どーも、靴の仕事歴11年でスポーツシューフィッターの松下智博(@Kitchen_sneaker)です。
今回は立ち仕事の靴の中でも、介護士さんにおすすめな靴を紹介します。

「疲れない介護士向けの靴がほしい」
「蒸れない介護士向けの靴ってあるの?」
「人気なワークシューズで介護職向けの靴を提案して!」

すべての介護士さんに一度読んでいただけたら嬉しいです。
タップできる目次
介護士さんにおすすめな「疲れない・蒸れない」靴の選び方を紹介します!
まずは、介護士さん向けの靴の選び方を解説します。
おすすめ製品は後述しましたので、早くみたい方はこちらをクリックしてください。

介護士さん向けの靴の選び方は下記になります。
おすすめな靴の選び方!
- カカト低い型
- スニーカー型
- 静電タイプ(好ましい)
それぞれ見ていきましょう。
カカト低い型
介護士の方は、靴を脱ぎ履きする機会が多いです。
部屋に入る時やベット周りを直すとき、入浴介助ですね。

そのため、カカトの低いタイプをおすすめします。
カカトが低いと脱ぎ履きがしやすく、作業がスムーズ。

フィットする工夫があるか
脱ぎ履きが多い時間帯ではない時もあるでしょう。
そんな時はバックベルトがある靴を選ぶとカカトを固定できるので、疲れにくくなります。

足にフィットする
カカトにバックベルトが靴ズレそうで嫌な方は、マジックテープや甲ゴムで足にフィットさせられる靴を選びましょう。
甲ゴムとは、上記画像で私が指でさしている部分。

脱ぎ履きする時間帯ではない時に、履き方を変えることで疲れにくくなります!
スニーカー型
介護士の方は、スニーカー型もおすすめ!
脱ぎ履きしやすくするために、マジックテープかスリッポンの靴を選びましょう。

なぜならスリッポンでは、足にフィットしないので疲れやすい製品が多い。
先ほどのカカト低い型でも解説しましたが、足が遊んでしまうんですよね。

マジックテープは2本以下に抑えましょう。
フィッティング性を向上させるために、マジックテープが3本ある靴もありますが、脱ぎ履きが「めんどくさい」です。

通気性
蒸れにくさを生み出すには、通気性が大事です。
カカト低い型と異なり、スニーカー型は通気性が低い製品も多くありました。

ただし、車イスとの衝突だけは気をつけてください。
メッシュ部分と車イスが「ぶつかる」と本当痛いので注意しましょう!

静電タイプ(好ましい)
作業靴の中には、カラダに電気を溜めにくい静電機能を持った靴があります。
靴の場合には、「制電」ではなく「静電」。

冬場など、施設利用者さんと接する時に静電気がバチッとスパークすることを抑制します。
意外と知られていない機能ですが、介護士さんにとっては重要なポイント。

静電気を溜めないのは重要ですが、ご自身の足に合わない靴を履き続けるのは、よくありません。
静電靴はワークシューズのみですが、履き心地の良い製品は限られています。

介護士さんにおすすめな靴をご紹介!
ここからは介護士さんにおすすめな靴をご紹介します。
今まで靴の選び方で紹介しましたポイントを有した靴ばかり。

下記になります。
介護士さんにおすすめな靴
ケアウォーカー®︎700
評価項目 | 詳細 |
価格 | ¥7,590〜(通販による) |
サイズ | 22.5~30.0cm |
サイズ感 | 普段履き比較:同じサイズ推奨 ナースシューズ比較: ウィズ:2E(幅は普通くらい) |
カラー展開 | 2色(ホワイト/アイボリー・ブラック/ブラック) |
動きやすさ | ★★★★★(星5つ) |
クッション性 | ★★★★★(星5つ) |
耐久性 | ★★★★☆(星4つ) |
おすすめの使用環境 | 大学病院◎ 個人病院◎ 看護専門学校◎ 看護大学◎ 介護施設◎ |
ケアウォーカー®︎700は、アシックスが開発したナースシューズです。
どちらかと言えば、介護士さん向けに作られていました。

足にフィットする構造
ケアウォーカー®︎700は、脱ぎ履きしやすいのに、履いた時は足にフィットする靴です。
マジックテープと甲ゴム、インソールの形状など、さすがアシックスな製品。

α-GEL入り
ケアウォーカー®︎700のカカト下には、α-GELが入っています。
α-GELとは、ゲル状のクッション素材。

α-GELは、通常の靴に使われている発泡素材というクッション材よりも機能が長続きします。
実際にα-GEL入りの靴を使っているユーザーより、夕方以降の疲れが違うという意見がありました。
サイズ感
ケアウォーカー®︎700のサイズ感は、普段履きスニーカーと同じサイズでOK。
普段履きスニーカーとは、ナイキやプーマなどのスポーツメーカー品です。

※静電ではありません。

おもいやりシリーズ
上履きや革靴、コンバースなどで有名なムーンスターがナースシューズをラインナップしていました。
ブランド名は『おもいやり』です。

ムーンスターの『おもいやり』はあらゆる形状のナースシューズをラインナップ!
現場に合わせたモデルのナースシューズを選ぶことが可能です。

おもいやりシリーズの中でも男性向けには『おもいやりM101』、女性向けに『おもいやり506』がおすすめ!
価格が安いことに加えて、上記のようにしゃがみ動作がしやすいです!

⇒ムーンスターのナースシューズ『おもいやり』のレビュー記事はこちら!

ナースウォーカー®︎203
評価項目 | 詳細 |
価格 | ¥7,150〜(通販サイトによる) |
サイズ | 21.5~29.0cm |
サイズ感 | 普段履き比較:同じサイズ推奨 ナースシューズ比較: |
カラー展開 | 3色(ピーコート/白・白・白/ピーコート) |
動きやすさ | ★★★★★(星5つ) |
クッション性 | ★★★★★(星5つ) |
耐久性 | ★★★★☆(星4つ) |
おすすめの使用環境 | 大学病院◎ 個人病院◎ 看護専門学校◎ 看護大学◎ |
ナースウォーカー203もアシックスが開発したナースシューズ。
看護師さん向けのナースシューズとして1番おすすめしている製品です。

フィッティング性が高い
足にしっかりフィットします。
フィッティング性が高い靴は、疲れにくく蒸れにくい。

消臭効果のあるMOFFを採用
ナースウォーカー®︎203のつま先には、消臭効果のある素材MOFFが採用されていました。
つま先は通気できないので、どうしても臭いやすい。

車イスから少しカバー
ナースシューズのため、安全性の観点から、つま先に通気性の高い素材がありません。
通気性は多少下がりますが、車イスや配膳台、台車などの作業にて、ケガをしにくいです。

サイズ感
ナースウォーカー®︎203のサイズ感は、普段履きスニーカーと同じサイズでOK。
普段履きスニーカーとは、ニューバランスなどのスポーツメーカー品のこと。

※静電ではありません。

ナースウォーカー®︎510
評価項目 | 詳細 |
価格 | ¥9,020 〜 |
サイズ | 21.5 〜 25.5cm |
サイズ感 | 普段履き比較:同じサイズ |
おすすめ 使用環境 | 病院 介護施設 女性限定 |
ナースウォーカー®︎510はアシックスが開発したナースシューズ。
アシックスはナースシューズを多数ラインナップしていますが、その中でも最もハイスペックなモデルです。

ナースウォーカー®︎510は24.5cmで214gです。
その辺の安いだけのナースシューズであれば、実現可能な重量。

ナースウォーカー®︎510のカラーバリエーションは2色。
アシックスのナースシューズでオールブラックがあるのは、ナースウォーカー®︎510のみです。

ナースウォーカー®︎510のサイズ感やその他の機能は、下記の記事にて詳しく解説しました。
ぜひ、参考にしてみてください。

⇒【ナースウォーカー®︎510をレビュー】軽くて疲れにくいナースシューズ!
ウィンジョブ®︎FIE351
評価項目 | 詳細 |
価格 | ¥7,480〜(通販による) |
サイズ | 22.0~29.0cm |
サイズ感 | 普段履き比較:同じサイズ推奨 |
カラー展開 | 1色 |
安全性 | ★★★★☆(星4つ) |
クッション性 | ★★★★★(星5つ) |
耐久性 | ★★★★☆(星4つ) |
おすすめの使用環境 | 精密機械・電子部品・社内履き・介護施設 |
ウィンジョブ®︎FIE351とは、アシックスが開発した静電靴です。
実は、ナースシューズや介護士さん向けに開発はされていません。

通気性が高い
通気性の高いメッシュ素材を多用していました。
そのため、蒸れにくいです。

土踏まずのサポートが強い
土踏まずに沿った形状です。
そのため、立ち仕事でも疲れにくいと感じました。

サイズ感
ウィンジョブ®︎FIE351のサイズ感は、すこし大きめ。
ナイキやアディダスなどの普段履きスニーカーと比較しています。


メディカルエレパスCSS-706Si
評価項目 | 詳細 |
価格 | ¥4,740〜(通販による) |
サイズ | 22.0~30.0cm |
サイズ感 | 普段履き比較:0.5cm小さめ推奨 ナースシューズ比較:0.5cm小さめ推奨 ウィズ:3E(幅は広め) |
カラー展開 | 1色 |
動きやすさ | ★★★★★(星5つ) |
クッション性 | ★★★★☆(星4つ) |
耐久性 | ★★★★☆(星4つ) |
おすすめの使用環境 | 病院・介護施設 |
メディカルエレパスCSS-706Siはミドリ安全が開発したナースシューズ。
ミドリ安全は、ワークシューズ業界のトップメーカーです。

高反発なクッション
メディカルエレパスCSS-706Siのクッションは、スプリングジョイと言われる高反発素材。
跳ねるように動けます。

靴のクッションは連日使用していると低下してきます。
できれば靴には休みを与えてあげることが大事ですが、「なかなか」できませんね。

インソールが疲れにくい
インソールの形状が疲れにくい形状でした。
特に私が指で指している先が盛り上げっています。

サイズ感
メディカルエレパスCSS-706Siのサイズ感は、大きめ。
アディダスなどの普段履きスニーカーと比較しています。

最低でも0.5cmは小さめをおすすめします!

メディカルエレパスCSS-308
評価項目 | 詳細 |
価格 | ¥4,719〜(通販による) |
サイズ | 21.5~25.5cm |
サイズ感 | 普段履き比較:0.5cm小さめ推奨 ナースシューズ比較:0.5cm小さめ推奨 ウィズ:3E(幅は広め) |
カラー展開 | 1色 |
動きやすさ | ★★★☆☆(星3つ) |
クッション性 | ★★★☆☆(星3つ) |
耐久性 | ★★★★☆(星4つ) |
おすすめの使用環境 | 大学病院◎ 個人病院◎ 看護専門学校◎ 看護大学◎ |
メディカルエレパスCSS-308もミドリ安全が開発した静電ナースシューズです。
靴底からも通気できる構造のナースシューズ。

靴底に通気口
メディカルエレパスCSS-308は、靴底に通気口がありました。
夏場に履かれているビジネスシューズのような構造ですね。
靴底で通した空気を逃しやすいようにメッシュ素材が多用されていました。
いくら靴底から通気しても逃す場所がないと通気性は高まりにくいので大事ですね。
マジックテープ1本で脱ぎ履きラクラク
マジックテープが1本なので、脱ぎ履きが楽でした。
すべてマジックテープなので、しっかりフィットします。

サイズ感
メディカカルエレパスCSS-308のサイズ感は、大きめ。
プーマなどの普段履きスニーカーとの比較です。


ケアセーフティCSS-205
評価項目 | 詳細 |
価格 | ¥3,718〜(通販による) |
サイズ | 22.0~28.0cm |
サイズ感 | 普段履き比較:小さめ推奨 ナースシューズ比較:同じサイズ ウィズ:3E(幅は広め) ※人差し指の一番長い方向け |
カラー展開 | ホワイト |
動きやすさ | ★★★☆☆(星3つ) |
クッション性 | ★★★☆☆(星3つ) |
耐久性 | ★★★☆☆(星3つ) |
おすすめの使用環境 | 大学病院◎ 個人病院◎ 看護専門学校◎ 看護大学◎ 介護施設◎ |
ケアセーフティーCSS-205は、ミドリ安全が開発したナースシューズです。
ミドリ安全はナースシューズを2ブランド(ケアセーフティとメディカルエレパス)展開しています。

カカトが低い型
ケアセーフティーCSS-205は、シリーズの中でもカカトが低い型。
脱ぎ履きしやすさに加えて、バックベルトを使うことでスニーカー型のように使用できます。

甲にやさしい
カカト低い型は、サンダルのように歩くので足の甲が痛くなる靴があります。
ケアセーフティCSS-205は、足の甲のあたりを和らげるため、クッション材がありました。

脱ぎやすいしサイズ調整しやすい
バックベルトを使用していても脱げるような構造でした。
また、足の甲のサイズ調整もしやすいですね。

サイズ感
ケアセーフティCSS-205のサイズ感は、すこし大きめ。
ナイキなどの普段履きスニーカーと比較しています。


ハイパーV#007
評価項目 | 詳細 |
価格 | ¥4,620 〜 |
サイズ | 22.5 〜 29.0cm |
サイズ感 | 普段履き比較:同じサイズ |
おすすめ 使用環境 | 病院 介護施設 |
ハイパーV#007は日進ゴムが開発したナースシューズ。
日進ゴムさんといえば、入浴介助用の滑りにくいサンダルがあるのでご存知の介護士さんも多いでしょう。

靴底にあるアルファベット状のVの字の靴底『ハイパーV』が水など液体の滑りを防止してくれます。
実際に飲食店のキッチンや食品工場でも滑りにくいため、ハイパーVは食品現場でも人気!


RW0024・RWM0001
リゲッタのRW0024とRWM0001も介護士さんにおすすめの靴です。
RW0024がレディースでRWM0001はメンズサイズで白色もありました!

カカト踏める
リゲッタのRW0024とRWM0001はカカトが踏める2way仕様。
2way仕様の靴って踏んだ状態で歩くことばかり想定したフィット感ですが、リゲッタはカカトを踏んでないときでも歩きやすいと感じます。

しゃがみやすい
クッションと靴底に溝が深く入っています。
この構造のおかげで靴本体が屈曲しやすくなるので、介護士さんに多い「しゃがみ動作」がしやすい!

リゲッタのRW0024とRWM0001は別の記事で詳しく解説しました。
サイズ感や重量、その他の機能すべて解説しています。


⇒【リゲッタのナースシューズの口コミは?】インソールで履き心地が長続き!
介護士さんにおすすめな靴のレビューをまとめます。
当記事では、介護士さん向けにおすすめな靴を紹介しました。
どれも疲れにくく動きやすい靴ばかりです。

介護関係の方は、作業靴を履いていないのを目にします。
しかし、靴屋さんに売っている有名メーカーの靴でも、疲れやすくて蒸れる製品もありました。

できれば、ナースシューズなどの作業靴のハイスペック品から選んでみてください。
おそらく動きやすくて疲れにくい製品が見つかるでしょう。

それでは、下記より簡単に記事をまとめます。
介護士さんにおすすめな靴の選び方は下記のとおり。
おすすめな靴の選び方!
- カカト低い型
- スニーカー型
- 静電タイプ(好ましい)
スニーカー型は、マジックテープの製品をおすすめします。
上記を踏まえて、紹介しました製品は下記でした。
介護士さんにおすすめな靴
ぜひ、参考にしてみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。

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