どーも、靴の仕事歴12年の松下智博(@Kitchen_sneaker)です。
今回は、リカバリーサンダルの中でもサロモンのリカバリーサンダルをレビュー。
「疲れにくいサンダルがほしい」
「ビーサンだと足の甲が痛くなる」
「滑りにくいサンダルを探している」
クッション性が高く滑りにくいので、疲れにくく感じました。
ディズニーランドや観光やレジャー、日常使いの他、海の家など屋外で働く方にもおすすめ!
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リラックスブレイク4.0とは?重量とサイズ感をレビュー
リラックスブレイク4.0とは、サロモンが開発したリカバリーサンダルです。
リカバリーサンダルとは、スポーツ競技やトレーニング後に履く、衝撃吸収にすぐれたサンダル。
足腰や膝などの回復につながるということで、近年注目されています。
評価項目 | 詳細 |
価格 | ¥6,600〜(通販による) |
サイズ | 22.0~28.5cm |
サイズ感 | すこし小さめ |
カラー展開 | 2色(男女合計) |
蒸れにくさ | ★★★★★(星5つ) |
クッション性 | ★★★★☆(星4つ) |
耐久性 | ★★★★☆(星4つ) |
おすすめの使用環境 | 散歩◎ 立ち仕事◎ ランニング後◎ |
サロモンは、トレイルランニング(以降、トレラン)関係はじめアウトドア用品を製造しているメーカー。
トレイルランニングは、野山を走る過酷の競技です。
足腰や膝への負担が大きくレース後に、履くサンダルとして開発されたのではないかと。
また軽登山する時も、登山靴は重いし高いし履く機会が少ないことから、サロモンのトレランシューズ使用していますね。
サロモンってナイキやアシックスに比べて認知度低いイメージ。
しかし、良い製品ばかりなので、知らなかった方はぜひサロモンのトレランシューズ履いてほしいですね。
重量
サロモンのリラックスブレイク4.0は、28.0cmで199gでした。
かなり軽いですね。
あとで説明しますが、靴底に滑りにくい素材を使っていてこの軽さはすごいと思います。
サイズ感
サロモンのリラックスブレイク4.0のサイズ感は、普段履きと同じサイズでOK。
普段履きとは、ナイキやアシックスなどのスポーツメーカー品です。
普段履きスニーカーが27.5cmですが、こちらは28.0cm(ハーフなし)でした。
普段履きのスニーカー
- アシックス『ゲルカヤノ』 ⇒ 27.5cm
- アディダス『スタンスミス』⇒27.5cm
- ナイキ『エアマックス720』⇒ 27.5cm
- ナイキ『エアマックスオケト』⇒27.5cm
- ニューバランス『574』 ⇒ 27.5cm
- ホカオネ『ボンダイ6』⇒ 28.0cm
- ホカオネ『クリフトン』⇒ 27.5cm(ワイド)
革靴
- リーガル ⇒ 26.5cm
- テクシーリュクス ⇒ 26.5cm
サンダル
- ウーフォス ⇒ 28.0cm
- テリック ⇒ 28.0cm
- サロモン ⇒ 28.0cm
※足は狭めです。
ぜひ、参考にしてみてください。
サロモンのリラックスブレイク4.0を詳しくレビュー
ここからは、サロモンのリラックスブレイク4.0を詳しくレビューします。
レビューするポイントは下記のとおり。
レビューするポイント
- 通気性(蒸れにくさ)
- クッション性(疲れにくさ)
- 耐久性(長持ちするか)
詳しくみていきましょう。
通気性(蒸れにくさ)
リラックスブレイク4.0の通気性をみていきます。
「サンダルって通気性良いんじゃないの?」
そう思った方も多いでしょう。
その辺りについても解説していきます。
通気性に関係する靴のパーツをアッパーと言います。
足をぐるっと包みこむパーツ。
サンダルの場合には、足の裏に素材が関係します。
足の裏にはり付かない素材
足の裏にはり付く感じのサンダルは、蒸れやすく通気性が良いとは言えません。
リラックスブレイク4.0の素材は、はり付く感じがなく、蒸れにくい。
はり付くと汗をかきやすいので、あまりおすすめしません。
メッシュ素材
サンダルですが、アッパーにメッシュ素材を使用していました。
ランニングシューズなどのスニーカーに使用されることが多いメッシュ。
サンダルで使用するのは、珍しいのですが、通気性が高く感じます。
裏側はメッシュではない
アッパーの外側はメッシュなのですが、裏側は足の裏にあたる素材と同じ。
その理由は、内側をメッシュにしてしまうと、足の甲と摩擦が起きてしまい靴ズレが起きてしまうから。
しかし、通気口はメッシュと連動しているので、しっかり通気はできます。
日本人もOK
サロモンは、海外メーカーなので、日本人には向かないと思っていました。
しかし、履いてみて感じたのは、そんな合わないこともないといった感覚。
日本人は、親指が1番長い人が割合が、6割強と多く筆者もそうなのですが、問題ありません。
鼻緒に柔軟性がある
サンダルの指の間にくる部位を「鼻緒(はなお)」と言います。
筆者は、鼻緒のあるサンダルって足の皮がめくれるので、好きじゃないんですよね。
しかしリラックスブレイク4.0は、素材に柔軟性があり、筆者には合いました。
しかし、歩き方や足の形状、肌の強さも関係します。
鼻緒がストレスな方は、別のタイプもありますので、ぜひご検討を!
通気性まとめ
- 通気口がある
- 日本人向けでもある
- メッシュで蒸れにくい
- 甲と摩擦を起こしにくい
- 鼻緒の素材に柔軟性がある
クッション性(疲れにくさ)
続いてクッション性についてみていきましょう。
クッション性は、足の裏から体重を支えるパーツ。
素材の種類や配合、厚みによってクッション性が変わります。
クッション性に関係する場所は、画像の黄色部分の場所ですね。
地面には接地しないのが理想。
しかし、安い製品や製法の都合上、サンダル場合には赤い部分の「靴底」と同じ素材を使用してしまうケースもあります。
靴底とクッション素材を同じにしてしまうと機能が分散しがちです。
靴底はすり減りにくさが求められますし、クッション素材は、衝撃吸収が必要。
すり減りと衝撃吸収の配合は、相反するので、両立不可です。
どっち付かず or 一方だけに優れた配合みたいなイメージ。
厚底
リラックスブレイク4.0は、サンダルの割りには、素材に厚みがありました。
厚みのあるクッション素材を厚底と呼んでいます。
カカト下だけじゃなく、つま先下まで、厚みがありますね。
EnergyCell™
クッション素材は、EVAという発泡素材です。
EVAは配合によって大きく機能が変わる素材。
サロモンの配合である「EnergyCell™」によって高い衝撃吸収を発揮します。
動きやすい設計
リラックスブレイク4.0は、リカバリーを目的にしています。
そのため、EVAの配合としては衝撃吸収に特化していると感じました。
靴のクッションにおけるEVAの配合では、歩きやすくする「推進力」も重要です。
しかし、リカバリー向けなので、クッション素材ではそこまで推進力感じませんでした。
その代わりに、設計が、カカトからつま先方向へ体重移動のしやすい。
素材は衝撃吸収に特化し、設計で動きやすくしているイメージです。
動きやすさは、ウーフォスやテリックの方があると感じます。
しかし次項で解説する耐久性は、ウーフォスとテリックには勝っていると思いました。
クッション性まとめ
- 厚底
- 動きやすい設計
- 衝撃吸収に向いた素材
耐久性(長持ちするか)
最後に、耐久性についてみていきましょう。
耐久性に大きく関係するのは、靴底です。
前述のとおり、サンダルはクッション素材と靴底の素材を一緒にしがち。
製法の都合上どうしても、同じになってしまうケースもあります。
しかし、クッション素材と靴底では、求められる部分が違うので、できれば分けるべきでしょう。
クッションと靴底の素材が別
ネイビー色の部分以外は、滑りにくいゴム素材です。
全面ゴム素材にしない理由は、重くならないため。
リラックスブレイク4.0は、歩くときに加重がかかりやすい場所にだけ、ゴム素材がありました。
Contagrip® MA
サロモン独自設計の「Contagrip® MA」という靴底でした。
濡れた路面や「ぬかるみ」でも滑りにくいとのこと。
ノンマーキング
床を汚しにくいノンマーキングの靴底でした。
サンダルは「すって」歩くので、ノンマーキングでないと床を汚してしまいます。
靴底の色が移ってしまうわけですね。
耐久性まとめ
- 滑りにくい素材
- 靴底とクッション素材が別
サロモンのリラックスブレイク4.0のレビューまとめ
当記事では、サロモンのリラックスブレイク4.0をレビューしました。
サロモンは、トレイルランニングシューズをはじめアウトドア用品を製造するメーカー。
リラックスブレイク4.0は、競技後にダメージをおった足腰、膝の回復を目的としたサンダルです。
通気性にすぐれたアッパーで快適。
靴底はクッション素材を応用せず、滑りにくいゴム素材を採用しています。
ゴム素材は重たいのですが、必要最低限の場所だけに設置することで、軽量性も実現。
ぜひ、試してみてください。
それでは下記より簡単に記事をまとめます。
サロモンのリラックスブレイク4.0の評価は下記のとおり。
評価
- 通気性:★★★★★
- 疲れにくさ:★★★★☆
- 耐久性:★★★★☆
通気性に関係するポイントは下記のとおり。
通気性まとめ
- 通気口がある
- 日本人向けでもある
- メッシュで蒸れにくい
- 甲と摩擦を起こしにくい
- 鼻緒の素材に柔軟性がある
クッション性については下記のように感じました。
クッション性まとめ
- 厚底
- 動きやすい設計
- 衝撃吸収に向いた素材
靴底については下記のとおりです。
耐久性まとめ
- 滑りにくい素材
- 靴底とクッション素材が別
最後までお読みいただきありがとうございました。
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