どーも、靴の仕事歴12年の松下智博です。
今回は、安全靴とセーフティーシューズ、スニーカーとの違いをご紹介!
リョクシン
結論から申し上げますと、JIS規格の合格品と先芯の有無です。
安全靴とセーフティーシューズの間にプロテクティブスニーカー(以下、プロスニーカー)というジャンルもありました。
プロスニーカーとの違いもご紹介します!
リョクシン
ぜひ、参考にしてみてください!
安全靴とセーフティーシューズ・スニーカーの違いとは?
安全靴とセーフティーシューズ、スニーカーの違いは、前述のとおりJIS規格の合格品かどうかです。
認定規格 | 素材の指定 | 生産工場の指定 | 性能の指定 | 特長 | ||||
安全靴 | JIS規格T8101 日本工業規格 | 本革 長靴はゴム | JIS認定工場の生産に限る | 先芯強度 剥がれにくさ等 | JSAAより安全性の基準が多い JSAAより耐久性の基準で厳しい 安全性基準はU→H→S→Lの順 ほとんどがS種の普通作業用が多い | |||
プロスニーカー プロテクティブスニーカー | JSAA規格 日本保安用品協会 | 本革 ゴム ニット 人工皮革 プラスチック | なし | 先芯強度 剥がれにくさ等 | 素材の自由度が高い 履きやすく実用的 安全性基準はA→Bの順 A種が普通作業用でそれ以上の安全基準がない | |||
セーフティー シューズ | なし | なし | なし | なし | 先芯が入っている 安全性の基準をクリアしていない 製品差がありクリアしていない可能性あり | |||
スニーカー | なし | なし | なし | なし | スポーツシューズなども含む靴のジャンル |
安全靴とはJIS規格T8101の安全基準をクリアした靴のこと。
逆を言えば、クリアしていない靴に関してはどんなに安全性の高い靴だとしても安全靴とは呼べません。
リョクシン
つま先に硬い芯が入って入れば安全靴という訳ではないんですねー
補足
JIS規格を合格していない靴で先芯が入っている靴の中でもJSAA規格をクリアしている靴をプロスニーカーと呼びます。
安全靴でもプロスニーカーでもない靴をセーフティーシューズや安全スニーカー、作業靴といいます!
注意
現在、作業性やファッション性からプロスニーカーを使用するケースの方が多いです。
現場で靴に対する安全性の指定があるので、そちらに従いましょう。
プロスニーカーのA種であれば、ほとんどの一般的な現場で働けるとは思います。
安全靴でないとダメな現場とは
安全靴の多くは黒か白色で本革でないといけません。
その理由の1つに下記があります。
本革の理由
- 高温の機械油が付着しても靴の中に入りにくい
- 火花が飛んで当たっても穴が開きにくい
自動車や製鉄工場など高温の機械油が付着する可能性がある現場があります。
また溶接の工程がある現場では火花が舞うでしょう。
リョクシン
そんな現場では安全靴をおすすめします。
補足
その他、安全靴やプロスニーカーについて知りたい方は下記の記事を参考にしてみてください!
もっと詳しく解説
【安全靴の人気おすすめランキング】50足履いたシューフィッターが厳選【最新】
安全靴とセーフティーシューズ、スニーカーの違いまとめ
当記事では、安全靴とセーフティーシューズ、スニーカーの違いについて解説しました。
実際には、現場で指定のある安全基準に合わせた靴を選びましょう。
リョクシン
最後までお読みいただきありがとうございました。
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