どーも、靴の仕事歴12年でシューフィッターの松下智博(@Kitchen_sneaker)です!
今回は、ハイグリップNHS-700Nについて解説します。
「靴底が黒いコックシューズがほしい方」
「5色展開のあるコックシューズを探している方」
「全方向に滑りにくいコックシューズがほしい方」
「排水溝で滑りにくいコックシューズを探している方」
実際に履いてみて「細かいディテールが綺麗、履き心地がすこし硬めだがクッション性長持ち、滑りにくい」という感想を持ちました。
排水溝や全方向で滑りにくいコックシューズを探している方におすすめ!
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ハイグリップNHS−700Nとは?サイズ感を紹介
ハイグリップNHS-700Nとは、ミドリ安全が開発したコックシューズです。
評価項目 | 詳細 |
価格 | ¥7,040~3,600 |
サイズ | 21.0~31.0cm |
サイズ感 | 普段履き比較:1.0cm小さめ推奨 コックシューズ比較:0.5cm小さめ推奨 |
カラー展開 | 6色(白・黒・グレー・ピンク・ブルー・グリーン) |
滑りにくさ | ★★★★☆(星4つ) |
クッション性 | ★★★★☆(星4つ) |
耐久性 | ★★★★☆(星4つ) |
おすすめ 使用環境 | 外食店◎ 食品工場◎ 給食◯ ラーメン△→湯切りによる 粉モノでは滑る |
ミドリ安全は、コックシューズ市場でナンバー1メーカー。
コックシューズをハイグリップシリーズとして多数ラインナップしています。
ハイグリップNHS-700Nは、ミドリ安全のコックシューズの中でもハイスペックの部類です。
滑りにくさは2番目でした。
1番はハイグリップNHF-700という製品なのですが、そちらは全方向と排水溝には未対応なようです。
色展開もコックシューズ市場で最大の5色展開です。
HACCP対応していました。
サイズ感
ハイグリップNHS-700Nのサイズ感についてみていきましょう。
普段履きスニーカーとの比較:1.0cm小さめ推奨
他コックシューズとの比較 : 0.5cm小さめ推奨
ハイグリップとの比較 : 同じサイズ推奨
普段履きのスニーカーとは、ナイキやアシックスなどスポーツメーカーですね。
他のコックシューズは、ハイパーVやワークマン、シェフメイトなど。
ハイグリップはミドリ安全のコックシューズで、ミドリ安全は、サイズが大きいので別枠にしています。
今、ハイグリップH-100CとH-800から買い替えようとしている方は、0.5cm大きめを推奨します。
筆者は、ハイグリップNHS-700Nは、26.5cmを選びました。
筆者の靴のサイズは、普段履きは27.5cmで、他のコックシューズは27.0cmです。
ハイグリップNHS-700Nをレビュー。メリットとデメリット解説
ここからは、ハイグリップNHS-700Nをレビューします。
実際に履いて感じたメリットとデメリットは、下記でした。
- 細かいディテールが綺麗
- 6色展開でHACCP対応
- クッション性が長続き
- クッションが汚れにくい
- 排水溝に対応した靴底
- 全方向滑りにくい
- 黒のNHS-700Nは、靴底の色が黒
- 履き心地が全体的にはじめ硬く感じた
- 汚れがつまりやすい
圧倒的にメリットの方が多いコックシューズでした。
しかし、メリットとデメリットの一覧だけでは、わかりにくいと思います。
そのため、ハイグリップNHS-700Nをパーツ別に解説しました。
靴のパーツ
- アッパー
- クッション
- 靴底
この3つのパーツが靴のどこに当たるのかを図解しました。
これで靴のパーツについては理解できました。
それでは、先ほどのメリットとデメリットに触れながらパーツ別にレビューしていきます。
アッパー(通気性がわかる)
まず、アッパーについて簡単に説明します。
アッパーは足を包みこむパーツ。
ハイグリップNHS-700Nのアッパーは、通常のポリウレタン素材です。
特に、目立った機能は感じられませんでした。
甲ゴム
アッパーの足の甲に当たる部分を画像のようにめくると、甲ゴムという部位ができてます。
コックシューズは、靴ヒモやマジックテープがないため、サイズ調整において、甲ゴムが重要。
ミドリ安全の製品は、安価品からハイスペック品まで全て、甲ゴムの素材感がよいです。
画像は、他メーカーの製品ですが、縫製の糸が、「ほつれて」いますね。
ミドリ安全のコックシューズは、20足以上見ていきましたが、1足も「ほつれて」いるのを見たことがありません。
月型芯
画像では見えないのですが、アッパーの内部にカカトの形状を作り出す「月型芯」という部位があります。
この月型芯の素材の質も良いモノを使用しているのではないかと。
アッパーまとめ
- メリット①:細かいディテールが綺麗
- メリット②:6色展開でHACCP対応
クッション(履き心地がわかる)
続いてクッションについて解説します。
クッションは、足の裏から体重や荷重を支えるパーツ。
クッション性が長続き
ハイグリップNHS-700Nは、EVAという素材を使用していました。
EVAは、プールで使うビート板に使われる素材で軽くて履き心地にすぐれる素材です。
素材を構成する配合によって、大きく機能性が変わる素材。
汚れにくい
クッション部分がツヤツヤしていました。よって汚れがつきにくいでしょう。
EVA素材を使用しているコックシューズの多くは、ツヤツヤしていません。
インソール付
以前は入ってなかった気がしたのですが、インソールが入っていました。
とくに優れたクッション性は感じませんが、インソールが取り外せるようになったので、市販のお気に入りのインソールと交換できます。
クッションまとめ
- メリット③:クッション性が長続き
- メリット④:クッションが汚れにくい
- デメリット①:履き心地がすこし硬め
靴底(滑りにくさがわかる)
最後に靴底について見ていきましょう。
靴底は地面に接地するパーツ。
ハイグリップ・ザ・サードというミドリ安全の中でも2番目に滑りにくい靴底。
今、1番滑りにくいのは、ハイグリップ・ザ・フォースを搭載したハイグリップNHF-700です。
しかし、前述のとおりハイグリップNHF-700は、排水溝や全方向の滑りに強い訳ではありません。
溝がとても深く、滑りにくいのが特徴。
溝が深いので、汚れがつまりやすいデメリットもありますが、滑りにくさは持続しやすいです。
靴底の色がブラック
黒色のハイグリップNHS-700Nの靴底は、ブラックです。
靴底がブラックですと、マーキングと行って床を汚してしまう可能性があるのですが、そういった話を知り合いからも聞きません。
むしろ、お客様の目に触れるお店の知り合いによると、靴底がオレンジや白、グレーはダサいし汚れが目立つので嫌だという意見がありました。
靴底まとめ
- メリット⑤:排水溝に対応した靴底
- メリット⑥:全方向滑りにくい
- メリット⑦:黒のNHS-700Nは、靴底の色が黒
- デメリット②:汚れがつまりやすい
まとめ:ハイグリップNHS-700Nは全方向滑りにくいコックシューズ
当記事では、ハイグリップNHS-700Nについて解説しました。
ハイグリップNHS-700Nは、ミドリ安全が開発したコックシューズです。
ミドリ安全は、コックシューズ市場でトップメーカー。
多数のコックシューズをラインナップする中で、2番目に滑りにくい製品でした。
排水溝や全方向の滑りにも対応していることからもハイスペック品であることがわかります。
それでは、下記より簡単に記事をまとめます。
ハイグリップNHS-700Nを履いて感じたメリットは、7つありました。
- 細かいディテールが綺麗
- 6色展開でHACCP対応
- クッション性が長続き
- クッションが汚れにくい
- 排水溝に対応した靴底
- 全方向滑りにくい
- 黒のNHS-700Nは、靴底の色が黒
デメリットは、2つです。
- 履き心地が全体的にはじめ硬く感じた
- 汚れがつまりやすい
最後まで読んでいただきありがとうございました。
シンコーちゃん
「もっとコックシューズについて知りたい」
そんな方に向けてコックシューズを徹底解説しました。
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