- ワークマンで話題になっているコックシューズについて知りたい方。
- 雨の日にコックシューズを履くこと検討している方
どーも、靴の仕事歴12年でシューフィッターの松下智博(@Kitchen_sneaker)です!
わたしも驚いたのですが、コックシューズがブームなようですね(笑)
発端は、ワークマンがアパレル業界に参入したこと。
連日連夜テレビで特集されていますね。
なんでも、雨の日用の靴としてコックシューズが評価されているようです。
今回は、コックシューズオタクのわたしが雨の日に最適なコックシューズを紹介。
タップできる目次
コックシューズは雨の日の最適? 防水性は?
そもそも本当にコックシューズが、雨の日に最適なのか解説します。
まずは、コックシューズが雨の日に向いている理由を見ていきましょう。
下記になります。
- 靴底が滑りにくい
- 通気口がない
詳しく見ていきましょう。
靴底が滑りにくい
コックシューズは、靴底が滑りにくい形状をしています。
その理由は、キッチンや食品工場の床面には、水や油が多く滑るから。
しかも床面が、衛生面の関係でツルツルしている場所が多いんですね。
雨の日に注意が必要なのは、コンビニや地下鉄の通路、駅のホームなど室内。
ツルツルした床に水滴が落ちることで滑りやすくなるのです。
そのような環境ではコックシューズは効果抜群。
滑りにくいでしょう!
スポーツシューズや一般の靴では滑る?
スポーツメーカーのスニーカーや大手の靴屋の靴はどうでしょうか?
おそらく、滑ります。
その理由は、スポーツメーカーのスニーカーは滑るようにも設計されてるから。
スタンスミスやオールスターといった人気スニーカーです。
人気スニーカーは、そもそもスポーツ専用の靴であったことが多い。
スポーツ専用の靴は、「滑りたいときに滑る」ことが重要。
テニスやバスケットボールもグリップしすぎる靴ですと、逆にプレイしにくいのです。
だから若干滑るような靴底になっているので滑るのでしょう。
コックシューズは、スポーツシューズとは異なり滑りにくさだけ重視。
滑りにくさに特化した靴が一般の靴屋に売っていないわけですね。
雨の日用としてコックシューズが流行するのもわかります。
通気口がない
コックシューズには、通気口がありません。
工場やキッチンで使用すため、防水性が求められるからです。
よって、雨の日には向いているでしょう。
ランニングシューズのようにメッシュ素材がありませんから。
靴ヒモやマジックテープもないので、縫い目も少ないですね。
コックシューズが雨の日に向かない理由
次に雨の日に向いていない理由も見ていきましょう。
下記、2つになります。
- 完全防水ではない
- 丈が短い
- 凍結路面は滑る。
詳しく見ていきましょう。
完全防水ではない
実は、コックシューズは完全防水ではありません。
加えて、防水仕様でもないのです。
「通気口がない結果、水が入ってきにくい」
というだけなのです。
台風やゲリラ豪雨では、あまり効果をなさないでしょう。
水が靴の中に入ってくるはずです。
丈が短い
コックシューズは、そもそもスニーカーです。
当たり前ですが、「丈が短い」
ということは、長靴に防水性では、かないません。
実は、メーカーによってはハイカットもあります。
しかし、食品工場や大手の麺類外食チェーン店の専用品で一般の人は購入できません。
もし、そのハイカットのコックシューズが防水仕様であれば、最強ですね。
凍結路面は滑る。
コックシューズは、凍結した路面では滑ります。
その理由は、コックシューズは水と油でのみ滑りにくいから。
凍結路面での滑りにくさと水・油での滑りにくさは違うのです。
結構、間違って購入してる人多いですね。
気をつけましょう。
そして、周りの方にも教えてあげてください。
妊婦さんが凍結路面OKと思って購入しないようにしないと!
雨の日におすすめなコックシューズ
ここからは、雨の日におすすめするコックシューズを紹介。
下記、5製品になります。
- シェフメイトα-100
- グリップキング
- ハイグリップH-900
- シェフメイトα-150
- ハイグリップH-950M
それぞれ解説記事があります。
当記事では、簡単に見ていきましょう。
通勤におすすめ『シェフメイトα-100』『グリップキング』
『シェフメイトα-100』と『グリップキング』は、通勤におすすめです。
何より安いのがよいところ。
雨に日用であまり履かないのに、高級な靴はいりませんね。
シェフメイトα-100は、裏布がすこし厚手で若干あたたかいです。
グリップキングは、コックシューズ業界の中でもトップクラスの滑りにくさ。
しかも安いので超オススメです。
シェフメイトα-100の解説記事はこちら↓
【解説記事】https://worksneaker.com/シェフメイトα-100/
グリップキングの解説記事はこちら↓
【解説記事】https://worksneaker.com/【レビュー】滑りにくいのに安い!グリップキン/
滑りにくいパンプス『ハイグリップH-900』
突然ですが、パンプスって滑りませんか?
しかも革製なんて雨でダメにしてしまいます。
『ハイグリップH-900』は、パンプスの形状のコックシューズ。
外で履いていてもコックシューズだとわかりませんね。
下手したら、本家のパンプスより良いかもしれません。
通学におすすめ!『シェフメイトα-150』『ハイグリップH-950M』
『シェフメイトα-150』と『ハイグリップH-950M』はローファーコックシューズ。
見た目はローファーですが、靴底が水・油でしっかりグリップします。
本家の学生靴ってすべりませんか?
雨の日の地下鉄やコンビニで滑っている高校生よくみます。
まだ若くて運動神経もよいので、派手に転倒する可能性は低いでしょう。
しかし、部活の大事な試合の前にケガしたら大変ですね。
ぜひ学生さんも雨の日ようにコックシューズを履いてみてください!
ハイグリップH-950Mの解説記事はこちら↓
【解説記事】https://worksneaker.com/ハイグリップh-950/
まとめ
当記事では、雨の日におすすめするコックシューズを紹介しました。
コックシューズが防水ではなかったことに驚きませんでした?
雨の日向いている点もありますが、向いていない点もあります。
台風や冬場の凍結路面には向いていないので気をつけましょうね!
それでは、簡単に記事をまとめます。
コックシューズが雨の日に向いている理由は、2つ。
- 靴底が滑りにくい
- 通気口がない
雨の日に向いていない理由は、3つありました。
- 完全防水ではない
- 丈が短い
- 凍結路面は滑る。
雨の日におすすめするコックシューズは下記5点です。
- シェフメイトα-100
- グリップキング
- ハイグリップH-900
- シェフメイトα-150
- ハイグリップH-950M
【通勤向け】
【OLさん向け】
【学生向け】
最後まで読んでいただきありがとうございました。
下記、関連記事も是非よろしくお願いします。
「コックシューズ全般について知りたい」
そんな方に向けてコックシューズ全般を解説した記事があります。