら交換してください」というもの。
滑ることを防ぐために、交換目安はあります。
しかし滑りに関しては、使い方による部分が多いのと、環境に原因がある可能性も十分にありました。
どうしても環境で改善できないのであれば、滑るのは靴の責任でもありますが、まずは靴底だけじゃなく、滑らない環境づくりも重要でしょう。
買い替え目安を靴底に依存せず、滑りを感じられたら、買い替えましょう!
靴底まとめ
- メリット:滑りにくい
ミズノのオールマイティFS32Lのまとめ
当記事では、ミズノのオールマイティFS32Lをレビューしました。
女性向けのデザインと機能のあるプロスニーカーです。
安全性もJSAAのA種のため、特殊な環境でなければ使用できるでしょう。
念のため、現場の指定された安全性基準を確認して見てください。
それでは、下記より簡単に記事をまとめます。
オールマイティFS32Lのメリットは下記のとおり。
- 反射材あり
- つま先補強
- トーアップ
- 滑りにくい
- カカトが破れにくい
- ニットで通気性あり
- ゴム紐で、ほどけない
- ゴム紐でフィッティング性アップ
- マジックテープ1本で脱ぎ履きラクラク
- 全面マジックテープでサイズ調整しやすい
デメリットは2つありました。
- 粉が入る
- 汚れやすい
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