どーも、靴の仕事歴10年のリョクシン(@Kitchen_sneaker)です。
今回は、ミズノのオールマイティES-31Lをレビュー。
「通気性の高い安全靴がほしい」
「脱ぎ履きしやすいプロスニーカーを探している」
「足の幅が広くてアシックスの安全靴と合わない」
実際に履いてみて「疲れにくい、脱ぎ履きしやすく快適、滑りにくい」という感想でした。
アシックス製品が足に合わない方におすすめ!
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オールマイティES31Lとは?サイズ感や重量をレビュー
オールマイティES31Lは、ミズノが開発したプロスニーカー(A種)。
評価項目 | 詳細 |
価格 | ¥8,140〜(通販による) |
サイズ | 24.5~29.0cm |
サイズ感 | 3E |
カラー展開 | 5色 |
安全性 | ★★★★☆(星4つ) JSAAのA種 |
クッション性 | ★★★★☆(星4つ) |
耐久性 | ★★★☆☆(星3つ) |
おすすめの使用環境 | 一般的な現場・倉庫 |
ミズノは日本を代表するスポーツメーカーです。
建築や病院で使用する作業靴も多数ラインナップ。
ミズノはプロスニーカーを『オールマイティ』というブランドでラインナップ。
プロスニーカーとは、安全靴のように安全性の基準を満たした靴のこと。
安全靴・・・JIS規格T8101クリア
プロスニーカー・・・JSAA規格クリア
JISもJSAAも試験は、ほとんど同じ。
素材の使用制限がJSAAの方が少ないことと、最大の安全基準がJIS規格の方が高いです。
オールマイティES31Lは、JSAAのA種でした。
A種がJSAAで最も安全な基準ですが、一般的な作業現場では、問題なく使用許可がおります。
重量・サイズ感・別カラー
ここからは、重量とサイズ感、別カラーを見ていきましょう。
まずは、重量からです。
重量
オールマイティES31Lの重量は、27.5cmで373gでした。
安全靴の市場では、軽い方ですね。
重要なのは、フィッティング性です。
足にしっかりフィットしないと、下記のような問題がおきます。
- 靴ズレ
- 滑りやすい
- つま先が保護されない
- 靴内で足が遊んでしまい踏ん張ってしまう
特に踏ん張ってしまうと余計に力を使うので疲れます。
自分の足に合う安全靴やプロスニーカーを探しましょう。
サイズ感
オールマイティES31Lのサイズ感は、普段履きスニーカーと同じサイズでOK。
普段履きスニーカーとは、ナイキやアディダスのこと。
アシックスと同じ3Eですが、幅が広い印象を受けました。
サイズ選びのご参考までに、筆者の所持している靴をご案内!
普段履きのスニーカー
- アシックス・アキレス ⇒ 27.5cm
- ナイキ・アディダス・プーマ ⇒ 27.5cm
- ニューバランス ⇒ 27.5cm
革靴
- リーガル ⇒ 26.5cm
- テクシーリュクス ⇒ 26.5cm
安全靴・プロスニーカー・安全スニーカー
- タルテックス ⇒ 27.0cm
- ウィンジョブ ⇒ 27.0cm
- オールマイティー ⇒ 27.5cm
- ハイパーV#2000 ⇒ 27.5cm
※足は狭めです。
上記のようにジャンルやメーカーによってサイズ感は異なります。
ぜひ、参考にしてみてください。
別カラー
オールマイティES31Lは、別のカラーがありました。
どれもスポーツメーカーらしいデザインですね。
ミズノのオールマイティES31Lを詳しくレビュー
ここからはミズノのオールマイティES31Lを詳しくレビュー。
メリットとデメリットは下記のとおり。
- 軽い
- 通気性高い
- ニットで快適
- 反射材がある
- つま先補強あり
- ハトメ補強あり
- 脱げにくい構造
- ベロに厚みがある
- カカト裏布が破れにくい
- ゴム紐で脱ぎ履きラクラク
- インソール入り
- クッション性高い素材
- 滑りにくい
- 靴底に交換目安がある
- ニットなので粉が付着しやすい
- 筆者の足には合わなかった
メリット14個でデメリット1つ(私見は除く)です。
メリットとデメリットを詳しく解説するために、パーツ別に見ていきましょう。
靴のパーツ
- アッパー
- クッション
- 靴底
下記にて3つのパーツを図解しました。
上から順番にアッパーから見ていきましょう。
アッパー(通気性がわかる)
アッパーとは、足を包みこむパーツ。
通気性やフィッティング性、安全性に関係します。
通気性と安全性に優れる
オールマイティES-31Lは、通気性と安全性に優れました。
フィッティング性は、足の細い筆者には合わなかったです。
ニット素材
オールマイティES-31Lのアッパーは、ニット素材がメインでした。
ニット素材は高い通気性があり柔軟性もあります。
通気性が高いのですが、粉的な汚れは詰まりやすいんで注意しましょう。
JSAAのA種
つま先の先芯の強度は、JSAAのA種をクリア。
普通作業用として問題ありません。
靴底のゴムも地味に活躍
靴底のゴム素材がつま先側までありました。
これにより先ほどのブルーの補強素材の衝突も避けてくれます。
反射材あり
安全性は、先芯だけではありません。
オールマイティES31Lは、反射材がありました。
フィッティング性
オールマイティES31Lのフィッティング性は足の幅が広めに感じました。
そのため足の細い筆者には合いません。
ゴム紐
ゴム紐は画像のとおり結ばなくてもOKな靴ヒモです。
引っ張るだけで、サイズ調整ができました。
ハトメ補強
靴ヒモを入れる穴をハトメと言います。
ハトメが弱いと破れてしまうことがありました。
メッシュなど耐久性の低いアッパーにダイレクトに入れるようなハトメは破れやすいので気をつけましょう。
ベロ素材が厚い
オールマイティES31Lは、ベロ素材が厚めで足にフィットしやすい。
足の甲に当たる部分をベロやシュータンと呼びます。
オールマイティES31Lは、問題ありませんでした。
カカトが細い
オールマイティES31Lは、カカトが細めでした。
これはフィッティング性を高める上では、大事なポイントです。
カカト裏の素材
カカト裏の素材が、破れにくい素材感でした。
ザラ付きがなく、摩擦を起こしにくいです。
スムーズに足を入れることができました。
脱げにくい構造
カカトの頂点が少しつま先方面へ、曲がっているのわかりますか?
わかりにくいと思いますが、この曲線があると、脱げにくくなります。
アッパーまとめ
- メリット:軽い
- メリット:通気性高い
- メリット:ニットで快適
- メリット:反射材がある
- メリット:つま先補強あり
- メリット:ハトメ補強あり
- メリット:脱げにくい構造
- メリット:ベロに厚みがある
- メリット:カカト裏布が破れにくい
- メリット:ゴム紐で脱ぎ履きラクラク
- デメリット:ニットなので粉が付着しやすい
- デメリット:筆者の足には合わなかった
クッション(履き心地がわかる)
続いて、クッションを見ていきましょう。
クッションは、足の裏から体重や加重を支えるパーツ。
クッションが厚め
オールマイティES31Lのクッション素材には、厚みがありました。
クッション素材に厚みのある靴を厚底といいます。
素材の配合がよい
オールマイティES31Lのクッション素材は、EVAでした。
EVAは、素材の配合によって機能が大きく変わります。
インソール入り
オールマイティES31Lには、インソールが入っていました。
クッション性に優れる素材で疲れにくい。
1番薄い部分で4.89mmです。
1番厚い土踏まず部分で5.94mmでした。
市販のインソール並に厚いことがわかります。
オールマイティES31Lは問題ありません。
クッションまとめ
- メリット:インソール入り
- メリット:クッション性高い素材
靴底(滑りにくさがわかる)
最後に、靴底について見ていきましょう。
靴底は、地面に接地するパーツ。
全面ゴム素材
オールマイティES31Lの靴底は、全面ゴム素材でした。
滑りにくくするには、素材の種類と形状が大事です。
形状も滑りにくい
オールマイティES31Lの靴底は、溝が多くありました。
水や油を「かき出す」ことができるので、溝が多いのは滑りにくい証拠です。
交換目安あり
靴底に「ここまですり減ったら交換してください」というマークがありました。
派手に靴底がすり減っているのに、買い替えない作業者もいるので、指導できます。
というのも、買い替え目安の設定が低いからです。
「そこまですり減る前に滑るのでは?」と思ってしまいました。
靴底まとめ
- メリット:滑りにくい
- メリット:靴底に交換目安がある
ミズノ『オールマイティES31L』のレビューのまとめ
当記事では、ミズノのオールマイティES31Lをレビューしました。
ニット生地で蒸れにくく快適です。
ゴム紐なので、結ぶ必要もなく、ほどけないので安心です。
ミズノのスポーツシューズで培われたクッション素材の配合も抜群でした。
それでは下記より簡単に記事をまとめます。
オールマイティES31Lのメリットは下記のとおり。
- 軽い
- 通気性高い
- ニットで快適
- 反射材がある
- つま先補強あり
- ハトメ補強あり
- 脱げにくい構造
- ベロに厚みがある
- カカト裏布が破れにくい
- ゴム紐で脱ぎ履きラクラク
- インソール入り
- クッション性高い素材
- 滑りにくい
- 靴底に交換目安がある
デメリットは1つです。
- ニットなので粉が付着しやすい
- 筆者の足には合わなかった
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