どーも、靴の仕事歴12年でシューフィッターの松下智博です。
今回は、アシックスのコックシューズ「ウィンジョブCP303」について解説しました。
「疲れにくいコックシューズがほしい」
「ヨコ滑りに対応したコックシューズを探している」
「安全タイプで履きやすいコックシューズがほしい」
実際に履いてみて「疲れにくい、ヨコ方向も滑りにくい、安全靴のように芯が入っているとは思えない」と大満足でした。
価格がすこし高いのですが、耐久性がとても高くランニングコストに優れますのでオススメ!
コンバースやナイキなどの普段履きスニーカーと同じサイズでOK。
普段履きスニーカーが27.5cmですが、ウィンジョブ®︎CP303も27.5cmでした。
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アシックスのコックシューズ「ウィンジョブCP303」の販売店や口コミ、サイズ感を紹介!
アシックスがコックシューズを開発していたのご存知ですか?
評価項目 | 詳細 |
価格 | ¥9,612~ |
サイズ | 23.0~30.0cm |
サイズ感 | 普段履き比較:同じサイズ推奨 コックシューズ比較:0.5cm大きめ推奨 |
カラー展開 | 白・黒 |
滑りにくさ | ★★★★★(星5つ) |
クッション性 | ★★★★★(星5つ) |
耐久性 | ★★★★☆(星4つ) |
使用環境 | 外食店◎ 食品工場◎ 給食◯ ラーメン△→湯切りによる ※粉では滑る |
今までのコックシューズとは違うデザインと機能性で、さすがアシックスの一言でした。
アシックスは、日本発で世界でもトップクラスのスポーツメーカーです。
口コミ
Twitterでの評判もよいですね!
前述のとおり見た目が今までのコックシューズと全く違いカッコイイ。
ウィンジョブCP303のココがすごい!
ウィンジョブCP303のココがすごい | |
モノソック | ストレッチ素材が足にフィット |
マジック テープ | マジックテープでサイズを調整 |
滑りにくい | タテヨコ斜めの全方向に滑りにくい |
すり減り にくい | 1年以上履いたがすり減にくく長持ち |
ウィンジョブCP303は、価格が高いだけではありません。
上記のように機能性が高く1度履いたら他は履けません。
モノソックによりフィッティング性がとても高いのが特長。
今までのゆるゆるのコックシューズとは、履き心地が違います。
履き慣れるまで時間がかかりますが、慣れたら他のコックシューズは履けません。
また靴底がタテヨコ斜めの全方向に滑りにくいのはアシックスだけです。
販売店
あまり店舗では販売されていないとのこと。
現場ではamazonや楽天、Yahooなど通販サイトをおすすめします。
サイズ感
ウィンジョブCP303のサイズ感は、普段履きスニーカーと同じでOK。
普段履きスニーカーとは、ナイキやアディダスなどアパレル品です。
サイズ選びのご参考までに筆者の所持している靴のサイズをご案内!
普段履き(ユニクロの靴下を着用)
- ニューバランス『574』 ⇒ 27.5cm
- ニューバランス『996』 ⇒ 27.5cm
- ナイキ『エアマックス』⇒ 27.5cm
- アシックス『ゲルカヤノ』 ⇒ 27.5cm
- アディダス『スタンスミス』⇒27.5cm
- コンバース『オールスター』 ⇒ 27.5cm
- ホカオネ『クリフトン』⇒ 27.5cm(ワイド)
- ホカオネ『ボンダイ6』⇒ 28.0cm(ノーマル)
革靴(薄手のビジネスソックスを着用)
- リーガル ⇒ 26.5cm
- テクシーリュクス ⇒ 26.5cm
コックシューズ(ユニクロの靴下を着用)
- JCMコックシューズ ⇒ 27.0cm
- ウィンジョブCP303 ⇒ 27.5cm
- シェフメイトα-100 ⇒ 27.0cm
- ハイグリップH-700N ⇒ 26.5cm
- ハイグリップH-100C ⇒ 27.0cm
- クッキングメイト003 ⇒ 27.5cm
- クッキングメイト100 ⇒ 27.5cm
※足は狭めです。
※ユニクロの靴下は定番モデルで厚みは普通。
サイズ感は靴のジャンルやメーカー、靴下によっても変わります。
ご自身の足のサイズは決めつけず、上記を参考にしてみてください!
アシックスのコックシューズ「ウィンジョブCP303」を詳しくレビュー。
ここからは、アシックスのコックシューズ「ウィンジョブCP303」を詳しくレビューします。
実際に履いてみて感じたメリットとデメリットは下記のとおり!
- 動きやすい構造
- クッション性が高い
- アーチサポート形状
- 横方向も滑りにくい
- 靴底がすり減りにくい
- 足にしっかりフィットする
- α-GELで長時間の疲れにくい
- 見た目がコックシューズぽくない
- 軽くて強度の高い先芯が入っている
- 溝が深くないのでゴミが詰まりにくい
- コックシューズ市場でトップの滑りにくさ
- マジックテープでフィッティング性アップ
- 蒸れる
- 履きはじめ慣れが必要
メリットとデメリットを詳しく解説するためにパーツ別に見ていきましょう。
靴は大きく分けて3つのパーツに分けることが可能です。
靴のパーツ
- アッパー
- クッション
- 靴底
この3つのパーツを図解しました。
上から順番にアッパーからみていきましょう。
アッパー(通気性がわかる)
まずアッパーから見ていきます。
アッパーは、足を包みこむパーツ。
今までにないデザイン
ウィンジョブCP303は、一般のコックシューズとは異なるデザインと機能でした。
まず、一見コックシューズっぽくないのが良いですね。
足にフィットするモノソック構造
履き口には、モノソックというストレッチ素材がありました。
モノソックにより足にしっかりフィットします。
マジックテープで更にフィッティング性アップ
コックシューズではめずらしくマジックテープがありました。
マジックテープはフィッティング性がアップします。
しかし、マジックテープって衛生面で気になりますよね?
貼る側の方より貼られる側の方が小さいので、カバーされるため汚れにくいのでようです!
つま先に安全靴のような芯が入っている
つま先に安全靴のように先芯が入っていました。
足元を保護するためです。
JSAAという作業靴の安全性を保障する団体があります。
その基準で最高の安全基準をA種をクリア。
アッパーまとめ
- メリット:足にしっかりフィットする
- メリット:見た目がコックシューズぽくない
- メリット:軽くて強度の高い先芯が入っている
- メリット:マジックテープでフィッティング性アップ
- デメリット:蒸れる
- デメリット:モノソックが履きはじめ慣れが必要
どのコックシューズでも同じですが、蒸れやすいとは感じました。
先芯は入っていることを忘れさせるくらいに軽く感じます。
クッション(履き心地がわかる)
続いてクッションについて解説します。
クッションは足の裏から体重や荷重を支えるパーツ。
ウィンジョブCP303のクッションは、疲れにくいです。
クッションの素材は、EVAというスポンジ素材。
EVAは素材の配合によって機能が大きく変わります。
安価品や高級スニーカーでもEVAは使用されていますが、違いは配合によるもの。
靴メーカーはEVAの配合は、履き心地の評価に直結するので、研究しています。
とくにスポーツシューズは選手のパフォーマンスに大きく影響するもの。
リョクシン
くじきにくい形状
アシックスのコックシューズ『ウィンジョブCP-303』は安定性の高いクッション形状。
一般的に、クッション素材に厚みのある厚底の靴は、足をくじく可能性があります。
ウィンジョブCP303は、クッション素材が靴底にいくに連れて広がった形状。
この形状はくじきにくくする効果がありました。
SRBインソール入り
アシックスのスポーツシューズに採用されているSRBインソールが入っていました。
SRBがなんの略だったかを展示会でアシックスの営業の方に5回くらい聞いたのですが、また忘れましたねw
動きやすい
クッション素材にフレックスグルーヴという切れ目が入っています。
つま先側が重要で、しゃがんだ時や歩くときに活躍。
α-GELで疲れにくい
カカトの下あたりにα-GELというシリコン状のクッション素材が入っていました。
シリコンのため、クッション素材が潰れにくく、クッション性が長続きします。
クッション素材は複数の素材を使用することで衝撃が吸収されます。
ウィンジョブCP303はEVAとシリコンによる衝撃吸収で履き心地がよい!
クッションまとめ
- メリット:クッション性が高い
- メリット:動きやすい構造
- メリット:アーチサポート形状
- メリット:α-GELで長時間の疲れにくい
靴底(滑りにくさがわかる)
最後に靴底について見ていきましょう。
靴底は、地面に接地するパーツ。
滑りにくさナンバー1
ウィンジョブCP303の滑りにくさはコックシューズ市場でトップでした。
今まで数十足のコックシューズを履いてきましたが、圧倒的です。
横方向にも滑りにくい
今までのコックシューズはヨコ方向でも滑りにくい製品がありませんでした。
ウィンジョブCP303は、ヨコ方向で滑りにくいです。
今まで「全方向に滑りにくい」と表記してきたコックシューズは多数あります。
しかし、どれもユーザーさんが納得するレベルではありませんでした。
すり減りにくい
ウィンジョブCP303の靴底はすり減りにくい!
1年近く、屋外で使用しましたがカカトのすり減りもこの程度でした。
さらに、溝が深くないので、ゴミが詰まりにくいのもよいところ。
靴底まとめ
- メリット:横方向も滑りにくい
- メリット:靴底がすり減りにくい
- メリット:溝が深くないのでゴミが詰まりにくい
- メリット:コックシューズ市場でトップの滑りにくさ
スポーツメーカーのアシックスさんがここまで滑りにくい靴底を開発できると思っていませんでした。
労災対策に最適でしょう。
アシックスのコックシューズ『ウィンジョブCP303』の口コミ・レビューのまとめ。
当記事ではアシックスのウィンジョブCP303について解説しました。
スポーツシューズの技術も感じることができたコックシューズです。
料理人さんの場合、営業後に新メニューを考案や試作するとお聞きします。
仕事終わりに疲れをいかに残さないかも重要ですね。
それでは、簡単に記事をまとめます。
ウィンジョブCP303のメリットは12個ありました。
- 動きやすい構造
- クッション性が高い
- アーチサポート形状
- 横方向も滑りにくい
- 靴底がすり減りにくい
- 足にしっかりフィットする
- α-GELで長時間の疲れにくい
- 見た目がコックシューズぽくない
- 軽くて強度の高い先芯が入っている
- 溝が深くないのでゴミが詰まりにくい
- コックシューズ市場でトップの滑りにくさ
- マジックテープでフィッティング性アップ
デメリットは下記になります。
- 蒸れる
- 履きはじめ慣れが必要
「もっとコックシューズについて知りたい」
そんな方に向けてコックシューズを徹底解説しました。
下記の記事から確認をお願いします。
⇒【コックシューズ50足履いてわかった】人気おすすめ品と普段使いOKなおしゃれ製品!
疲れにくいコックシューズについてだけ紹介した記事は下記です。