どーも、靴の仕事歴12年でシューフィッターの松下智博(@Kitchen_sneaker)です!
今回は、革靴ブランドのハイドロテックを徹底解説しました。
「疲れにくい革靴を探している」
「軽いビジネスシューズがほしい」
「ハイドロテックのおすすめ品番を知りたい」
実際に履いてみて「疲れにくい、歩きやすい、幅広の人に最適」という感想でした。
幅広でコスパを求めている方におすすめします!
タップできる目次
ハイドロテックの革靴とは?サイズ感やブルーコレクションなどラインナップをご紹介!
ハイドロテックとは、靴の量販店のチヨダが開発したプライベートブランドです。
評価項目 | 詳細 |
価格 | ¥6,900〜10,780 |
サイズ | 24.5〜28.0cm |
サイズ感 | 革靴比較:1.0cm大きめ 普段履き比較:同じサイズ |
シリーズ数 | 61製品 |
通気性 | ★★★☆☆(星3つ) ※シリーズによる |
クッション性 | ★★★★☆(星4つ) ※シリーズによる |
フィッティング性 | ★★☆☆☆(星2つ) |
おすすめ 使用環境 | 通勤◎ 営業◎ 立ち仕事◎ |
チヨダは東京靴流通センターやシューマートなど全国に多数展開する靴の大手量販店です。
靴業界で1〜3位争いをしているクラスに大手の販売店。
現在はABCマートがトップです。
しかし、ABCマートが出てくるまで長い間トップシェアの会社でした。
コスパ抜群
ハイドロテックは価格の割りに機能性が高いです。
ハイドロテックの中でもシリーズが多数あるため、全てに言えることではありません。
シリーズによって機能性が分かれます。
雪で滑りにくかったり、防水や蒸れにくい通気タイプなど。
シリーズと各シリーズのおすすめ品を解説しました。
ハイドロテックのシリーズ
- WIND
- クラシック
- ウルトラライト
- アクティブライト
- ブルーコレクション
- ブラックコレクション
- スタイリッシュウォーク
- ハイキング
- ウォーキング
- ファインセッター
この内、ウルトラライトだけより詳しく次項で解説しました。
ウルトラライトについて知りたい方はこちらをクリックしてください。
ブランド名 | 価格 | 本革 | 通気 | 防水 | 滑り | 雪道 | 着脱 | 消臭 | 足幅 |
WIND | ¥10,780〜 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | 3E |
クラシック | ¥10,780〜 | ◯ | × | ◯ | ◯ | × | ◯ | ◎ | 4E |
アクティブ ライト | ¥8,690〜 | ◯ | × | × | × | × | ◯ | ◯ | 3E |
ブルー コレクション | ¥10,780〜 | ◯ | × | ◯ | ◯ | ◯ | × | ◎ | 3E |
ブラック コレクション | ¥7,590〜 | ◯ | × | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | 3E |
スタイリッシュ ウォーク | ¥10,780〜 | ◯ | × | ◯ | ◯ | ◯ | × | ◎ | 3E |
ハイキング | ¥8,690〜 | ◯ | × | ◯ | ◯ | ◯ | × | × | 記載 なし |
ウォーキング | ¥10,780〜 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | × | × | × | 4E |
ファインセッター | ¥7,590〜 | ◯ | × | ◯ | ◯ | × | × | ◯ | 4E |
備考 | 消臭の◎は「消臭」と「抗菌」のW効果のあるシリーズのこと |
商品名と画像をタップすると、該当箇所までジャンプします。
WIND
ブランド名 | 価格 | 本革 | 通気 | 防水 | 滑り | 雪道 | 着脱 | 消臭 | 足幅 |
WIND | ¥10,780〜 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | 3E |
ハイドロテックWINDは、防水+通気のできる高機能なシリーズ。
ハイドロテックの中でもハイスペック品になります。
靴底には、セラミックが組み込まれていました。
多少の雪や雨でも滑りにくい!
足をいれる部分を履き口(はきぐち)と言います。
ハイドロテックWINDの履き口には、サイドゴアがありました。
クラシック
ブランド名 | 価格 | 本革 | 通気 | 防水 | 滑り | 雪道 | 着脱 | 消臭 | 足幅 |
クラシック | ¥10,780〜 | ◯ | × | ◯ | ◯ | × | ◯ | ◎ | 4E |
ハイドロテックのクラシックは、高い年齢層をターゲットに開発されたシリーズ。
足あたりの良い山羊革を使用しているので柔らかい感触です。
ハイドロテックのクラシックは、Biohunt CG-xという高機能素材を採用!
ハイドロテックBiohunt CG-xは、消臭・抗菌・防カビ・吸水・速乾機能、静電気放出システムの機能があります。
アクティブライト
ブランド名 | 価格 | 本革 | 通気 | 防水 | 滑り | 雪道 | 着脱 | 消臭 | 足幅 |
アクティブ ライト | ¥8,690〜 | ◯ | × | × | × | × | ◯ | ◯ | 3E |
ハイドロテックのアクティブライトは、シリーズの中でも軽量性の高い製品。
またインソールで疲れにくいのが特長です。
PEDI PILLOWというインソールを採用しています。
反発性に優れた素材のインソール。
インソール1枚の中でも複数の素材を使用しています。
サイドゴアがありました。
サイドゴアとは、足をいれる部分にゴム素材があり「脱ぎ履きしやすさ」がアップ。
ブルーコレクション
ブランド名 | 価格 | 本革 | 通気 | 防水 | 滑り | 雪道 | 着脱 | 消臭 | 足幅 |
ブルー コレクション | ¥10,780〜 | ◯ | × | ◯ | ◯ | ◯ | × | ◎ | 3E |
ハイドロテックのブルーコレクションは、防水タイプの革靴。
全天候で問題なく履ける革靴です。
BiohuntCG-xという消臭抗菌素材を使用しています。
防水靴は、通気性が低く蒸れやすい。
ハイドロテックのブルーコレクションには、セラミック粒子が入っていました。
雪でも滑りにくいのが特長です。
ブラックコレクション
ブランド名 | 価格 | 本革 | 通気 | 防水 | 滑り | 雪道 | 着脱 | 消臭 | 足幅 |
ブラック コレクション | ¥7,590〜 | ◯ | × | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | 3E |
ハイドロテックのブラックコレクションは、高機能素材をたくさん使用した革靴。
高機能素材により、蒸れや消臭、滑りに強いと感じました。
動画でも紹介していました。
特につま先に高機能素材を使用しています。
スタイリッシュウォーク
ブランド名 | 価格 | 本革 | 通気 | 防水 | 滑り | 雪道 | 着脱 | 消臭 | 足幅 |
スタイリッシュ ウォーク | ¥10,780〜 | ◯ | × | ◯ | ◯ | ◯ | × | ◎ |
ハイドロテックのスタイリッシュウォークは、ウォーキングがメインです。
雨など悪天候でも問題なく履けます!
Biohunt CG-xという消臭抗菌素材を使用していました。
防水靴は通気口が少ないため、非常に助かる機能ですね!
セラミック入りの靴底で滑りにくいです。
セラミックは路面と摩擦を起こしやすいので滑りにくい!
ハイキング
ブランド名 | 価格 | 本革 | 通気 | 防水 | 滑り | 雪道 | 着脱 | 消臭 | 足幅 |
ハイキング | ¥8,690〜 | ◯ | × | ◯ | ◯ | ◯ | × | × | 記載 なし |
ハイドロテックのハイキングは、悪路でも歩きやすいシリーズです。
見てのとおり、ビジネス用ではありません。
石ころや雪、水滴でも滑りにくい靴底でした。
靴底にセラミックが組み込まれています。
ウォーキング
ブランド名 | 価格 | 本革 | 通気 | 防水 | 滑り | 雪道 | 着脱 | 消臭 | 足幅 |
ウォーキング | ¥10,780〜 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | × | × | × | 4E |
ハイドロテックのウォーキングは、休日用のウォーキングシューズです。
スタイリッシュウォークとの違いは、シルエットが丸みを帯びていること。
靴底は急な雨でも滑りにくい靴底でした。
防水機能もあるので、多少の雨であれば問題ありません(完全防水ではない)。
ファインセッター
ブランド名 | 価格 | 本革 | 通気 | 防水 | 滑り | 雪道 | 着脱 | 消臭 | 足幅 |
ファインセッター | ¥7,590〜 | ◯ | × | ◯ | ◯ | × | × | ◯ | 4E |
ハイドロテックのファインセッターは、ビジネスとウォーキングの兼用シューズです。
幅広で4Eなのも特長。
ハイドロテック「ファインセッター」は幅広の4Eで柔らかい革を使用しています。
幅広の方でも足に合わせやすい素材。
ハイドロテックのウルトラライトで1番おすすめのHD1311をレビュー
ここからはハイドロテックのウルトラライトをレビューします。
評価項目 | 詳細 |
価格 | ¥6,900〜 |
サイズ | 24.5〜30.0cm |
サイズ感 | 革靴比較:同じサイズ 普段履き比較:1.0cm小さめ |
通気性 | ★★★☆☆(星3つ) |
クッション性 | ★★★☆☆(星3つ) |
フィッティング性 | ★★★☆☆(星3つ) |
おすすめ 使用環境 | 通勤◎ 営業◎ 立ち仕事◎ |
ハイドロテックのウルトラライトでおすすめは、HD-1311です。
ウルトラライトの最大の魅力は軽量であること。
26.5cmで295g!
ハイドロテックのウルトラライトHD-1311は26.5cmで295gでした。
めっちゃ軽いですね!
サイズ感
ハイドロテックHD-1311のサイズ感は、普段履きスニーカーと比較して大きめです。
普段履きスニーカーとは、アディダスやコンバースなどのこと。
靴のサイズ選びのご参考までに筆者の靴のサイズをご案内!
普段履きのスニーカー(ユニクロの靴下を着用)
- ニューバランス『574』 ⇒ 27.5cm
- ニューバランス『996』 ⇒ 27.5cm
- アシックス『ゲルカヤノ』 ⇒ 27.5cm
- アディダス『スタンスミス』⇒27.5cm
- ナイキ『エアマックス720』⇒ 27.5cm
- ナイキ『エアマックスオケト』⇒27.5cm
- ホカオネ『クリフトン』⇒ 27.5cm(ワイド)
- ホカオネ『ボンダイ6』⇒ 28.0cm(ノーマル)
革靴(薄手のビジネスソックスを着用)
- ペダラ ⇒ 26.5cm
- リーガル ⇒ 26.5cm
- ランウォーク ⇒ 26.5cm
- ハイドロテック ⇒ 26.5cm
- バランスワークス ⇒ 26.5cm
- テクシーリュクス ⇒ 26.5cm
※足は狭めです。
※ユニクロの靴下は定番モデルで厚みは普通。
革靴に関しては薄手のビジネスソックスを履いています。
こんな感じのよくスーツ屋さんに売っているタイプの靴下です。
薄手なので、普段からユニクロの定番の靴下などビジネスソックスではない方は、0.5cmアップしても良いでしょう!
革靴(ユニクロの靴下を着用)
- ペダラ ⇒ 27.0cm
- リーガル ⇒ 27.0cm
- ランウォーク ⇒ 27.0cm
- バランスワークス ⇒ 27.0cm
- テクシーリュクス ⇒ 27.0cm
※ユニクロの靴下は普段履きスニーカー採寸時と同じ
以上のように靴のジャンルや靴下によってもサイズ感は変わります。
ご自身のサイズを決めつけずに選んで見てください!
- 安い
- 軽い
- 本革
- 外羽根
- モカシン
- 滑りにくい
- 脱げにくい
- クッション性がある
- 靴底がすり減りにくい
- トーアップで歩きやすい
足が細い人には合わない
それぞれ詳しく見ていきましょう。
ハイドロテックHD-1311のメリット・デメリット
ハイドロテックのウルトラライトHD-1311のメリットを見ていきましょう。
ウルトラライトHD-1311のメリットは10個ありました。
HD-1311をおすすめする理由
- 外羽根
- モカシン
- 滑りにくい
この3点から見ていきます。
外羽根
ハイドロテックのウルトラライトHD1311は、外羽根でした。
外羽根とは、革靴の形状のことです。
外羽根とは、紐を外すと画像のように開く形状のこと。
手で抑えている場所を羽根といいます。
内羽根はこちら!
内羽根は、画像のように羽根の可動域が狭いのがわかります。
確かに、内羽根は機能面ではメリットはありません。
しかし、冠婚葬祭などの式典では内羽根の靴がよいとされています。
近年ではそこまで厳しく言われなくなりましたので、状況を見てご判断ください!
モカシン
ハイドロテックHD-1311は、モカシンで足にフィットしやすい構造です。
モカシンとは、つま先に沿って縫われている靴のこと。
画像のような感じがモカシンですね!
つま先に沿った感じで内側が縫われていました。
モカシンのような縫い目があることでつま先の上側が平面に近くなります。
楕円の度合いが強くなるので、足に沿った形状になりやすい!
真丸(まんまる)よりの楕円だと甲の上側がフィットしません。
滑りにくい靴底
ハイドロテックHD-1311は、滑りにくい靴底でした。
つま先とカカトに滑りにくい素材を貼り合わせてます。
滑りやすいと足で踏ん張るので、余計な力を使うため疲れやすい。
滑りにくい素材は「すり減りにくさ」もあります。
カカトを見るとわかりますが、別の素材を貼り合わせていることがわかりました。
安いビジネスシューズの大半はHD-1311のように別素材を貼り合わせていません。
安いビジネスシューズは、クッション素材をそのまま靴底に応用してしまうので、滑りやすく、すり減りやすい!
厚底のクッション
ハイドロテックHD-1311は厚底のクッションでした。
後ろから見てもかなりクッションが厚手なのがわかります。
厚底のクッションは衝撃をより吸収できるので疲れにくい!
トーアップ
ハイドロテックHD-1311はつま先のつり上がったトーアップ形状。
トーアップ形状とは、つまずき防止や歩きやすさアップの効果があります。
カカト幅が広い
ハイドロテックHD-1311に限らず、カカト幅が広いと感じました。
足が全体的に大きめの方におすすめします。
甲高幅広の方でもカカト幅は狭いケースもあります。
ただし、脱げにくい
ただし、カカトの形状が脱げにくい構造でした。
カカトの先端に向かってカーブを描いています。
このカーブは足にストレスなくしっかりフィットするので脱げにくい特長がありました。
しっかり筆者にとってのデメリットをカバーしていました!
まとめ:革靴ブランド『ハイドロテック』は多機能なビジネスシューズ
当記事では、革靴ブランドのハイドロテックについて解説しました。
ハイドロテックは靴の量販店のチヨダが開発した革靴です。
ビジネスやカジュアル、ハイキングまで対応していました!
それでは簡単に記事をまとめます。
ハイドロテックのシリーズは下記のとおり!
ブランド名 | 価格 | 本革 | 通気 | 防水 | 滑り | 雪道 | 着脱 | 消臭 | 足幅 |
WIND | ¥10,780〜 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | 3E |
クラシック | ¥10,780〜 | ◯ | × | ◯ | ◯ | × | ◯ | ◎ | 4E |
アクティブ ライト | ¥8,690〜 | ◯ | × | × | × | × | ◯ | ◯ | 3E |
ブルー コレクション | ¥10,780〜 | ◯ | × | ◯ | ◯ | ◯ | × | ◎ | 3E |
ブラック コレクション | ¥7,590〜 | ◯ | × | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | 3E |
スタイリッシュ ウォーク | ¥10,780〜 | ◯ | × | ◯ | ◯ | ◯ | × | ◎ | 3E |
ハイキング | ¥8,690〜 | ◯ | × | ◯ | ◯ | ◯ | × | × | 記載 なし |
ウォーキング | ¥10,780〜 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | × | × | × | 4E |
ファインセッター | ¥7,590〜 | ◯ | × | ◯ | ◯ | × | × | ◯ | 4E |
備考 | 消臭の◎は「消臭」と「抗菌」のW効果のあるシリーズのこと |
上記の表とは別にハイドロテックのウルトラライトを解説しました。
メリットとデメリットは下記のとおり。
- 安い
- 軽い
- 本革
- 外羽根
- モカシン
- 滑りにくい
- 脱げにくい
- クッション性がある
- 靴底がすり減りにくい
- トーアップで歩きやすい
足が細い人には合わない
最後までお読みいただきありがとうございました。
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