【ハイグリップNHS-700Nをレビュー】全方向に滑りにくいミドリ安全のコックシューズ

どーも、靴の仕事歴12年でシューフィッターの松下智博(@Kitchen_sneaker)です!

今回は、ハイグリップNHS-700Nについて解説します。

リョクシン
結論から申し上げますと、全方向に滑りにくいコックシューズでした。

「靴底が黒いコックシューズがほしい方」

「5色展開のあるコックシューズを探している方」

「全方向に滑りにくいコックシューズがほしい方」

「排水溝で滑りにくいコックシューズを探している方」

リョクシン
そんな方におすすめする製品です。

実際に履いてみて「細かいディテールが綺麗、履き心地がすこし硬めだがクッション性長持ち、滑りにくい」という感想を持ちました。

排水溝や全方向で滑りにくいコックシューズを探している方におすすめ!

この記事の著者

靴の仕事歴11年・シューフィッター

リョクシン(松下智博)

ryokushin

プロフィール

靴の仕事歴11年の松下智博です。作業靴メーカーでコックシューズを全国の食品工場や外食チェーン店へ営業してきました。シューフィッターの資格も取得しメーカー営業と販売員、シューフィッターの目線からコックシューズをレビューしています。Instagramもやってます。 プロフィール詳細

当ブログはメーカーからの商品提供はなく全て自費でレビューです。本記事には広告はふくまれています。

ハイグリップNHS−700Nとは?サイズ感を紹介

ハイグリップNHS-700Nとは、ミドリ安全が開発したコックシューズです。

ハイグリップNHS-700N

評価項目詳細
価格¥7,040~3,600
サイズ21.0~31.0cm
サイズ感普段履き比較:1.0cm小さめ推奨
コックシューズ比較:0.5cm小さめ推奨
カラー展開6色(白・黒・グレー・ピンク・ブルー・グリーン)
滑りにくさ★★★★☆(星4つ)
クッション性★★★★☆(星4つ)
耐久性★★★★☆(星4つ)
おすすめ
使用環境
外食店◎
食品工場◎
給食◯
ラーメン△→湯切りによる
粉モノでは滑る

ミドリ安全は、コックシューズ市場でナンバー1メーカー。

コックシューズをハイグリップシリーズとして多数ラインナップしています。

シンコーちゃん
ラインナップが多くて覚えられません。

ハイグリップNHS-700Nはミドリ安全の中でもハイスペック品

ハイグリップNHS-700Nは、ミドリ安全のコックシューズの中でもハイスペックの部類です。

滑りにくさは2番目でした。

メモ

1番はハイグリップNHF-700という製品なのですが、そちらは全方向と排水溝には未対応なようです。

リョクシン
つまり場合によっては、1番滑りにくいと言っても良いでしょう。

ハイグリップNHS-700N

色展開もコックシューズ市場で最大の5色展開です。

HACCP対応していました。

リョクシン
食品工場や給食事業所にオススメ!

サイズ感

ハイグリップNHS-700Nのサイズ感

ハイグリップNHS-700Nのサイズ感についてみていきましょう。

サイズ感

普段履きスニーカーとの比較:1.0cm小さめ推奨

他コックシューズとの比較 : 0.5cm小さめ推奨

ハイグリップとの比較 : 同じサイズ推奨

普段履きのスニーカーとは、ナイキやアシックスなどスポーツメーカーですね。

他のコックシューズは、ハイパーVやワークマン、シェフメイトなど。

メモ

ハイグリップはミドリ安全のコックシューズで、ミドリ安全は、サイズが大きいので別枠にしています。

リョクシン
ハイグリップの中でもサイズ感が違う製品がありますが、NHS-700Nは他のハイグリップの中でも通常です。

今、ハイグリップH-100CとH-800から買い替えようとしている方は、0.5cm大きめを推奨します。

筆者は、ハイグリップNHS-700Nは、26.5cmを選びました。

筆者の靴のサイズは、普段履きは27.5cmで、他のコックシューズは27.0cmです。

シンコーちゃん
ジャンルやメーカーでここまでサイズが異なるんだね。

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ハイグリップNHS-700Nをレビュー。メリットとデメリット解説

ここからは、ハイグリップNHS-700Nをレビューします。

実際に履いて感じたメリットデメリットは、下記でした。

メリット
  1. 細かいディテールが綺麗
  2. 6色展開でHACCP対応
  3. クッション性が長続き
  4. クッションが汚れにくい
  5. 排水溝に対応した靴底
  6. 全方向滑りにくい
  7. 黒のNHS-700Nは、靴底の色が黒
デメリット
  1. 履き心地が全体的にはじめ硬く感じた
  2. 汚れがつまりやすい

圧倒的にメリットの方が多いコックシューズでした。

しかし、メリットとデメリットの一覧だけでは、わかりにくいと思います。

メモ

そのため、ハイグリップNHS-700Nをパーツ別に解説しました。

リョクシン
靴は大きく分けて3つのパーツに分かれます。

靴のパーツ

  • アッパー
  • クッション
  • 靴底

この3つのパーツが靴のどこに当たるのかを図解しました。

靴はアッパーとクッション、靴底の3つのパーツがある

シンコーちゃん
なるほど!

これで靴のパーツについては理解できました。

それでは、先ほどのメリットとデメリットに触れながらパーツ別にレビューしていきます。

アッパー(通気性がわかる)

靴のパーツのアッパーは通気性とフィッティング性がわかる

まず、アッパーについて簡単に説明します。

アッパーは足を包みこむパーツ。

リョクシン
通気性フィッティング性耐久性やけど対策が求められます。

ハイグリップNHS-700Nのアッパーは、通常のポリウレタン素材

ハイグリップNHS-700Nのアッパーは、通常のポリウレタン素材です。

特に、目立った機能は感じられませんでした。

リョクシン
しかし、細かいディテールが綺麗でしたので紹介したいと思います。

甲ゴム

ハイグリップNHS-700Nの甲ゴムの素材感がよい

アッパーの足の甲に当たる部分を画像のようにめくると、甲ゴムという部位ができてます。

コックシューズは、靴ヒモやマジックテープがないため、サイズ調整において、甲ゴムが重要。

補足

ミドリ安全の製品は、安価品からハイスペック品まで全て、甲ゴムの素材感がよいです。

リョクシン
ゴムの質はもちろんのこと、ゴムの加工が綺麗でした。

安価品のコックシューズは甲ゴムがほつれている

画像は、他メーカーの製品ですが、縫製の糸が、「ほつれて」いますね。

ミドリ安全のコックシューズは、20足以上見ていきましたが、1足も「ほつれて」いるのを見たことがありません。

リョクシン
糸ほつれは、カビや異物混入の可能性があり気をつけるべきポイントです。

月型芯

画像では見えないのですが、アッパーの内部にカカトの形状を作り出す「月型芯」という部位があります。

この月型芯の素材の質も良いモノを使用しているのではないかと。

リョクシン
実際に触ってみるとわかりますが、しっかりしています。

アッパーまとめ

  • メリット①:細かいディテールが綺麗
  • メリット②:6色展開でHACCP対応
シンコーちゃん
細かいディテールが綺麗なのは、やはり大手である証拠でしょう。

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クッション(履き心地がわかる)

靴のパーツのクッションは履き心地がわかる

続いてクッションについて解説します。

クッションは、足の裏から体重や荷重を支えるパーツ。

リョクシン
疲れにくさ履き心地クッション性に大きく関係します。

クッション性が長続き

ハイグリップNHS-700Nは、EVAという素材を使用していました。

EVAは、プールで使うビート板に使われる素材で軽くて履き心地にすぐれる素材です。

補足

素材を構成する配合によって、大きく機能性が変わる素材。

リョクシン
ハイグリップNHS-700Nは、すこしだけ硬めで、クッション性が長続きするような配合だと感じました。

汚れにくい

クッション部分がツヤツヤしていました。よって汚れがつきにくいでしょう。

EVA素材を使用しているコックシューズの多くは、ツヤツヤしていません。

リョクシン
ザラつきのある感触で、汚れがつきやすい製品もありました。

インソール付

以前は入ってなかった気がしたのですが、インソールが入っていました。

とくに優れたクッション性は感じませんが、インソールが取り外せるようになったので、市販のお気に入りのインソールと交換できます。

クッションまとめ

  • メリット③:クッション性が長続き
  • メリット④:クッションが汚れにくい
  • デメリット①:履き心地がすこし硬め

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靴底(滑りにくさがわかる)

靴のパーツの靴底は、滑りにくさがわかる

最後に靴底について見ていきましょう。

靴底は地面に接地するパーツ。

リョクシン
滑りにくさに大きく関係します。

ハイグリップ・ザ・サードというミドリ安全の中でも2番目に滑りにくい靴底。

今、1番滑りにくいのは、ハイグリップ・ザ・フォースを搭載したハイグリップNHF-700です。

メモ

しかし、前述のとおりハイグリップNHF-700は、排水溝や全方向の滑りに強い訳ではありません。

リョクシン
状況によっては、ハイグリップNHS-700Nが1番滑りにくいということ。

溝がとても深く、滑りにくいのが特徴。

溝が深いので、汚れがつまりやすいデメリットもありますが、滑りにくさは持続しやすいです。

靴底の色がブラック

黒色のハイグリップNHS-700Nの靴底は、ブラックです。

靴底がブラックですと、マーキングと行って床を汚してしまう可能性があるのですが、そういった話を知り合いからも聞きません。

情報

むしろ、お客様の目に触れるお店の知り合いによると、靴底がオレンジや白、グレーはダサいし汚れが目立つので嫌だという意見がありました。

リョクシン
おそらく、靴底が黒いのはそういった声があったからでは無いかと推測しています。

靴底まとめ

  • メリット⑤:排水溝に対応した靴底
  • メリット⑥:全方向滑りにくい
  • メリット⑦:黒のNHS-700Nは、靴底の色が黒
  • デメリット②:汚れがつまりやすい

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まとめ:ハイグリップNHS-700Nは全方向滑りにくいコックシューズ

当記事では、イグリップNHS-700Nについて解説しました。

ハイグリップNHS-700Nは、ミドリ安全が開発したコックシューズです。

メモ

ミドリ安全は、コックシューズ市場でトップメーカー。

多数のコックシューズをラインナップする中で、2番目に滑りにくい製品でした。

排水溝や全方向の滑りにも対応していることからもハイスペック品であることがわかります。

リョクシン
転倒事故や滑りでお困りの飲食店の方におすすめ!

それでは、下記より簡単に記事をまとめます。

ハイグリップNHS-700Nを履いて感じたメリットは、7つありました。

メリット
  1. 細かいディテールが綺麗
  2. 6色展開でHACCP対応
  3. クッション性が長続き
  4. クッションが汚れにくい
  5. 排水溝に対応した靴底
  6. 全方向滑りにくい
  7. 黒のNHS-700Nは、靴底の色が黒

デメリットは、2つです。

デメリット
  1. 履き心地が全体的にはじめ硬く感じた
  2. 汚れがつまりやすい

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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