どーも、靴の仕事歴12年でシューフィッターの松下智博(@Kitchen_sneaker)です!
今回は、屋根で滑りにくい靴のミドリ安全『トビスニTS-110N』についてレビュー。
![](https://worksneaker.com/wp-content/uploads/2019/07/5POsn7jh-min.png)
「しゃがみやすい靴がほしい」
「屋根が汚れていて粉塵や土ほこりで滑る」
「先芯の入った屋根作業シューズを探している」
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実際に履いてみて「屈曲しやすい、粉モノで滑りにくい靴底、動きやすい」という感想を持ちました。
粉塵のありそうな屋根で作業される方におすすめします!
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トビスニTS-110Nとは?重量とサイズ感をご案内
トビスニTS-110Nとは、ミドリ安全が開発した屋根作業の専門シューズです。
ミドリ安全は日本を代表するワークシューズメーカー。
靴以外も仕事現場に特化した製品をラインナップしています。
評価項目 | 詳細 |
価格 | ¥3,800〜(通販による) |
サイズ | 23.5~30.0cm |
サイズ感 | 普段履き比較:0.5cm小さめ推奨 |
カラー展開 | 2色 |
断熱性 | ★★★☆☆(星3つ) |
フィッティング性 | ★★★★★(星5つ) |
耐久性 | ★★★★☆(星4つ) |
おすすめの使用環境 | 屋根作業の現場 |
ミドリ安全は屋根作業用シューズを「トビスニ」というシリーズで複数ラインナップしています。
シリーズの中でもトビスニTS-110Nは、靴ヒモでサイズ調整ができるのが特徴。
マジックテープやダイヤルなど、サイズ調整の留め具は他にもありますが、靴ヒモが1番フィッティングしやすいですね。
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靴ヒモがほどけて転倒や転落しては問題ですからね!
またミドリ安全の屋根作業用シューズのトビスニですが、すべてに先芯が入っています。
先芯とは、安全靴のようにつま先を保護するパーツ。
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JSAAのA種をクリアしていれば一般的な作業現場では、問題なく使えるでしょう。
屋根作業でJSAAのA種はあまり見かけませんね。
重量
トビスニTS-110Nの重量は、27.0cmで395gでした。
屋根作業用シューズの中では重たい部類です。
先芯が入っていることや、つま先の補強するベロア素材があることが原因ではないかと。
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他社の屋根作業シューズと比較して作りも綺麗です。
価格も安すぎる気がしてしまうくらい良い製品だと感じました。
サイズ感
サイズ感は、普段履きスニーカーと同じサイズでOK。
普段履きスニーカーとは、ナイキやプーマなどのスポーツメーカー品です。
普段履きスニーカーが27.5cmのところ、27.5cmで問題ありませんでした。
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普段履きのスニーカー
アシックス・アキレス ⇒ 27.5cm
ナイキ・アディダス・プーマ ⇒ 27.5cm
ニューバランス ⇒ 27.5cm
革靴
リーガル ⇒ 26.5cm
テクシーリュクス ⇒ 26.5cm
安全靴
ウィンジョブ ⇒ 27.0cm
軽技KA211 ⇒ 27.0cm
屋根作業の靴
屋根やくん03 ⇒ 27.0cm
トビスニ ⇒ 27.5cm
※足は狭めです。
ミドリ安全さんのサイズ感は、割と大きめだと当ブログで解説しています。
しかし、トビスニに関しては小さめな印象を覚えました。
ぜひ、参考にしてみてください。
ミドリ安全のトビスニTS-110Nを詳しくレビュー
ここからはミドリ安全のトビスニTS-110Nを詳しくレビューします。
メリットとデメリットは下記のとおり。
- 安い
- 動きやすい
- 履き心地よい
- カカトでホールド
- 足にしっかりフィット
- 靴ヒモでしっかりフィット
- つま先補強で耐久性アップ
- 先芯に当たらないインソール
- 断熱材入り
- 滑りにくい靴底
- 粉や塵、土ほこりでも滑りにくい
- 先芯が入っている
- 巻き上げソールではない
メリットとデメリットを詳しくみるために、パーツ毎に解説しました。
靴は大きく分けて3つのパーツに分けることが可能。
靴のパーツ
- アッパー
- クッション
- 靴底
この3つのパーツが「靴のどこに当たるのか?」を図解しました。
上から順番にアッパーから見ていきましょう。
アッパー(通気性)
アッパーとは、足を包みこむパーツ。
通気性やフィッティング性、安全性に関係します。
トビスニTS-110Nのアッパーは、通気性と耐久性、フィッティング性に優れていました。
通気性から見ていきましょう。
通気性あり
アッパーにはところどころメッシュ素材があり通気性を感じます。
アッパーに通気口がないと、足の動き方のメカニズム上あまり通気できません。
ですんでアッパーに通気口があるの大事。
靴ヒモでフィッティング
前述のとおり、トビスニTS-110Nはシリーズの中でも靴ヒモでサイズ調整する製品。
いろいろサイズ調整の留め具は開発されてきましたが、靴ヒモが1番サイズを微調整できます。
紐の種類も、平べったい「平紐」なのでほどけにくい。
ハトメが破損しにくい
靴ヒモを入れる穴をハトメと呼びます。
このハトメが破れやすい製品もあるのですが、しっかり補強をしていました。
つま先補強がある
つま先にベロア素材がありました。
屋根作業用のシューズって、つま先が破れやすいですよね。
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一般的な作業靴の補強は、画像のように樹脂素材を貼り合わせることが多いイメージです。
しかし、屋根作業において樹脂素材では、耐久性が足りません。
トビスニのシリーズはすべてこのベロア仕様で耐久性で間違えなし。
アッパーまとめ
- メリット:安い
- メリット:動きやすい
- メリット:カカトでホールド
- メリット:足にしっかりフィット
- メリット:靴ヒモでしっかりフィット
- メリット:つま先補強で耐久性アップ
- デメリット:先芯が入っている
先芯が入っているので、不要な人にとってはストレスだと思いました。
しかし、先芯の強度もJSAAのA種をクリアした製品です。
JSAAのA種クリアしたプロスニーカーであれば、一般的な現場では問題ないはず。
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クッション(履き心地)
続いて、クッションについて見ていきましょう。
クッションは、足の裏から体重や荷重を支えるパーツ。
履き心地や疲れにくさに関係します。
履き心地がよい
ヒール下はクッション素材が厚手で履き心地よく感じました。
筆者は普段履きにトビスニを履いています笑
またクッションには断熱材が入っているので、熱を帯びた屋根でも「やけど」しにくい!
動きやすい
全体的には、クッション素材は薄手です。
屋根で踏ん張るためですね。
かなり動きやすさに優れていました。
屈曲しやすい
トビスニの最も重要なポイントです。
かなり屈曲しやすい。
歩いていても、勝手に靴が曲がってくれる感覚があります。
トーアップ
つま先が上方向につり上がっているのわかりますか?
この形状をトーアップと言います。
トーアップは「つまずき防止」や歩行サポートする機能がありました。
着地がスムーズ
ヒールも上方向につり上がっています。
これにより着地がスムーズで安定。
複雑な屋根作業でも機能するでしょう。
インソールで指が痛くない
先芯が指に当たっても痛くない形状のインソールでした。
屋根作業では、屈曲したり、つま先を屋根にひっかけたりします。
その時に先芯が指に当たると痛くなるので、その対策ですね。
実際に履いてみて指が痛くなかったです。
クッションまとめ
- メリット:履き心地よい
- メリット:つま先補強で耐久性アップ
- メリット:先芯に当たらないインソール
- メリット:断熱材入り
- デメリット:巻き上げソールではない
靴底(すべりにくさ)
最後に、靴底について見ていきましょう。
靴底は、地面に接地するパーツ。
滑りにくさに関係します。
粉塵や土ほこりで滑りにくい
トビスニTS-110Nは、粉塵や土ほこりのような粉モノで滑りにくい。
屋根って粉モノ多いんですよね。
実際に屋根作業を間近で見たことがあり驚きました。
実績のある靴底
実際に別の業界で粉で滑りにくい靴底として評価されていました。
製パンや製菓、製麺関係の食品工場です。
筆者の食品業界の友人から聞いた話ですが、多くの食品工場で採用されていました。
巻き上げソールではない
トビスニは、屈曲しやすさを優先しています。
そのため巻き上げソールではありませんんでした。
巻き上げソールだと、クッション部分まで靴底が上がってきているので、多少滑りにくくなります。
しかし、巻き上げソールですと屈曲がしにくいと感じました。
一長一短なので、ご自身の仕事内容と作業環境から選んで見てください。
靴底まとめ
- メリット:滑りにくい靴底
- メリット:粉や塵、土ほこりでも滑りにくい
- デメリット:巻き上げソールではない
↓巻き上げソールの製品
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ミドリ安全のトビスニTS-110Nのレビューまとめ
当記事では、トビスニTS-110Nについて解説しました。
トビスニTS-110Nは、ミドリ安全が開発した屋根作業シューズです。
ミドリ安全は、日本を代表するワークシューズメーカー。
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屋根作業用シューズも複数ラインナップしていました。
その中でもトビスニTS-110Nは、靴ヒモでサイズ調整できる屋根作業用シューズ。
耐久性やフィッティング性、屈曲性に優れていました。
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すべての屋根作業をする方におすすめ!
それでは下記より簡単に記事をまとめます。
トビスニTS-110Nのメリットは下記のとおり。
- 安い
- 動きやすい
- 履き心地よい
- カカトでホールド
- 足にしっかりフィット
- 靴ヒモでしっかりフィット
- つま先補強で耐久性アップ
- 先芯に当たらないインソール
- 断熱材入り
- 滑りにくい靴底
- 粉や塵、土ほこりでも滑りにくい
デメリットは2つありました。
- 先芯が入っている
- 巻き上げソールではない
最後までお読みいただきありがとうございました。
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