【ジャングルモック2.0をレビュー】メレルの代表作がアップデート!

ジャングルモック2.0はメレルが開発したスリッポン

 

どーも、靴の仕事歴10年のリョクシン(@Kitchen_sneaker)です。

今回は、メレルのジャングルモック2.0をレビュー。

リョクシン
結論から申し上げますと、最もおすすめするスリッポンです。

「疲れにくいスリッポンがほしい」

「履き心地の良いスニーカーを探している」

「靴ヒモがなくてもしっかりフィットする靴がほしい」

リョクシン
そんな方におすすめします。

実際に履いてみて「疲れにくい、スリッポンなのに足にフィット、代表作のアップデート版」と大満足。

コーデもしやすくおすすめです!

この記事の著者

靴の仕事歴11年・シューフィッター

リョクシン(松下智博)

ryokushin

プロフィール

靴の仕事歴12年の松下智博です。靴メーカーの株式会社リゲッタで営業してます。作業靴メーカーと靴の販売店で合計11年仕事しました。シューフィッターの資格も取得しメーカー営業と販売員、シューフィッターの目線から靴をレビューしています。Instagramもやってます。 プロフィール詳細

当ブログはメーカーからの商品提供はなく全て自費でレビューです。本記事には広告はふくまれています。

ジャングルモック2.0とは?重量やサイズ感をご案内

ジャングルモック2.0は、メレルが開発したスリッポンです。

メレルは1981年創業のアウトドアシューズをメインに製造するメーカー。

評価項目詳細
価格¥15,180〜(通販による)
サイズ22.5~30.0cm
サイズ感細身・2E
カラー展開6色(男女合計)
蒸れにくさ★★★★★(星5つ)
クッション性★★★★★(星5つ)
耐久性★★★★★(星5つ)
おすすめの使用環境散歩◎
立ち仕事◎
お出かけ◎

メレルは、スポーツ後や通勤、日常使い向けにジャングルモックというスリッポンを開発。

発売は、1998年ですが未だに多くの人から選ばれています。

リョクシン
今回のジャングルモック2.0は、そのジャングルモックのアップデート版。

日本ではジャングルモックは主に、ゴルフ後に履くリラックスシューズとして認知されていた印象です。

ゴルフ帰りに履くステータスのある靴ですね。

リョクシン
40代後半以降の人にその傾向があると思っています。

筆者も靴屋でアルバイトしていた時代によくジャングルモックを販売してきました。

やはり休日やゴルフ後、レジャーで使用する人が大半。

リョクシン
足に馴染むレザーのタイプを選ぶ人が多いです。

コーデについて

コーディネートも休日や通勤に履くイメージなので、デニムやチノパンに合います

とくにコーデには困らない靴でしょう。

リョクシン
ジャングルモック2.0は若者に合わせているデザインや設計でした。

私も平成元年生まれで、ジャングルモックの世代ではありませんが完全にローテ入りですね!

今までのジャングルモックの「滑る」や「重い」といったデメリットがカバーされていました。

リョクシン
スリッポン史上で最もおすすめな製品でしょう!

サイズ感や重量

ここからは、ジャングルモック2.0の重量サイズ感をご紹介!

まずは、重量です。

重量

ジャングルモック2.0の重量は27.0cmで352gです。

スニーカー市場では重たい部類。

リョクシン
しかし、靴の良し悪しは重量ではありません。

足へのフィッティング性で靴の良し悪しがわかります。

ジャングルモック2.0は、信じらないくらい高いフィッティング性

リョクシン
スリッポンなのに、その辺の靴紐スニーカーよりも圧倒的にフィットします。

足と靴がフィットすると足が靴の中で遊ばないので、疲れにくくて蒸れにくいです。

重さだけで靴を選ぶのは避けるべき!

リョクシン
結構、重さだけで選ぶ人多いので注意しましょう。

サイズ感

ジャングルモック2.0のサイズ感は、普段履きスニーカーと同じでOK。

普段履きスニーカーとは、ナイキやアディダスなどです。

リョクシン
靴のサイズ選びのご参考に筆者の所持していた靴のさサイズをご案内!
筆者の靴ラインナップ

普段履きのスニーカー

  • アシックス『ゲルカヤノ』 ⇒ 27.5cm
  • アディダス『スタンスミス』⇒27.5cm
  • ナイキ『エアマックス720』⇒ 27.5cm
  • ナイキ『エアマックスオケト』⇒27.5cm
  • ニューバランス『574』 ⇒ 27.5cm
  • ホカオネ『ボンダイ6』⇒ 28.0cm
  • ホカオネ『クリフトン』⇒ 27.5cm(ワイド)

革靴

  • リーガル ⇒ 26.5cm
  • テクシーリュクス ⇒ 26.5cm

※足は狭めです。

注意

ジャングルモック2.0は、2Eでかなりフィッティング性が高いです。

普段4Eなどの幅広なスニーカーを履いている方は1.0cmほど大きめにする必要があるでしょう。

フィッティング性が高い靴を日常的に履いたことがない人は、慣れないかもしれません。

しかし、足を入れて痛くなければそのまま履いてみてほしいです。

リョクシン
男性は、特に大きめのサイズ感を好みますが、大きめですと蒸れるし、疲れるのでおすすめしませんね。

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メレルのジャングルモック2.0を詳しくレビュー

ここからは、ジャングルモック2.0を詳しくレビューします。

レビューするポイントは下記のとおり。

レビューするポイント

  • 通気性(蒸れにくさ)
  • クッション性(疲れにくさ)
  • 耐久性(長持ちするか)

詳しくみていきましょう。

 

通気性(蒸れにくさ)

靴の通気性は、下記の2点が大事です。

通気性のポイント

  • アッパー素材
  • 足へのフィッティング性

まずは、ジャングルモック2.0のアッパー素材から見ていきましょう。

アッパーとは?

靴のパーツのアッパーの場所について解説

アッパーとは、足を包みこむパーツです。

アッパーの素材がレザーやメッシュ素材など通気できないと蒸れます。

リョクシン
靴の中の温度を下げることができません。

ピッグスキンレザー

ジャングルモック2.0のアッパーは豚の皮であるピッグスキンレザーを使用。

通気性はもちろんのこと、表面をスエード状にすることで撥水します。

リョクシン
伸びるというか馴染むので、ピッタリ目でもOK

フィッティング性

続いて、ジャングルモック2.0のフィッティング性を見ていきましょう。

どんなに通気性のあるアッパー素材でも、足にフィットしないと蒸れます。

リョクシン
大事なポイントですね!

ローアーチ気味

足の甲抑えるような構造をローアーチと呼びます。

ジャングルモック2.0は、前作に比較しても甲を抑える構造でした。

リョクシン
甲を抑えると、フィッティング性がアップしやすいです。

サイドゴアが深い

足を入れた際に、広がるゴム素材の部分をサイドゴアと呼びます。

このサイドゴアがかなり深めに設定されていました。

リョクシン
ここまで深いサイドゴアは見たことありませんでしたが、細かいサイズ調整ができます。

サイドゴアが二重

サイドゴアが2重にありました。

伸縮度合いも増しフィッティング性が高く感じますね。

リョクシン
靴の中に異物が入ることも防止。

カカトでしっかりホールド

カカトは細身でしっかりホールドされます。

若い世代(40代まで)を中心に足のカカト幅が細くなっているので、しっかり若い世代へ合わせている印象。

リョクシン
実は、既存の靴のほとんどが、カカト幅が広く大半の人に合わなくなってきているのです。

型を新たにベースから覆して設計し直すことは、人材や開発費含めてかなり大変なこと。

ジャングルモック2.0は、メレルが挑戦的に型を一新したことが読み取れます。

リョクシン
靴ズレやカカトの裏側が破れてしまう方は試して欲しい1足!

手を使わなくても履ける

フィッティング性が高い靴は、「履くのがめんどくさい」というデメリットがあります。

ジャングルモック2.0は、脱ぎ履きしやすい構造でした。

リョクシン
アッパーのカカト部分が伸びています。

さらに、カカトを形成する月型芯がしっかりしています。

月型芯は、内蔵されているので、画像ではわかりません。

リョクシン
月型芯の素材が良いことで、脱ぎ履きしやすく、耐久性も高いです。

履き口が小さい

履き口が小さいので、歩いていても前にズレることがありません。

かなりのフィット感を感じました。

リョクシン
また、つま先側が長くなるロングノーズなデザインで足が長く見える効果があります。

甲の足あたりが良い

履き口が小さいと、甲の足あたりが悪くなるデメリットもありました。

革靴とかに多く見られます。

リョクシン
ジャングルモック2.0は、足の甲にクッション材があり、足あたりよくデメリットをカバーしていました。

はじめは慣れませんが、履いていてピッグスキンレザーによって馴染む感じです。

日本人にも合う設計

つま先の形状が、日本人にもあう形状でした。

日本人は、親指が1番長い人が約6割くらいで世界では少数派です。

リョクシン
筆者は、親指が長めで海外製品は合わないことが多いのですが、全く問題ありませんでした!

通気性のまとめ

  • 履き口が小さい
  • ローアーチ構造
  • 日本人OKなつま先
  • サイドゴアが深い
  • ピッグスキンレザー
  • 甲の足あたりが良い
  • カカトでしっかりホールド

蒸れにくさ:★★★★★

メッシュ素材がないものの、しっかりフィットするので蒸れにくく感じました。

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クッション性(疲れにくさ)

続いて、ジャングルモック2.0のクッション性について見ていきましょう。

クッション性のポイント下記のとおり。

クッション性のポイント

  • インソールの素材
  • インソールの形状
  • クッション素材の厚み
  • クッション素材の種類

それぞれ簡単に見ていきます。

インソールの素材

インソールの素材は、EVAで厚みも多少あります。

EVAは、素材の配合によって大きく機能が変わる素材。

リョクシン
ジャングルモック2.0のインソールのEVAは、クッション性に優れた配合でした。

足の裏に沿った形状

画像のとおり、ジャングルモック2.0のインソールはかなり足の裏に沿った形状

この形状をアーチサポートといい、疲れにくくなります。

リョクシン
「立ちっぱなし」など足の腱や筋群の機能が低下しにくい!

インソールの中心部分ですが、平置きすると、接地していないことがわかります。

ちょうど土踏まずの部分。

リョクシン
ここまで極端に湾曲しているインソールもなかなかありません。

クッション素材の厚み

ジャングルモック2.0のクッションは厚みのある厚底という形状です。

厚底は、素材にもよりますが衝撃吸収に優れるので疲れにくい。

リョクシン
ジャングルモック2.0は、メレルが厳選し配合した素材なので問題なく、疲れにくいですね!

ジャングルモック2.0のクッションは、「AIR CUSHION」という軽くて適度に反発力のある素材。

実は、前作のジャングルモックですがデメリットとして「重たい」というモノがありました。

リョクシン
ジャングルモック2.0は、前作の「重たい」というデメリットを「AIR CUSHION」で改善しています。

柔らかい

インソールとるとクッションのカラーがオレンジだとわかりました。

余談ですが、箱の色や会社のイメージカラーと合わせていますね。

リョクシン
オレンジ色の部分のクッション押してわかったのですが、反発力がありながらも、柔らかい!

適度な反発力は、疲れにくくクッション性を長続きさせることが可能です。

あまり反発力が強いと膝をはじめカラダに負担なのでおすすめしません。

リョクシン
正直なところ、今まで履いてきた中で1番履き心地よいです。

動きやすい

実は、厚底自体にはデメリットがあります。

それは動きにくいこと。

リョクシン
クッション素材に厚みがあると、靴を屈曲させる時に、余計に力が必要なケースがあります。

フレックスグルーヴ

ジャングルモック2.0は、クッション素材が屈曲しやすいような設計です。

クッション部分に切れ目があり動きやすい

リョクシン
この切れ目をフレックスグルーヴと言います。

靴底の形状ともリンクしています。

踏み出しや着地のときに動きやすくなる設計でした。

リョクシン
安価品に多いのですが、フレックスグルーヴ風に見せてるだけの靴もありますが、ジャングルモック2.0はしっかり機能しているので問題なし。

カカトも平置きすると接地していません。

この設計のおかげで着地の際に、面で地面を捉えることができるのです。

リョクシン
フレックスグルーヴ同様に動きやすい構造。

トーアップ

ジャングルモック2.0は、つま先がつり上がったトーアップ形状

トーアップにより「つまずき防止」と「動作性アップ」が期待できます。

リョクシン
踏み出しやすい構造!

クッションのまとめ

  • 厚底
  • アーチサポート
  • トーアップ形状
  • 配合の良いEVAインソール
  • 軽くて適度な反発力のクッション
  • フレックスグルーヴで動きやすい

疲れにくさ:★★★★★

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耐久性(長持ちするか)

最後に耐久性について見ていきましょう。

耐久性のポイントは下記のとおり。

耐久性のポイント

  • アッパーが破れにくいか
  • 接着面の強度や作り方
  • 靴底のすり減りにくさ

簡単に見ていきましょう。

ピッグスキンレザーで破れにくい

前述のとおり、ジャングルモック2.0のアッパーはピッグスキンレザーで耐久性が高い

ランニングシューズなどに見られる、メッシュなどの繊維質なアッパーは破れやすく耐久性が低いので、長持ちはしません。

リョクシン
ピッグスキンレザーは、破れにくいアッパーですね。

サイドゴアも二重なので耐久性問題なしです。

接着面

靴底が剥がれることで靴を買い替える方も多いはず。

ジャングルモック2.0の接着は全く問題ありません。

リョクシン
靴底が、クッション部分まで巻き上がっています。

接着面が増えれば、剥がれにくくなります。

かなり頑丈な作りだと感じました。

リョクシン
長い間、履けるでしょう!

滑りにくい

靴底は、ビブラムソールで滑りにくい

メレルは、昔からビブラム社と共同開発しています。

リョクシン
最新の靴底も割とメレルから採用されるイメージがありますね。

何より前作のジャングルモックは、滑りやすいというデメリットがありました。

そのデメリットは改善していますね。

リョクシン
また、ビブラム社の中でもゴムの靴底で溝も深いので、すり減りも問題なし。

耐久性のまとめ

  • アッパーがピッグスキンレザー
  • 巻き上げソールで接着面の多い靴底
  • 滑りにくく溝が深いビブラムソール

耐久性:★★★★★

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メレルのジャングルモック2.0のレビューのまとめ

当記事では、メレルのジャングルモック2.0をレビューしました。

ジャングルモック2.0は、大ヒット製品ジャングルモックのアップデート版。

リョクシン
「重い」や「滑る」といった前作のデメリットを改善していました。

若い世代も履きやすいカカトの設計も魅力です。

手を使わずに履ける構造も今までになく、快適でした。

リョクシン
従来の型を使わずに、新しくニーズに応えた設計の靴です。

スリッポン史上ナンバー1と言っても良い製品だと感じました。

超おすすめです!

最後までお読み頂きありがとうございました。

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