どーも、靴の仕事歴12年の松下智博(@Kitchen_sneaker)です。
今回はリカバリーサンダルの中でもテリックのリカバリーサンダルをレビューしました。
「疲れにくいサンダルがほしい」
「重たいリュックを背負ってる」
「ランニングや筋トレを日常的に行っている」
実際に履いてみて「衝撃を吸収しているのがわかる、疲れにくい、歩きやすい」という感想でした。
足腰に不安のある方や立ち仕事の方におすすめ!
タップできる目次
テリックのリカバリーサンダル「W-STRAP」とは?重量とサイズ感をご案内
W-STRAPとは、テリックが開発したリカバリーサンダルのラインナップの1つ。
W-STRAPは、商品名といよりは、形状による区分けですね。
筆者は草履の様な鼻緒のあるサンダルだと、指間が痛くなるので、W-STRAPにしました笑
評価項目 | 詳細 |
価格 | ¥6,800〜(通販による) |
サイズ | 22.0~29.0cm |
サイズ感 | 細身・小さめ |
カラー展開 | 2色(男女合計) |
蒸れにくさ | ★★★★★(星5つ) |
クッション性 | ★★★★★(星5つ) |
耐久性 | ★★☆☆☆(星2つ) |
おすすめの使用環境 | 散歩◎ 立ち仕事◎ ランニング後◎ |
画像ですとトイレサンダルみたいに見えますが笑
現物は、トイレサンダルのような安い印象はありません。
本物のクロックス同様に、明らかに素材の配合を工夫した高級感があります。
テリックはアメリカ発のリカバリーシューズメーカー。
ファッション性と機能性を兼ね備えたラインナップで2013年には、ニューヨークタイムズの読者が選ぶベスト・コンフォート・シューズ賞を受賞しています。
欧米の方は、日本人よりも靴に対して知見がある中での評価なので、期待できました。
下北沢にある日本で唯一、メディカルセンターの専門医も評価しているブランド。
このセンターには、いろんな靴メーカーがタイアップを狙っていると聞きます。
そんな権威者に認められている製品であれば間違えありませんね。
重量とサイズ感
重量とサイズ感をみていきます。
まずは、重量から見ていきましょう。
重量
重量は、28.0cmで193gです。
めっちゃ軽い!
ただし、軽いだけでは良い靴とは言えません。
サンダルとはいえ履き物の時点でフィッティング性が重要。
テリックのW-STRAPは、フィッティング性がしっかりしていました。
詳しくは、次項から見ていきます。
サイズ感
テリックのW-STRAPのサイズ感は、小さめ。
ヴァンズやコンバースといった普段履きスニーカーとの比較です。
普段履きスニーカーが27.5cmに対して、28.0cmを選びました。
普段履きのスニーカー
- アシックス『ゲルカヤノ』 ⇒ 27.5cm
- アディダス『スタンスミス』⇒27.5cm
- ナイキ『エアマックス720』⇒ 27.5cm
- ナイキ『エアマックスオケト』⇒27.5cm
- ニューバランス『574』 ⇒ 27.5cm
- ホカオネ『ボンダイ6』⇒ 28.0cm
- ホカオネ『クリフトン』⇒ 27.5cm(ワイド)
革靴
- リーガル ⇒ 26.5cm
- テクシーリュクス ⇒ 26.5cm
サンダル
ウーフォス ⇒ 28.0cm
テリック ⇒ 28.0cm
※足は狭めです。
ぜひ、参考にしてみてください。
テリックのリカバリーサンダルを詳しくレビュー
ここからはテリックのリカバリーサンダル「W-STRAP」を詳しくレビューします。
詳しくレビューするポイントは下記のとおり。
レビューするポイント
- 通気性(蒸れにくさ)
- クッション性(疲れにくさ)
- 耐久性(長持ちするか)
詳しくみていきましょう。
通気性(蒸れにくさ)
サンダルにも通気性は関係あります。
通気性というよりは、蒸れにくいかどうかになりますが!
サンダル場合には、フィッティング性が悪いと蒸れやすくなります。
足にフィットする設計
足を包みこむ部分がしっかり足にフィットします。
この部分をアッパーと言いますが、割とタイトめな印象。
安いサンダルですと大きすぎて、バタバタして汗をかきませんか?
バックストラップがあっても足にフィットしなければ、蒸れるのです!
テリックはタイト目でフィットするので問題ありませんでした。
甲の靴ズレ対策
アッパーがフィットしないと足がバタバタと遊んでしまいます。
その場合には、前述のとおり、余計に踏ん張ったりするので、汗をかきますね!
実はその他に、足の甲が靴ズレを起こすという可能性もあありました。
またリカバリーシューズなので、素材感も柔らかいので、そこも関係あるでしょう。
日本人向け
冒頭にて日本人向けと説明しています。
テリックが日本参入に向けて変更したとのこと。ポイントを探してみました。
そのポイントは推測ですが、つま先の形状かなと。
欧米や世界的にも、足の指は、人差し指が1番長い傾向にありました。
そのため、製品開発するにも多く売れる方に向けて設計するため、多くの海外ブランド製品は日本人に向かないのです。
テリックW-STRAPは、つま先の頂点がすこしだけ親指寄りかなと。
通気性まとめ
- 靴ズレ対策
- 日本人向けつま先形状
- 足にフィットする設計
クッション性(疲れにくさ)
続いてクッション性です。
テリックはリカバリーサンダルなので高いクッション性を感じました。
その理由を深くみていきます。
超厚底
テリックは、EVAという発泡素材を使用しています。
靴業界では当たり前に使われている素材ですが、配合が他のメーカーと一線を画しました。
履いて感じたのは、衝撃を吸収することに特化した配合であるということ。
衝撃吸収に特化したEVAであれば、履いたときに素材が潰れる「落ち込み」があります。
その落ち込みを計算しての超厚底であると感じました。
足の裏に、人間本来のクッション機能である「アーチ構造」というモノがあります。
土踏まずって地面に対して、橋のような構造ですよね。
カカトから親指までのこと。
だからアーチ構造と言われています。
動きやすい設計
テリックのEVA素材は、衝撃吸収に優れるものの推進力は、スポーツシューズに比べたら劣ります。
これは衝撃吸収と推進力が相反する機能のため仕方のないこと。
推進力の優れる素材ですと、反発力が高くなり膝への負担が増えるからです。
しかし、テリックを履くと動きやすく感じます。
その理由は、クッションと靴底の設計にありました。
動きやすくないと、踏み出しに余計に力を用いる必要があり、疲れてしまいます。
動きやすい設計
平置き時ですが、ヒール部分が着地していません。
着地がスムーズなのと重心移動がスムーズになります。
カカトから「土踏まずより小指側」をとおりつま先方面へ重心移動があるような靴底の形状です。
平置きしたときに、つま先も着地していません。
つま先がつり上がった形状になっています。
この形状をトーアップといいます。
つまずき防止と動きやすさがアップ。
以上のようにテリックは、素材というよりは、設計で歩きやすいと思いました。
厚底は衝撃吸収に優れるものの、動きにくいのですが、その対策になっていました。
ロッキングチェアのような構造を目指したとのこと(ロッカーボトム)!
確かに、足の着地から踏み出しまでの一連の動作をサポートできる構造ですね。
靴の中で滑りにくい
テリックW-STRAPは、ザラザラしたフットベットです。
足とサンダルの接触を面状にしない(ピタッとさせない)ことで、蒸れにくくする効果がありました。
筆者が思うに、このデザインでサンダル内で滑りにくくも感じます。
指の下あたりにも凹凸があり踏ん張りと踏み出しやすくなっています。
凹凸の配置も間違えなし。
細かいのですが、このあたりもテリックの良いところでしょう・
クッション性まとめ
- 超厚底で疲れにくい
- 衝撃吸収に優れるEVA配合
- 動きやすい設計(ロッカーボトム)
- サンダル内が滑りにくい
耐久性(長持ちするか)
ここからは耐久性をみていきます。
テリックのW-STRAPは、耐久性はそこまで高くないと感じました。
特に靴底のすり減りには弱いと思っています。
というのもEVAサンダルの製法の都合上、上から下まですべて同じ素材の配合です。
衝撃吸収を高めた素材配合のため、素材の硬度が柔らかい。
しかし、コンクリートなどのザラザラした場所でも使用は、すり減りが早くなります。
またEVAという素材の特性上、熱に弱い。
夏場の車内に置きっぱなしにすると、収縮などの破損につながるので注意しましょう。
耐久性まとめ
- 熱に弱い
- すり減りやすい
テリックのリカバリーサンダルのレビューまとめ
当記事では、テリックのW-STRAPについて解説しました。
テリックはアメリカ発のリカバリーシューズメーカー。
ニューヨークタイムズの読者が選ぶベスト・コンフォート・シューズ賞に選ばれたメーカーです。
W-STRAPはその中でもサンダル形状の超厚底のリカバリーサンダル。
衝撃吸収に優れているので、スポーツ後や立ち仕事におすすめです。
テリックのW-STRAPの評価は下記のとおり。
評価
- 通気性:★★★★★
- 疲れにくさ:★★★★★
- 耐久性:★★☆☆☆
通気性の評価ポイントは下記になります。
通気性まとめ
- 靴ズレ対策
- 日本人向けつま先形状
- 足にフィットする設計
疲れにくさの評価ポイントは下記のとおり。
クッション性まとめ
- 超厚底で疲れにくい
- 衝撃吸収に優れるEVA配合
- 動きやすい設計(ロッカーボトム)
- サンダル内が滑りにくい
耐久性の評価理由は下記になります。
耐久性まとめ
- 熱に弱い
- すり減りやすい
最後までお読みいただきありがとうございました。
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