どーも、靴の仕事歴12年でシューフィッターの松下智博(@Kitchen_sneaker)です!
今回は、ビジネスシューズとしてスタンスミスをレビュー。
「スーツにあうスニーカーがほしい」
「脱ぎ履きしやすい営業用の靴を探している」
「スタンスミスのオールブラックについて知りたい」
実際に履いてみて「歩きやすい、休日にも使える、営業に最適、オフィスでもOK」と大満足でした。
革靴が嫌いな方におすすめ!
タップできる目次
スタンスミス黒はビジネスの場で履ける?メンズレディースのスーツに合う理由やサイズ感をレビュー
スタンスミスとは、アディダスが開発した元スポーツシューズで現ファッションアイテムです。
評価項目 | 詳細 |
価格 | ¥9,900〜 |
サイズ | 22.5〜30.0cm |
サイズ感 | 革靴比較:1.0cm大きめ 普段履き比較:同じサイズ |
通気性 | ★★★☆☆(星3つ) |
クッション性 | ★★★★☆(星4つ) |
フィッティング性 | ★★★★☆(星4つ) |
おすすめ 使用環境 | 通勤◎ 営業◎ 立ち仕事◎ |
スタンスミス発売当初はテニス用の高機能なスポーツシューズ。
スタンスミスが発売される前まで、布製で加硫式(今のコンバースのような靴)がテニスシューズの主流でした。
テニスの名プレーヤースタンスミス氏のプレイを支えました。
スタンスミスの以前の布製の加硫式スニーカーでは、破れたり、靴底が剥がれる問題が多発していました。
スタンスミスは、今となっては高機能なスポーツシューズではありません。
しかし、エアマックスやコンバース(オールスター)など、過去ヒットしたスポーツシューズはファッションアイテムとして評価されています。
ロングノーズ
足をいれる部分を履き口(はきぐち)と言います。
履き口からつま先までが長い靴をロングノーズと呼びます。
ビジネスシューズとしての口コミ
オールブラックのスタンスミスを購入。細い紐に変えたらスーツでも違和感なく使えそう。 pic.twitter.com/XeyWYIPh8s
— いどちゃん愛媛の発達障害YouTuber iDO (@ido_nikon) October 2, 2020
通勤でよく歩くのでビジネスでも使えそうなスタンスミスの黒を買ったった。
靴紐は丸紐に交換やで〜◎#スタンスミス pic.twitter.com/az1VQ9cO8v— バロン大西 (@maoubb) February 19, 2022
SNSの口コミでもありますが、細い紐に変えるとビジネスでもより使いやすくなります。
とくにロー引きの紐にすると印象が一気に変化しました。
左側:ロー引き
右側:既存のヒモ
紐の入れ方も革靴と同じにすると余計にビジネス感がアップ!
ここまでくるとスタンスミスではありませんね笑
ネクタイやソックスの色とスタンスミスのワンポイントのカラーを合わせるとカッコイイ!
重量・サイズ感
ここからは、重量とサイズ感をレビュー。
まずは、重量から見ていきましょう。
重量
スタンスミスの重量は、26.5cmで339gでした。
ビジネスシューズの中では軽いクラス!
重要なのはフィッティング性
靴の良し悪しはフィッティング性で決まります。
人の足によって変わるものですが、靴メーカーの型(ラスト)次第なところもありました。
ちなみに型(ラスト)とは、靴を製造するときの元になるモノ。
スタンスミスはそもそもスポーツシューズなので、高いフィッティング性が求められるため、足にしっかりフィットします。
サイズ感
スタンスミスのサイズ感は、革靴と比較すると小さめ。
ナイキやアディダスなどの普段履きスニーカーと比較すると同じサイズでOK。
サイズ選びのご参考までに筆者の靴のサイズをご案内!
普段履きのスニーカー(ユニクロの靴下を着用)
- ニューバランス『574』 ⇒ 27.5cm
- ニューバランス『996』 ⇒ 27.5cm
- アシックス『ゲルカヤノ』 ⇒ 27.5cm
- アディダス『スタンスミス』⇒27.5cm
- ナイキ『エアマックス720』⇒ 27.5cm
- ナイキ『エアマックスオケト』⇒27.5cm
- ホカオネ『クリフトン』⇒ 27.5cm(ワイド)
- ホカオネ『ボンダイ6』⇒ 28.0cm(ノーマル)
革靴(薄手のビジネスソックスを着用)
- ペダラ ⇒ 26.5cm
- リーガル ⇒ 26.5cm
- ランウォーク ⇒ 26.5cm
- バランスワークス ⇒ 26.5cm
- テクシーリュクス ⇒ 26.5cm
※足は狭めです。
※ユニクロの靴下は定番モデルで厚みは普通。
靴のジャンルや靴下によってサイズ感は変わります。
スタンスミスはビジネスソックスよりは、普通の靴下の方が良いでしょう。
薄手のビジネスソックスはスタンスミスの裏布(靴の中の素材)との相性が悪い思いました。
スルスル滑ってしまうイメージ。
アディダスのスタンスミス黒をビジネスシューズとして詳しくレビュー
ここからはアディダスのスタンスミス黒を詳しくレビュー。
メリットとデメリットは下記のとおり。
- 平紐
- 薄底
- 磨くと光る
- 歩きやすい
- ベロが厚手
- 休日も履ける
- 耐久性が高い
- インソール入り
- 靴ズレしにくい
- カカトでフィット
- つま先からは水が入る
メリット11個でデメリット1つです。
メリットとデメリットを詳しく解説するために、パーツ別に見ていきましょう。
靴のパーツ
- アッパー
- クッション
- 靴底
下記にて3つのパーツを図解しました。
上から順番にアッパーから見ていきましょう。
アッパー(通気性がわかる)
アッパーとは、足を包みこむパーツ。
通気性やフィッティング性、安全性に関係します。
平紐
スタンスミスの紐は平べったい平紐。
平紐はほどけにくく、緩みにくい紐です。
左側:ロー引き
右側:既存のヒモ
ロー引きの紐は使い始めは解けやすいものの、あとで馴染んで解けにくくなります。
ロー引きの紐は、スーツにも合うのでピッタリ!
左側:普通のヒモの入れ方
右側:ビジネス風の入れ方
紐の入れ方も画像のような革靴風に入れることでよりビジネスシューズに近づきました。
革靴風な紐の入れ方
ロー引きなので使い始めは、緩みやすいので気をつけましょう。
スタンスミスがよりビジネスシューズに近づきました!
ベロが厚手
スタンスミスはベロが厚手でした。
ベロとは、足の甲に当たる部位のこと。
カカトでフィット
スタンスミスはカカトでしっかりフィット。
靴の中で足がズレるのはテニス競技においてマイナスに働くため高いフィッティング性がありました。
カカト裏までスムース素材なので靴ズレしにくいと感じました。
また、カカトの裏布が破れにくいのも良いですね!
ポリエステル系の薄手のビジネスソックスでは、相性悪いと感じました。
カカトでツルツル滑ってしまう可能性があります。
ロングノーズでスーツにも合う
スタンスミスはロングノーズでスーツにも合うデザイン。
ロングノーズとは、足を入れる履き口の甲側からつま先までの長さが長い靴のこと。
スタンスミスは一説よると世界で1番履かれているスニーカー
ストリート系からスーツまで合うのでその理由も納得ですね!
アッパーまとめ
- メリット:平紐
- メリット:磨くと光る
- メリット:ベロが厚手
- メリット:休日も履ける
- メリット:靴ズレしにくい
- メリット:カカトでフィット
クッション(履き心地がわかる)
続いて、クッションを見ていきましょう。
クッションは、足の裏から体重や加重を支えるパーツ。
薄底
スタンスミスは薄底なのでスーツにも合いました。
ジャケパンなら余計にピッタリでしょう。
薄底は動きやすいメリットがあります。
営業や通勤、休日のお出かけでも活躍すること間違えなし!
ゴムの配合も柔らかいので、段差でもつまずきにくいと感じました。
インソール入り
インソールが入っていました。
以前は取り外しできなった記憶があるのですが、現モデルはできる様ですね!
インソールの厚みは4.15mmと少し厚手です。
薄底のデメリットを改善していました。
衝撃吸収性が低いので疲れやすい
またインソールを取り外せることで市販のインソールと交換も可能!
耐久性も高い
スタンスミスは耐久性が高いです。
その理由は糸で各パーツを縫い合わせているため(サイドマッケイ)。
ただし、糸はつま先部分が糸が露出していますので、水溜りに気をつけてください!
糸をつたって水が入るかもしれません。
クッションまとめ
- メリット:薄底
- メリット:歩きやすい
- メリット:耐久性が高い
- メリット:インソール入り
- デメリット:つま先から水が入る可能性がある
雨の日もおすすめのビジネススニーカーはこちら!
防水ではありませんが、人工皮革で耐水性(水への耐久性)があります。
またサイドマッケイではありませんので、水が入りにくい。
リョクシン
靴底(滑りにくさがわかる)
最後に、靴底について見ていきましょう。
靴底は、地面に接地するパーツ。
ゴムの靴底
スタンスミスの靴底はゴム素材でした。
ゴム素材はすり減りにくく滑りにくい傾向があります。
滑りにくいゴム素材であり滑りにくい形状でした。
ただし、作業靴のような滑りにくさではなく、地面に力を加えたときだけ滑りにくいような靴底。
スポーツシューズは滑りたい時に滑り、止まりたい時に止まれるのがベスト。
あまりグリップしすぎると競技に影響します。
滑りにくい作業靴は、グリップするのに力をあまり必要としません。
しかし、スポーツシューズはグリップするには力が必要です。
靴底まとめ
- メリット:耐久性が高い
アディダスのスタンスミス黒のレビューと口コミをまとめます!
当記事ではアディダスのスタンスミス黒をビジネスシューズとしてレビューしました。
休日も履けるので、下駄箱の圧縮やコスト削減にもなります。
紐をロー引きの紐に変更するだけで、よりビジネスシューズ風になりました。
それでは下記より記事をまとめます。
スタンスミスのメリットは下記のとおり。
- 平紐
- 薄底
- 磨くと光る
- 歩きやすい
- ベロが厚手
- 休日も履ける
- 耐久性が高い
- インソール入り
- 靴ズレしにくい
- カカトでフィット
デメリットは1つです。
- つま先からは水が入る
最後までお読みいただきありがとうございました。
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