【屋根やくん02をレビュー】丸五の安い屋根作業用のシューズ

どーも、靴の仕事歴12年でシューフィッターの松下智博(@Kitchen_sneaker)です!

今回は、屋根で滑りにくい靴屋根やくん02をレビューしました。

リョクシン
安い屋根作業の専用シューズです。

「安い屋根作業の専用シューズがほしい」

「断熱材の入った屋根作業シューズを探している」

「滑りにくい屋根作業シューズについて知りたい」

リョクシン
そんな方におすすめする製品です。

価格の安い屋根作業の専用シューズを探している方におすすめします。

 

この記事の著者

靴の仕事歴11年・シューフィッター

リョクシン(松下智博)

ryokushin

プロフィール

靴の仕事歴12年の松下智博です。靴メーカーの株式会社リゲッタで営業してます。作業靴メーカーと靴の販売店で合計11年仕事しました。シューフィッターの資格も取得しメーカー営業と販売員、シューフィッターの目線から靴をレビューしています。Instagramもやってます。 プロフィール詳細

当ブログはメーカーからの商品提供はなく全て自費でレビューです。本記事には広告はふくまれています。

屋根やくん02とは?サイズ感と重量をレビュー

屋根やくん02は、株式会社丸五が開発した屋根作業の専用シューズです。

丸五は、地下足袋のリーティングカンパニー。

地下足袋以外でも安全靴などワークシューズに強いメーカーです。

評価項目詳細
価格¥3,560〜(通販による)
サイズ23.0~28.0cm
サイズ感普段履き比較:0.5cm小さめ推奨
カラー展開2色
断熱性★★★☆☆(星3つ)
フィッティング性★★★☆☆(星3つ)
耐久性★★★★☆(星4つ)
おすすめの使用環境屋根作業の現場

そもそも地下足袋で屋根作業する方が多いでしょう。

そのため、丸五も製品開発する情報を得やすかったと推測します。

地下足袋でも良いのですが、断熱材が入っていたり、現場までの靴との脱ぎ履きのしやすさで言えば、屋根作業の専用シューズの方が楽。

リョクシン
地下足袋も脱げにくくて良いですけどね。

なにより、断熱材で「低音やけど」しにくいのがおすすめ!

屋根作業用というコアな現場向けですが、丸五は3製品もラインナップしていました。

その中でも屋根やくん02は、価格の安い製品です。

リョクシン
他、2つがハイスペックなだけにちょっと見劣りはしますが、とりあえず安い製品がほしい方におすすめでしょう。

ちなみに、屋根やくん02は23.0cmからのサイズ展開がありました。

女性サイズの展開もあります。

その場合には、屋根やくん02じゃなくて「屋根やちゃん02」なんじゃないかと思った人は、心に留めておきましょう。

リョクシン
うわぁお、でた!!

丸五さんの社内でもおもんない人がいう冗談だと思うけど、言ってしまいました・・・・

重量

気を取り直して、重量について見ていきます。

屋根やくん02の重量は、27.0cmで361gでした。

安全靴のようにつま先に先芯が入っていない靴の中では、割と重い方かなと。

しかし、重いといっても多少のことなので、気になりません。

リョクシン
おそらくは、足にフィットするので、重量を感じにくいのでしょう!

サイズ感

屋根やくん02のサイズ感は、普段履きスニーカーと比較して少し大きめ

普段履きスニーカーとは、アシックスやプーマなどのスポーツメーカー品ですね。

普段履きスニーカーが27.5cmなのに対して、屋根やくん02は27.0cmでした。

リョクシン
サイズ選びのご参考までに、筆者の履いてきた靴のサイズをご案内
筆者の靴ラインナップ

普段履きのスニーカー

アシックス・アキレス ⇒ 27.5cm
ナイキ・アディダス・プーマ ⇒ 27.5cm
ニューバランス ⇒ 27.5cm

革靴

リーガル ⇒ 26.5cm
テクシーリュクス ⇒ 26.5cm

安全靴

ウィンジョブ ⇒ 27.0cm
軽技KA211 ⇒ 27.0cm

屋根作業の靴

屋根やくん03 ⇒ 27.0cm
トビスニ ⇒ 27.5cm

※足は狭めです。

ぜひ、参考にしてみてください。

丸五の屋根やくん02を詳しくレビューします

ここからは、丸五の屋根やくん02を詳しくレビューします。

メリットデメリットは下記のとおり。

メリット
  1. 安い
  2. ベロの素材が厚手
  3. 履き口まわりの素材が厚い
  4. カカトでしっかり引っかかる
  5. マジックテープ1本でサイズ調整
  6. カカトでしっかりフィット
  7. 断熱材が入っている
  8. 滑りにくい
デメリット

留め具がマジックテープ1本なので不安

メリットとデメリットを詳しくみるために、パーツ別に解説しました。

靴は、大きく分けて3つのパーツに分けることが可能。

靴のパーツ

  • アッパー
  • クッション
  • 靴底

この3つのパーツが「靴のどこに当たるのか?」を図解しました。

 

靴のパーツの名称を解説

上から順番にアッパーから見ていきましょう。

 

アッパー(通気性)

靴のパーツのアッパーの場所について解説

アッパーとは、足を包みこむパーツ。

フィッティング性通気性に関係します。

屋根やくん02は、一見普通のスニーカーです。

しかし、意外とフィッティング性が高く感じました。

意外というと丸五さんに失礼なのですが笑

リョクシン
足が細い筆者でも、高いフィッティング性を感じるなら、「なかなか」ですね。

通気性あり

全体的に、通気口がありました。

オフホワイトではない、真っ白い部分ですね

メッシュ素材を使用しているので、通気性が高い!

リョクシン
つま先に通気口があるのは、嬉しいですね。

靴において通気性を発揮するには、足の動きによるメカニズムからもつま先に通気口を設定する必要があります。

しっかりつま先にありましたので大丈夫ですね。

ベロに厚みがある

足の甲に当たる部分をベロやシュータンと呼びます。

このベロの素材に厚みがありました。

ベロに厚みがあることで、サイズ調整がしやすくなり、さらに足あたりもよくなります。

リョクシン
屋根作業のため、足あたりがよくないと「しゃがみ動作」のときに、足が痛くなるんですよね。

履き口まわりも肉厚

足をいれる部分を履き口(はきぐち)と呼びます。

履き口の素材もベロと同様に厚みがありました。

足にフィットしやすく、足あたりがよくなる効果があります。

脱げにくい構造

カカトの先端がつま先方向にすこしだけ曲がっています。

これにより脱げにくくなりました。

マジックテープや靴ヒモなどサイズ調整の留め具のない、スリッポンなどによく見られる構造。

リョクシン
屋根作業では、靴が脱げる訳には、いかないので必須な仕様ですね。

マジックテープ1本

屋根やくん02は、マジックテープ1本でサイズ調整します。

そのため、脱ぎ履きがラクラク。

現場に到着後に、靴を履き替えやすいでしょう。

リョクシン
ただし、何かの拍子にマジックテープが外れてしまうと脱げてしまうので、注意が必要です。

アッパーまとめ

  • メリット1:安い
  • メリット2:ベロの素材が厚手
  • メリット3:履き口まわりの素材が厚い
  • メリット4:カカトでしっかり引っかかる
  • メリット5:マジックテープ1本でサイズ調整
  • デメリット1:留め具がマジックテープ1本なので不安

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クッション(履き心地)

靴のパーツのクッションの場所について解説

続いて、クッションについて見ていきましょう。

クッションは、足の裏から体重や荷重を支えるパーツ。

疲れにくさ断熱性に関係します。

屋根やくん02のクッション素材の厚みは、厚くもなく薄くもないくらい。

動きやすさと疲れにくくなる衝撃吸収を両立している印象です。

クッションが薄い薄底だと動きやすくなり、厚みのある厚底だと疲れにくくなるの一般的。

リョクシン
クッション素材の種類や配合にもよるので、見た目だけでは判断できない部分もありますけどね。

断熱性

クッションの中にフェルト素材が入っています。

フェルト素材により断熱性が高まりました。

屋根は、黒っぽい汚い砂浜並みに熱を吸収します。

リョクシン
前述のとおり、低音やけどの可能性があるので断熱は大事ですね。

クッションまとめ

  • メリット6:カカトでしっかりフィット
  • メリット7:断熱材が入っている

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靴底(すべりにくさ)

靴のパーツの靴底の場所について解説

最後に、靴底について見ていきましょう。

靴底は、地面に接地するパーツ。

滑りにくさに関係します。

屋根やくん02の靴底は、全面ゴム素材です。

滑りにくい素材を全面に使用していました。

多少重たくなる反面、安全性はアップします。

リョクシン
滑りにくいかどうかは、素材だけではなく、靴底の形状が大事。

もちろん、屋根やくん02は滑りにくい靴底。

屋根やくん02は、ツルツルの屋根と濡れた屋根に対しての滑りに強い形状だと感じました。

その他、屋根にある土ほこりや粉塵での滑りは、得意ではないようにも感じます。

リョクシン
その場合には、別の製品がおすすめでしょう。

屋根作業では、しゃがみ動作が多いです。

靴底に全面ゴム素材を使用してしまうと、屈曲しにくいと思っていたのですが、しっかり対応していました。

靴が足と連動して曲がる部分に、屈曲しやすいように、線が入っています。

リョクシン
上記の画像で3本線があるのわかりますか?

靴底まとめ

  • メリット8:滑りにくい

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丸五の屋根やくん02のレビューをまとめます

当記事では、屋根やくん02をレビューしました。

屋根やくん02は、丸五が開発した屋根作業の専用シューズ。

丸五は屋根作業の専用シューズを複数ラインナップしています。

リョクシン
屋根やくん02は、その中でも安価品でした。

ただ、安いだけではなく、最低限の機能と細かいこだわりを感じる製品です。

滑りにくいし足にフィットしました。

マジックテープ1本によるフィッティングなので、脱ぎ履きしやすい反面、脱げてしまう可能性もあるので注意が必要です。

リョクシン
滑りにくさは、ツルツルの屋根でも濡れた屋根に強い!

とりあえず屋根作業シューズを1足ほしい方や屋根清掃で濡れた屋根での作業をする方におすすめでしょう。

それでは簡単に記事をまとめます。

屋根やくん02のメリットは下記のとおり。

メリット
  1. 安い
  2. ベロの素材が厚手
  3. 履き口まわりの素材が厚い
  4. カカトでしっかり引っかかる
  5. マジックテープ1本でサイズ調整
  6. カカトでしっかりフィット
  7. 断熱材が入っている
  8. 滑りにくい

デメリットは1つです。

デメリット

留め具がマジックテープ1本なので不安

最後までお読みいただきありがとうございました。

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