どーも、靴の仕事歴12年でシューフィッターの松下智博(@Kitchen_sneaker)です!
今回は、ハイグリップHRS-480Nについてレビューしました。
「軽いコックシューズがほしい」
「排水溝で滑りにくいコックシューズを探している」
「縞鋼板でも滑りにくいコックシューズってあるの?」
実際に履いてみて「軽い、靴底の汚れが落ちやすい、排水溝で靴底が取れない」という感想でした。
排水溝の上での作業が多い方におすすめします!
ハイグリップHRS-480Nとは?サイズ感もご案内
ハイグリップHRS-480Nは、ミドリ安全が開発したコックシューズです。
ミドリ安全は、コックシューズ市場でトップシェアのメーカー。
ハイグリップというシリーズで多数ラインナップしています。
評価項目 | 詳細 |
価格 | ¥3,410〜(通販サイトによる) |
サイズ | 22.0~28.0cm(海外サイズの場合あり) |
サイズ感 | 普段履き比較:1.0cm小さめ推奨 ハイグリップ比較:同じサイズ シェフメイト比較:0.5cm小さめ |
カラー展開 | 白・黒 |
滑りにくさ | ★★☆☆☆(星2つ) |
クッション性 | ★★★★☆(星4つ) |
耐久性 | ★★★☆☆(星3つ) |
おすすめの使用環境 | 外食店◯ 食品工場◯ ラーメン× |
ハイグリップHRS-480Nは、ラインナップの中でも軽くて排水溝でも滑りにくい製品。
靴底も排水溝で取れてしまうことがありません。
通常のコックシューズに使用されるゴム底って排水溝で取れてしまうんですよね。
さらに、縞鋼板の上でも滑りにくい!
排水溝や縞鋼板など、U字綱のフタの上でも滑りにくい製品です。
案外、ツルツルした床よりも、U字綱のフタで滑ったりするんですよねー。
サイズ感
サイズ感は、普段履きスニーカーと比べて超大きめです。
普段履きスニーカーとは、ナイキやプーマなどのスポーツメーカー品。
普段履きスニーカーのサイズが27.5cmに対して26.5cmでした。
普段履きのスニーカー
アシックス・アキレス ⇒ 27.5cm
ナイキ・アディダス・プーマ ⇒ 28.0cm
ニューバランス ⇒ 27.5cm
革靴
リーガル ⇒ 26.5cm
テクシーリュクス ⇒ 26.5cm
コックシューズ
シェフメイト ⇒ 27.0cm
ハイグリップ ⇒ 26.5cm
クッキングメイト ⇒ 27.5cm
※足は狭めです。
ぜひ、参考にしてみてください。
ミドリ安全のハイグリップHRS-480Nを詳しくレビュー
ここからはミドリ安全のハイグリップHRS-480Nを詳しくレビューします。
ハイグリップHRS-480Nを履いて感じたメリットとデメリットは下記。
- 軽い
- アッパーがPVC
- 甲ゴムがしっかりしている
- カカトでしっかりホールド
- 厚底
- インソール入り
- 排水溝で滑りにくい
- 靴底が剥がれない
- 靴底の汚れが取れやすい
靴底がすり減りやすい
メリットとデメリットをパーツ毎に解説します。
靴は大きく分けて3つのパーツ分けることが可能!
靴のパーツ
- アッパー
- クッション
- 靴底
この3つのパーツが「靴のどこに当たるのか?」を図解しました。
上から順番にアッパーから見ていきましょう。
アッパー
アッパーは、足を包みこむパーツ。
通気性やフィッティング性に関係します。
素材がPVC
ハイグリップHRS-480Nのアッパーは素材はPVCでした。
PVCは、塩化ビニールといい薬品に対する耐久性があります。
通常のコックシューズのアッパーはポリウレタンが多いでしょう。
甲ゴムがしっかりしている
甲ゴムは「ほつれ」のないしっかりした加工でした。
安価品に多く見られる甲ゴムの縫製する部分が「ほつれだらけ」みたいな事がありません。
ミドリ安全の製品は、基本的にすべて甲ゴムの加工が綺麗ですね。
カカトでしっかりホールド
カカト素材がしっかりいました。
内蔵されているので、画像では見えないのですが、カカトを形成している月型芯というパーツの素材が良い!
ミドリ安全の月型芯はしっかりしていますね。
アッパーまとめ
- メリット1:軽い
- メリット2:アッパーがPVC
- メリット3:甲ゴムがしっかりしている
- メリット4:カカトでしっかりホールド
クッション
続いて、クッションについて解説します。
クッションは、足の裏から体重や荷重を支えるパーツ。
疲れにくさや履き心地に関係します。
厚底
厚底とは、クッション素材に厚みのある構造。
厚底は、素材にもよりますが履き心地よく立ち仕事でも疲れにくいです!
インソールが入っている
インソールが入っていました。
そこまで凄いクッション性の高いモノでもありませんが、無いよりは良いと思います笑
クッションまとめ
- メリット5:厚底
- メリット6:インソール入り
靴底
最後に靴底について見ていきましょう。
靴底は、地面に接地するパーツ。
滑りにくさに大きく関係します。
排水溝で滑りにくい
ハイグリップHRS-480Nの靴底は、排水口でも滑りにくい形状であり素材です。
通常の目が細かい靴底のコックシューズですと、排水溝にハマってしまい欠けてしまう事がありました。
ハイグリップHRS-480Nは、ハマりにくいので、問題ありません。
ゴミも取れやすい
靴底のゴミが取れやすいです。
ゴム素材では無いのも関係しているかもしれませんね。
靴底がEVAという素材を使用した製品は、ゴミが取れやすい!
靴底とクッションが一体化
靴底とクッションの素材が同じ1枚の素材からできています。
これにより、靴底が剥がれにくい特徴がありました。
靴底まとめ
- メリット7:排水溝で滑りにくい
- メリット8:靴底が剥がれない
- メリット9:靴底の汚れが取れやすい
- デメリット1:靴底がすり減りやすい
靴底の素材のEVAですが、消耗が早いデメリットがありますので、ご注意ください。
ハイグリップHRS-480Nのレビューをまとめます
当記事では、ハイグリップHRS-480Nをレビューしました。
ハイグリップHRS-480Nは、ミドリ安全が開発したコックシューズです。
ミドリ安全は、コックシューズ市場でナンバー1のメーカー。
ハイグリップHRS-480Nは、排水溝でも滑りにくいコックシューズ。
縞鋼板でも滑りにくいです。
つまりU字溝のフタの上では、滑りにくい製品。
ハイグリップHRS-480Nを履いて感じたメリットは下記。
- 軽い
- アッパーがPVC
- 甲ゴムがしっかりしている
- カカトでしっかりホールド
- 厚底
- インソール入り
- 排水溝で滑りにくい
- 靴底が剥がれない
- 靴底の汚れが取れやすい
デメリットは1つです。
靴底がすり減りやすい
「もっとコックシューズについて知りたい」
そんな方に向けてコックシューズを徹底解説しました。
下記の記事から確認をお願いします。