どーも、靴の仕事歴12年でシューフィッターの松下智博(@Kitchen_sneaker)です!
今回は、コックシューズ市場の最安値を競う、JCMコックシューズについて解説します。
「価格の安いコックシューズがほしい」
「耐久性の高いコックシューズを探している」
「厚底のクッション素材のあるコックシューズが良い」
実際に履いてみて、「疲れにくい、靴底が剥がれない、作りがすこし雑、滑りにくくはない」という感想を持ちました。
とにかく安いコックシューズを探している方におすすめします。
JCMコックシューズのサイズ感はすこし大きめ。
アディダスやリーボックなどの普段履きスニーカーと比較しています。
普段履きスニーカーが27.5cmのところ、27.0cmでした。
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JCMのコックシューズとは?サイズ感をご紹介!
評価項目 | 詳細 |
価格 | ¥1,782~ |
サイズ | 22.0~30.0cm |
サイズ感 | 普通 |
カラー展開 | 白・黒 |
滑りにくさ | ★☆☆☆☆(星1つ) |
クッション性 | ★★★★☆(星4つ) |
耐久性 | ★★★★☆(星4つ) |
使用環境 | 外食店◯ 食品工場× 給食× ラーメン× ※粉モノは滑る |
JCMコックシューズは、JCMというメーカーが開発した製品。
JCMは、業界最安値をうたう業務用の厨房機器メーカーです。
リョクシン
企業理念のとおり、コックシューズも最安値ですね。
個人飲食店でもよく見かけます。
シンコーちゃん
サイズ感
JCMコックシューズのサイズ感は少し大きめ。
ナイキやコンバースなどの普段履きスニーカーと比較しています。
サイズ感の参考までに筆者の靴のサイズをご案内!
普段履きのスニーカー
- コンバース ⇒ 27.5cm
- オールバーズ ⇒ 27.0cm
- ニューバランス ⇒ 27.5cm
- アシックス・アキレス ⇒ 27.5cm
- ナイキ・アディダス・プーマ ⇒ 28.0cm
革靴
- リーガル ⇒ 26.5cm
- テクシーリュクス ⇒ 26.5cm
コックシューズ
- シェフメイト ⇒ 27.0cm
- ハイグリップ ⇒ 26.5cm
- クッキングメイト ⇒ 27.5cm
靴のジャンルやメーカーによってサイズ感は変わります。
ぜひ、上記を参考にして選んでみてください!
JCMコックシューズを詳しくレビューします。
ここからはJCMコックシューズを詳しくレビューします。
JCMコックシューズを履いて感じたメリットとデメリットは、以下のとおり。
- 価格が安い
- クッション性がある
- 接着面での耐久性が高い
- クッション性が長続きする
- アッパーが一部浅くなる
- 安い製品なので作りがすこし雑
- 靴底が滑りにくさに特化していない
ここからは、JCMコックシューズをパーツ別に解説します。
靴は主に3つのパーツに分けることが可能。
下記になります。
靴のパーツ
- アッパー
- クッション
- 靴底
この表だけですとわかりにくいので、下記に図解しました。
該当する場所は、下記のとおり。
上から順番にアッパーから見ていきましょう。
アッパー(通気性がわかる)
アッパーとは、足を包みこむパーツです。
通気性や足へのフィッティング性が求められるパーツ。
JCMのアッパーを見ていきましょう。
JCMのアッパーは、とくに目立った機能はありませんでした。
アッパー素材の耐久性がすこし微妙な気がする程度。
甲ゴム
まず、甲ゴムを見ていきます。
甲ゴムは、画像のとおりアッパーの「ベロ」と言われる部分をめくると発見できました。
すこし短めですね。
ここがデメリットに感じる方もいるかなと感じます。
すごい安いので、仕方のないことですが、ネームの縫い付けがすこし雑な気がします。
アッパーまとめ
- デメリット:安い製品なので作りがすこし雑
クッション(履き心地がわかる)
クッションは、足の裏から加重を支えるパーツ。
履き心地やクッション性に大きく関係します。
厚底
JCMのクッションは、割と厚底です。
クッション性に優れました。
クッション素材には、ウレタンという素材を使用していました。
ウレタンは、体重によりつぶれにくく、クッション性が長続きします。
コックシューズの大半はクッションにEVAという発泡素材を使用した製品が多い。
EVAは軽量ですがクッション性が長続きしにくい。
JCMはウレタン素材なので、重量感があるもののクッション性が長続きしました。
インソール
JCMコックシューズには、インソールが入っていました。
インソールもウレタン素材です。
裏面は、こんな感じ。
画像だとわかりにくいのですが、かなり厚手のウレタンインソールです。
厚手でクッション性にすぐれたインソールになります。
足の裏にそうような形状にもなっていて、疲れにくいですね。
インソールで気になってしまったのは、通気口の処理が雑なこと。
価格が安いので、仕方ありませんが、異物混入などにも繋がるので、購入後は気をつけて見ましょう。
靴に使われたパーツが異物混入したという事例がありました。
靴には、金属探知機に検知されない素材が多いので気をつけましょう。
アッパーが浅い
クッション性が高いインソールは良いところですが、1つデメリットがありました。
それは、インソールが厚手なので、アッパーの一部分が浅いのです。
熱湯を使用して湯切りの工程があるお店では注意しましょう。
やけどする可能性があります。
クッションまとめ
- メリット:クッション性がある
- メリット:クッション性が長続きする
- デメリット:安い製品なので作りがすこし雑
- デメリット:アッパーが一部浅くなる
靴底(滑りにくさがわかる)
最後に、靴底について解説します。
靴底は、地面に接地するパーツ。
クッションと靴底が同じ素材
JCMコックシューズの靴底とクッションは同じウレタン素材です。
靴底とクッションに切れ目はなく、全く同じ1枚素材でした。
クッションと靴底の素材を併用しています。
- 靴底が剥がれない
- 原材料の削減(コストカット)
- 人件費を抑える(接着工程が1つ省略される)
滑りやすい or 疲れやすいのどちらか
靴底とクッションを同じ素材にすることで、機能性が低下。
どちらかに特化できません。
滑りにくい訳ではない
ウレタンの靴底のデメリットとして滑りにくさに特化できないことが挙げられます。
よって、JCMは滑りにくさは、すこし低いかと。
靴底が剥がれない
クッションと靴底素材を併用するメリットもありました。
それは、靴底が剥がれてこないこと。
靴底まとめ
- メリット:接着面での耐久性が高い
- デメリット:靴底が滑りにくさに特化していない
JCMコックシューズの口コミ・レビューをまとめます!
当記事では、JCMコックシューズについて解説しました。
JCMコックシューズは、価格の安いコックシューズです。
安いだけではなく耐久性も高い製品でした。
とにかく安いコックシューズを探している方におすすめ!
それでは、下記より簡単に記事をまとめます。
- 価格が安い
- クッション性がある
- 接着面での耐久性が高い
- クッション性が長続きする
デメリットは3つです。
- アッパーが一部浅くなる
- 安い製品なので作りがすこし雑
- 靴底が滑りにくさに特化していない
「もっとコックシューズについて知りたい」
そんな方に向けてコックシューズを徹底解説しました。
下記の記事から確認をお願いします。
⇒【コックシューズ50足履いてわかった】人気おすすめ品と普段使いOKなおしゃれ製品!
よろしくお願い致します。