【破損しにくいコックシューズを徹底解説】剥がれにくいコックシューズはコレだ!

どーも、靴の仕事歴12年でシューフィッターの松下智博(@Kitchen_sneaker)です!

今回は、破損しにくいコックシューズについて解説。

リョクシン
結論から申し上げますと破損しにくいコックシューズはあります。

「数日間で靴底が剥がれた」

「すぐに破れて水が入ってくる」

「コックシューズで半年持たない製品ばかり」

リョクシン
そんな方におすすめな記事になりました。

実際に破損しにくいコックシューズ試してみて、「1年近く履けた、滑りにくさも持続、臭いにくい」と満足した製品ばかり。

コックシューズの破損でお悩みの方におすすめします。

 

この記事の著者

靴の仕事歴11年・シューフィッター

リョクシン(松下智博)

ryokushin

プロフィール

靴の仕事歴11年の松下智博です。作業靴メーカーでコックシューズを全国の食品工場や外食チェーン店へ営業してきました。シューフィッターの資格も取得しメーカー営業と販売員、シューフィッターの目線からコックシューズをレビューしています。Instagramもやってます。 プロフィール詳細

当ブログはメーカーからの商品提供はなく全て自費でレビューです。本記事には広告はふくまれています。

コックシューズの破損とは?その原因を解説!

コックシューズの破損ってどんなものなのかを、コックシューズのユーザーさんのTwitterをお貸りして紹介!!

上記は、アッパーとクッションという部位の剥がれですね。

靴底ではありません。

この破損には、完全に対応できる製品がありますので、後ほどご紹介します。

 

こちらもアッパーとクッションの剥がれですね。

それに加えて、アッパーという足を包み込むパーツも破れてしまっています。

 

コレは靴底剥がれになります。

先ほどのアッパーとクッションは接着されていますね。

クッションと靴底の剥がれが確認されます。

こちらは、接着不良ではないかなと。

一見、アッパーとクッションが剥がれているように感じます。

しかし、クッション側がツルツルなのわかりますか?

リョクシン
接着する面は、「バフがけ」と言ってザラザラさせる必要があるのです。

そのバフがけが見えませんね。

バフがけ忘れは、製品の不良品なケースが多いでしょう。

 

コックシューズが破損してしまう原因

以上のようにコックシューズは水や油、洗剤などを浴びながら毎日使用されるので、壊れやすいのです。

普段履きのスニーカーとは比較にならないような環境でしょう。

しかし、破損の原因は環境や履く頻度だけではありません。

リョクシン
作り方や素材を工夫することで長持ちするコックシューズもありました。

ここでは、破損する原因を簡単に解説します。

破損する原因は、結論から申し上げますと、外で履くスニーカーと同じ製造方法だから。

市場のスニーカーの多くは、接着剤を使用するセメント製法という製造方法で作られます。

ナイキやアディダス、ニューバランス、プーマ、アシックスなどの新しい製品は、ほとんどセメント製法です。

セメント製法は、人の手で作られるため、どうしても個体差が出てしまう・・・

その結果、接着のムラが出てしまい剥がれてしまうのです。

リョクシン
接着面に空気層があるイメージ!

 

破損しにくいコックシューズを紹介します。

ここからは、破損しにくいコックシューズを紹介。

破損の原因であった、個体差や接着する場所に空気層が少ない製品です。

下記のとおり。

破損しにくいコックシューズ

  • シェフメイトグラスパーCG-002
  • シェフメイトα-4000
  • ウィンジョブCP-303
  • ハイグリップH-100C
  • JCMコックシューズ
  • イーシスのコックシューズ

詳しく見ていきましょう。

シェフメイトグラスパーCG-002

シェフメイトグラスパーCG-002は、弘進ゴム株式会社が開発したコックシューズ。

日本素材にして日本製という耐久性の高いコックシューズです。

作り方も先ほどご紹介しました、セメント製法ではなく、一体成型という作り方。

過酷な環境でも剥がれない

グラスパーはしゃがめる

画像は、コックシューズの破損で困っていた三重県にある摩天楼さんという中華店で履いてもらった画像です。

わざと、洗わずに過酷な環境にして履いてもらいました。

摩天楼さんは、かなり耐久性が高く、驚かれていましたね。

一体成型

一見、その辺のコックシューズと同じですが、作り方が違います。

接着剤だけに頼らない作り方で、人の手ではなく、機械で作っていました。

靴はアッパーとクッション、靴底の3つのパーツがある

セメント製法の場合には、靴のパーツをそれぞれ別に製造します。

その後に接着材を使用して貼り付けするイメージ。

一体成型は、クッションだけ製造せずに、アッパーと靴底だけ作ります。

アッパーと靴底を機械にセットして、クッション部分を液体で流しこみ、一気に液体を固める感じ。

リョクシン
液体が流し込まれたら、接着する部分に空気層がありません。

その結果、剥がれにくいのです!

シェフメイトグラスパーCG-002は、その一体成型に加えて、日本素材を使用。

結果、耐久性がとんでもなく高くなりました。

リョクシン
価格も全然高くありません。

おすすめしたい1足です。

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シェフメイトα-4000

シェフメイトα-4000の全体像

シェフメイトα-4000も弘進ゴムが開発したコックシューズです。

こちらもシェフメイトグラスパーCG-002と同じ素材で同じ作り方の製品。

違いは、スペックがダウンしている点です。

リョクシン
価格が安くなっています。

クッションが、薄底なので、履き慣れないと疲れを感じます。

ですので、正直なところシェフメイトグラスパーCG-002がおすすめ!

しかし、動きやすさは高いので、常に動き続けているフロア担当の方には、良いかもしれません。

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ウィンジョブCP-303

ウィンジョブCP-303の全体像

ウィンジョブCP-303は、アシックスが開発したコックシューズ。

アシックスは、日本を代表するスポーツメーカーです。

滑りにくさはもちろんのこと、履き心地もバッチリでした。

作り方は、セメント製法です。

しかし、一流メーカーのセメント製法は、技術の進歩とともにアップデートされていました。

なんと、クッション部分を作る時に同時に、靴底も圧着してしまうのです。

液体で流しこむのが、一体成型の最大のメリットでしたが、そのメリットをセメント製法で、取り入れているとお考えください。

アシックス ウィンジョブcp-303 靴底の拇指球下

上記は、ウィンジョブCP-303を営業として1年ほど歩いた靴底の画像です。

全然すり減っていませんね。

それだけ滑りにくさも長持ちします。

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ハイグリップH-100C

ハイグリップh-100Cの全体像

ハイグリップH-100Cは、ミドリ安全が開発したコックシューズです。

ミドリ安全は、コックシューズ市場でナンバー1のメーカーさん。

多数のコックシューズをラインナップしています。

わかりにくいのですが、クッションと靴底が1枚の同じ素材で作っています。

そのため、クッションと靴底が剥がれようがありません。

ですので、セメント製法ではあるものの、耐久性が高いと言えますね。

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JCMコックシューズ

JCMコックシュズを右横から見た画像

JCMコックシューズは、業務用の厨房機器のメーカーがJCMが開発したコックシューズ。

JCM社は、業界最安値を企業コンセプトとしている会社さん。

コックシューズも業界最安値を競っています。

JCMコックシューズの靴底

先ほどのハイグリップH-100C同様に、クッションと靴底が同じ素材です。

また、作り方はセメント製法ではなく、一体成型。

一体成型であり、クッションと靴底が同じ素材なので耐久性は高いです。

リョクシン
ただし、滑りにくさで劣ります。

価格が安いので、多少のデメリットはありました。

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イーシスのコックシューズ

イーシスのコックシューズは、イーシスユニフォームという白衣の会社が開発した製品。

こちらもJCMと同様の作り方と構造のコックシューズ。

JCMに比べて、軽いのですが、クッション性はJCMでしょうか。

リョクシン
価格は安いものの、滑りにくさに難がありました。

価格が安いので仕方のないことでしょう。

滑りで困っていない方におすすめします。

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破損しにくいコックシューズの紹介まとめ

当記事では、破損しにくいコックシューズについて紹介しました。

破損しにくいコックシューズは作り方と素材、構造で選びましょう。

また、当記事を参考にしても破損で困るという方がおられましたら、メールください。

リョクシン

一緒に対応策を考えさせてください。

ryokushin609@gmail.com

それでは、下記簡単に記事をまとめます。

破損しにくいコックシューズは下記のコックシューズでした。

破損しにくいコックシューズ

  • シェフメイトグラスパーCG-002
  • シェフメイトα-4000
  • ウィンジョブCP-303
  • ハイグリップH-100C
  • JCMコックシューズ
  • イーシスのコックシューズ

最後までお読みいただきありがとうございます。

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