どーも、靴の仕事歴12年でシューフィッターの松下智博(@Kitchen_sneaker)です!
今回は、ハイグリップH-700Nについて解説しました。
「排水溝で滑りにくいコックシューズがほしい」
「コックシューズ市場で一番売れているコックシューズがほしい」
「大手外食チェーン店で採用されている実績のあるコックシューズを履きたい」
実際に履いてみて「排水溝でも滑りにくい、コスパ抜群、見た目が安い製品とは思えない」と効果を実感しました。
飲食店で働くことが決まった方で、どのコックシューズを購入したら良いか分からない方におすすめします!
ハイグリップH-700Nは普段履きスニーカーと比較して大きめ。
普段履きスニーカーとは、ニューバランスやプーマのこと。
普段履きスニーカーが27.5cmに対して26.5cmでした。
⇒他のコックシューズを見たい方はこちら!
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ハイグリップH-700Nとは?サイズ感や口コミをご紹介!
ハイグリップH-700Nは、ミドリ安全の開発したコックシューズです。
評価項目 | 詳細 |
価格 | ¥6,619~1,514 |
サイズ | 21.0~31.0cm |
サイズ感 | 大きめ。1サイズ小さめ推奨。 |
カラー展開 | 白・黒 ピンク ブルー グリーン |
滑りにくさ | ★★★☆☆(星3つ) |
クッション性 | ★★★☆☆(星3つ) |
耐久性 | ★★★★☆(星4つ) |
使用環境 | 外食店◎ 食品工場◎ 給食◯ ラーメン△→湯切りによる |
ミドリ安全は、コックシューズで市場シェアナンバー1。
ホームセンターなどのお店で販売することが少ないイメージです。
ミドリ安全さんは、販売店ではなくユーザーへ直接販売するメーカー。
インスタでも紹介しました!
ハイグリップH-700Nは、ミドリ安全のラインナップの中でも1番売れているコックシューズ。
その理由は、食品工場やチェーン店で制服として採用されているからでしょう。
サイズ感
ハイグリップH-700Nのサイズ感は大きめ。
アディダスなどの普段履きスニーカーと比較しています。
サイズ選びのご参考までに筆者の靴のサイズをご案内!
普段履きのスニーカー
- コンバース ⇒ 27.5cm
- オールバーズ ⇒ 27.0cm
- ニューバランス ⇒ 27.5cm
- アシックス・アキレス ⇒ 27.5cm
- ナイキ・アディダス・プーマ ⇒ 28.0cm
革靴
- リーガル ⇒ 26.5cm
- テクシーリュクス ⇒ 26.5cm
コックシューズ
- JCM ⇒ 27.0cm
- ハイパーV ⇒ 27.0cm
- シェフメイト ⇒ 27.0cm
- ハイグリップ ⇒ 26.5cm
- クッキングメイト ⇒ 27.5cm
靴のジャンルやメーカーによってサイズ感は変わります。
ぜひ、上記を参考にして選んでみてください!
ハイグリップH-700Nのレビューをパーツ別に解説。
ここからはハイグリップH-700Nを詳しくレビューします。
そんなハイグリップH-700Nを履いて感じたメリットとデメリットは、下記になります。
- コスパ抜群
- 月型芯の硬度がよい
- 排水溝でも滑りにくい
- キレイなアッパー素材
- 甲ゴムの質が良くキレイ
- EVAの中でもつぶれにくいクッション
- 履き心地がすこし硬い
- 滑りにくさに特化していない
メリットとデメリットを詳しく解説します。
各パーツ毎にレビューしました。
靴のパーツ
- アッパー
- クッション
- 靴底
この3つのパーツの内訳を図解しました。
上から順番にアッパーから見ていきましょう。
アッパー(通気性がわかる)
アッパーは、足を覆うパーツです。
通気性や足へのフィッティング性に大きく関係。
マットな質感
ハイグリップH-700Nのアッパーについて見ていきましょう。
ハイグリップH-700Nのアッパーは他のコックシューズと違い、ツヤ感がありません。
マッドな質感でツヤツヤしていないのがミドリ安全のコックシューズの特徴です。
完成度は高く感じます。
ミドリ安全の製品は、基本的にディテールが丁寧。
甲ゴム
足の甲の部分のアッパーをめくると甲ゴムというパーツが出てきます。
靴ヒモやマジックテープがないコックシューズでは足へのフィッティング性を高めるのに重要。
上記の画像は、他社製品になります。
糸が「ほつれている」のわかりますか?
ミドリ安全のコックシューズは問題なし!
月型芯
ミドリ安全のアッパーのディテールの高さですごいのは、月型芯の素材感です。
月型芯は、カカトのフィット感や安定性に関係。
アッパーの中に入っているため画像ではわかりません。
丁寧に作られている
アッパーはこうして上から見ても本当にディテールが綺麗。
ベトナムやミャンマーで生産しているようです。
アッパーまとめ
- メリット:キレイなアッパー素材
- メリット:甲ゴムの質が良くキレイ
- メリット:月型芯の硬度がよい
クッション(履き心地がわかる)
クッションは、足の裏から体重を支えるパーツです。
基本的には、地面に接地しません。
地面に接地するパーツは靴底!
クッションはEVA素材
ハイグリップH-700Nのクッションについて見ていきます。
ハイグリップH-700Nのクッション素材は、EVAという素材。
EVAはプールで使用されるビート板に使用されています。
軽量でクッション性のある素材。
クッション効果が長続き
EVAの特徴は、素材の配合によって機能が大きく変わること。
ハイグリップH-700Nはクッション効果を長続きさせる硬めな印象でした。
インソール入り
ハイグリップH-700Nはインソール入り。
クッション素材自体は硬めでしたが、インソールは違いました。
硬さの違う素材をクッションに用いることで履き心地がアップする効果があります。
インソールの裏面はこんな感じ。
通気口があり靴内部の換気をうながします。
クッションの側面が汚れにくい
ハイグリップH-700NのEVAクッションは、汚れの取れやすい。
一般的なEVA素材のクッションの表面には、微細な穴があります。
ハイグリップH-700Nは、微細な穴がなく、ツルツルで汚れにくい。
これは他社の別の製品なのですが、クッションに溝がありました。
ただでさえ、EVAは汚れやすいのにも関わらず、さらに溝があると汚れやすくなります。
ハイグリップH-700Nは、溝もなければ、微細な穴もありません。
クッションまとめ
- メリット:EVAの中でもつぶれにくいクッション
- メリット:汚れが取れやすいクッション
- デメリット:履き心地がすこし硬い
靴底(滑りにくさがわかる)
最後に靴底について解説します。
靴底は地面に接地するパーツ。
多機能な靴底
ハイグリップH-700Nの靴底を見ていきましょう。
滑りにくさはもの凄い高いわけではありません。
排水溝の上で活躍
ハイグリップH-700Nの靴底は、排水溝の上でも活躍。
一般的なコックシューズよりも、排水溝で靴底が、「かけにくい」という機能がありました。
排水溝の形状の相性が悪いと、滑ったり靴底が欠けることもあるので注意が必要。
スリップサイン
またハイグリップH-700Nには、スリップサインがあります。
スリップサインとは、「ここまで靴底がすり減ったら買い換えてください」っという交換目安。
あくまで目安・・・
しかし、私の個人の意見として、スリップサインには反対ですね。
スリップサインの買い替え目安の設定が、「え、ここまですり減っても大丈夫?」という感想を持ちました。
ハイグリップH-700Nの口コミ・レビューをまとめます!
当記事では、ミドリ安全のハイグリップH-700Nについて解説しました。
ミドリ安全は、コックシューズ市場ナンバー1メーカー。
ミドリ安全の中でも一番売れている製品がハイグリップH-700N(筆者の目視)。
しかし、それだけ外食チェーン店で履かれている実績のある製品であることは確実。
それでは簡単に記事をまとめます。
ハイグリップH-700Nのメリットは、7つありました。
- コスパ抜群
- キレイなアッパー素材
- 甲ゴムの質が良くキレイ
- 月型芯の硬度がよい
- EVAの中でもつぶれにくいクッション
- 汚れが取れやすいクッション
- 排水溝でも滑りにくい
デメリットは2つです。
- 履き心地がすこし硬い
- 滑りにくさに特化していない
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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