どーも、靴の仕事歴12年でシューフィッターの松下智博(@Kitchen_sneaker)です!
コックシューズって蒸れますよね?
その理由は、防水性を高めるため通気口をなくしているためです。
ですので、題名は「蒸れない」としましたが、正直なところ蒸れないコックシューズはありません。
しかし、”蒸れにくい”コックシューズはあります!!
「少しでも蒸れにくいコックシューズがほしい」
「コックシューズのニオイを何とかしたい」
タップできる目次
なぜコックシューズは蒸れるのか?
なぜコックシューズは蒸れるのでしょう?
その理由は、下記になります。
蒸れる理由
- 防水性を高めるために、通気口がない
- 裏布(ライニング)が汗を吸い取り、翌日まで乾燥していない
詳しく見ていきましょう!
①防水性を高めるため通気口がない
前述のとおり、コックシューズは防水性が必要。
そのため、ランニングシューズのメッシュ素材や、サンダルのような穴あきは許されません。
ただし、後ほど紹介しますが通気口のあるコックシューズはあります。
そうすれば、水は入ってくるかもしれませんが、蒸れにくくなるでしょう!
②裏布(ライニング)が汗を吸い取り、翌日履くまでに乾燥していない。
コックシューズの蒸れる理由の1つに、裏布(ライニング)の問題があります。
裏布とは、コックシューズの内部の裏側の素材。
画像の部分ですね。
汗・結露を吸ってもよいのですが、1日では渇きません。
とくにつま先は、外気に触れませんから。
蒸れるとまず、靴下が濡れるのはつま先からですよね?
よって、裏布が汗・結露を「吸いにくい」もしくは「渇きやすい」ことが重要。
そんなコックシューズもあります!
以降蒸れにくいコックシューズを見ていきましょう!
蒸れにくいコックシューズをご紹介!
靴オタクが蒸れにくいコックシューズを紹介!!
下記になります。
蒸れにくいコックシューズ
- ハイグリップH-720
- キッチンスター03
- シェフメイトα-7000
- シェフメイトグラスパーCG-002
詳しく見てきましょう!
ハイグリップH-720
コックシューズの№1メーカーミドリ安全の製品です。
ハイグリップH-720は、コックシューズのタブーである通気口付き。
全く、通気口のないコックシューズに比較して蒸れにくさはあるでしょう!
クッション性もEVAという軽量で柔らかい素材を使用。
靴底も滑りにくく、グレーチング(排水溝)でも滑りにくいです。
キッチンスター03
キッチンスター03は、ムーンスターが開発したコックシューズ。
ムーンスターは、コンバースの国内総代理店をしている靴メーカーです。
日本製のコンバース製品も生産しています。
キッチンスター03も先ほどのハイグリップH-720と同じく、通気口があります。
これにより、通気口がないコックシューズに比べて通気性がありました。
履き心地もさすが、ムーンスターといった感じです。
滑りにくさもあるので、ぜひ試して見てください。
シェフメイトα-7000
シェフメイトα-7000は、国産のコックシューズです。
メーカーは長靴のトップメーカー弘進ゴム!!
弘進ゴムは、国産のコックシューズを多数ラインナップしています。
かなり長い間、発売されています。
その特徴は、裏布(ライニング)がないこと。
裏布がないことで、汗や結露を吸収しにくく、乾燥しやすいのです。
靴底がすり減りやすいのが弱点ですが、その分クッション性は抜群。
ぜひ一度履いてほしい1足になります。
シェフメイトグラスパーCG-002
シェフメイトシリーズの最高峰!!
滑りにくさやクッション性、耐久性すべてに最高ランクです。
価格もそこまで高くなくオススメ。
素材が一緒でした。
シェフメイトα-7000の弱点は、靴底がすり減りやすいこと。
シェフメイトグラスパーCG-002は靴底がすり減りにくいです!
蒸れないコックシューズのまとめ
当記事では、蒸れにくいコックシューズについて解説しました。
「蒸れにくさ」とコックシューズは永遠のテーマですね。
なかなか蒸れを改善できる製品は開発できないでしょう!
下記、簡単に記事をまとめます。
コックシューズが蒸れる理由は、2つありました。
蒸れる理由
- 防水性を高めるために、通気口がない
- 裏布(ライニング)が汗を吸い取り、翌日まで乾燥していない
蒸れにくいコックシューズは、4点です。
蒸れにくいコックシューズ
- ハイグリップH-720
- キッチンスター03
- シェフメイトα-7000
- シェフメイトグラスパーCG-002
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