どーも、靴の仕事歴12年でシューフィッターの松下智博(@Kitchen_sneaker)です!
今回は、丸五の安全靴『マンダムセーフティー737』をレビューしました。
「安いけど高機能な安全靴がほしい」
「通気性の高い安全靴を探している」
「履き心地のよくてコスパ抜群な安全靴がほしい」
実際に履いてみて、「通気性がある、すこし疲れにくい、異物が入りにくい」という感想を持ちました。
機能性と価格のバランスを重視したい方におすすめ!
タップできる目次
マンダムセーフティ737とは?サイズ感をご案内
マンダムセーフティ737とは、株式会社丸五が開発したプロスニーカーです。
プロスニーカーとは、JIS規格をクリアをした安全靴とは違うものの、JSAAという安全性テストをクリアした製品。
JSAAという安全性基準をクリアした製品をプロスニーカーと呼びます。
評価項目 | 詳細 |
価格 | ¥3,870〜(通販による) |
サイズ | 24.5~30.0cm |
サイズ感 | 普段履き比較:0.5cm小さめ推奨 |
カラー展開 | 2色 |
安全性 | ★★★★☆(星4つ) JSAA:A種 |
クッション性 | ★★★☆☆(星3つ) |
耐久性 | ★★★☆☆(星3つ) |
おすすめの使用環境 | 細かい動きの多い現場 |
安全靴は、「本革を使用する」などと言った通常の作業では、必要のない条件もありました。
そのため、安全靴は通気性や快適性、軽量性に劣ります。
しかし、プロスニーカーは本革というよりは、一般のスニーカーのようなメッシュなどを使用。
マンダムセーフティー737は、そのプロスニーカーになります。
安全性はJSAAのA種を獲得していました。
丸五は、足袋のメーカーだけあって、足にフィットして疲れにくい製品ばかり。
サイズ感
サイズ感は、普段履きスニーカーと比較してすこし大きめ。
普段履きスニーカーとは、ニューバランスやプーマなどのスポーツメーカー品です。
普段履きスニーカーが27.5cmのところ、27.0cmでちょうどでした。
普段履きのスニーカー
アシックス・アキレス ⇒ 27.5cm
ナイキ・アディダス・プーマ ⇒ 27.5cm
ニューバランス ⇒ 27.5cm
革靴
リーガル ⇒ 26.5cm
テクシーリュクス ⇒ 26.5cm
安全靴
ウィンジョブ ⇒ 27.0cm
軽技KA211 ⇒ 27.0cm
※足は狭めです。
ぜひ、参考にしてみてください。
丸五のマンダムセーフティ737を詳しくレビュー
ここからは、丸五のマンダムセーフティー737を詳しくレビューします。
実際に履いてみて感じたメリットとデメリットは下記。
- 異物が入りにくい
- 通気性もある
- マジックテープでフィッティング
- JSAAのA種
- カカトをホールド
- 反射材付き
- クッションから通気する
- インソール入り
- 滑りにくい靴底
- 耐油の靴底
- 巻き上げソール
連日の使用で履き心地は長続きはしない
メリットとデメリットを靴のパーツ毎にみていきましょう。
靴は大きく分けて3つのパーツに分かれます。
靴のパーツ
- アッパー
- クッション
- 靴底
この3つのパーツを図解しました。
上から順番にアッパーから見ていきましょう。
アッパー(通気性)
アッパーとは、足を包みこむパーツ。
通気性やフィッティング性、安全性に関係します。
異物が入りにくい
異物が入りにくいアッパーでした。
通気口のたくさんあるメッシュ素材を使用していません。
土ほこりや粉塵が靴の中に入る心配の少ない製品。
すこし通気口はある
裏から見たら分かります。
しっかり通気口がありますね。
表から見るとこんな感じ。
通気口と言っても穴は大きくありません。
また、細かい粒子も入りにくい工夫もされていました。
JSAAのA種
つま先の安全性は、JSAAのA種です。
A種でメーカー希望小売価格で¥4000を切っているのは凄い!
コスパ抜群です。
カカトをしっかりホールド
カカトをしっかりホールドする構造でした。
カカトに当たる裏布には、いろんな足に合うようにクッション入りです。
マジックテープ1本
マジックテープ1本でフィッティングします。
脱ぎ履きがラクラク。
マジックテープ1本ですと、フィッティング性が低くなりがち。
反射材付き
カカトの後ろに反射材がついていました。
これにより、夜間やトンネルなど暗闇作業で、光が当たることで視認性がアップ。
アッパーまとめ
- メリット1:異物が入りにくい
- メリット2:通気性もある
- メリット3:マジックテープでフィッティング
- メリット4:JSAAのA種
- メリット5:カカトをホールド
- メリット6:反射材付き
クッション(履き心地)
続いて、クッションについて見ていきましょう。
クッションは、足の裏から体重や荷重を支えるパーツ。
疲れにくさや履き心地に関係します。
厚底で疲れにくい
マンダムセーフティ737は、厚底です。
厚底とは、クッションに厚みのある形状のこと。
素材にもよりますが、立ち仕事などでも疲れにくい形状です。
クッションから通気
クッションに通気口がありました。
クッションから空気を取り入れ、靴の中を通気します。
通気性のあるインソール
超メッシュのインソールでした。
その理由は、先ほどの通気するクッションにあります。
せっかく空気を送り込んでもインソールでブロックしては意味がありません。
クッションまとめ
- メリット7:クッションから通気する
- メリット8:インソール入り
- デメリット1:連日の使用で履き心地は長続きはしない
クッション素材がスポンジ素材のEVA一層だけなので、アシックスのようなクッション性が長く続くことがありません。
しかし、価格差を考えると当たり前ですね。
靴底(すべりにくさ)
最後に、靴底について見ていきましょう。
靴底は、地面に接地するパーツ。
滑りにくさや耐久性に関係します。
滑りにくい靴底の形状をしていました。
雨の日やすこしの油でも滑りにくいでしょう。
耐油性
靴底の素材は、油への耐久性がある耐油配合でした。
耐油は、滑りにくさを表すと思っている方多いのですが、実際には油への耐久性のこと。
耐油性なしで、油の上に乗ってしまうと靴底が伸びたり、硬くなったり、割れてしまうケースもありました。
巻き上げソール
靴底がカカト後ろまで来ていました。
白い部分で、巻き上げソールと言います!
車の運転や歩行時の着地を安定させます。
靴底まとめ
- メリット9:滑りにくい靴底
- メリット10:耐油の靴底
- メリット11:巻き上げソール
丸五のマンダムセーフティー737の紹介をまとめます
当記事ではマンダムセーフティー737をレビューしました。
株式会社丸五が開発したプロスニーカー(JSAAのA種)。
丸五は、足袋もメインで製造していて、しっかりフィットする靴を設計します。
アッパーから異物が入ってきにくいのに、通気性も良いという素晴らしい構造。
脱ぎ履きもしやすいのに、フィッティング性の高さも感じました。
価格は安いのですが、しっかり考えられた製品です。
それでは簡単に記事をまとめます。
マンダムセーフティー737を履いて感じたメリットは下記。
- 異物が入りにくい
- 通気性もある
- マジックテープでフィッティング
- JSAAのA種
- カカトをホールド
- 反射材付き
- クッションから通気する
- インソール入り
- 滑りにくい靴底
- 耐油の靴底
- 巻き上げソール
デメリットは1つでした。
連日の使用で履き心地は長続きはしない
最後までお読みいただきありがとうございました。
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