どーも、靴の仕事歴12年の松下智博(@Kitchen_sneaker)です。
今回は、ミドリ安全のナースシューズのメディカルエレパスCSS-15Siをレビューしました。

「軽いナースシューズがほしい」
「衛生管理しやすいナースシューズがほしい」
「静電気の発生しにくいナースシューズを探している」

通気口がないので、蒸れやすいのですが、消毒の効きやすい製品でした。
タップできる目次
メディカルエレパスCSS-15Siとは?
メディカルエレパスCSS-15Siとは、ミドリ安全が開発したナースシューズです。
ミドリ安全は、医療現場に欠かせないメーカー。
ナースシューズの他、医療用のユニフォームや手袋など多数ラインナップしています。
評価項目 | 詳細 |
価格 | ¥4,719〜(通販による) |
サイズ | 21.5~25.5cm |
サイズ感 | 普段履き比較:0.5cm小さめ推奨 ナースシューズ比較:0.5cm小さめ推奨 ウィズ:3E(幅は広め) |
カラー展開 | 1色 |
動きやすさ | ★★★☆☆(星3つ) |
クッション性 | ★★★☆☆(星3つ) |
耐久性 | ★★★★☆(星4つ) |
おすすめの使用環境 | 大学病院◎ 個人病院◎ 看護専門学校◎ 看護大学◎ |
ミドリ安全は、ナースシューズを2ブランドで展開。
『メディカルエレパス』と『ケアセーフティ』です。
その内、メディカルエレパスは静電気を発生させにくい「静電」という機能のあるシリーズ。

メディカルエレパスCSS-15Siは、シリーズの中でも衛生管理のしやすいナースシューズ。
通気口やメッシュ素材のない製品です。
メッシュ素材や綿のような素材を表面に使用すると、菌が付着しやすく消毒しにくい可能性がありました。

ですので、安全性も高く表面を消毒液で拭くことで、衛生的によい状態を作ることができます。
重量
メディカルエレパスCSS-15Siは、24.5cmで213gでした。
すごい軽いですね。
ただし、靴は軽ければ良い製品という訳ではありません。

足にしっかりフィットしないと、靴の中で足が遊んでしまい疲れやすくなったり、足の変形にもつながることも・・・。
ですので、ご自身にあったナースシューズを見つけましょう。
サイズ感
メディカエレパスCSS-15Siは、普段履きスニーカーに比較してすこし大きめでした。
ミドリ安全さんの製品は、大きめが多いです。
普段履きスニーカーとは、ナイキやアディダスなどのスポーツメーカー品。

ミドリ安全のメディカルエレパスCSS-15Siを詳しくレビュー。
ここからはメディカルエレパスCSS-15Siを詳しくレビューします。
メディカルエレパスCSS-15Siのメリットとデメリットは下記。
- 通気口がない
- 菌の吸着しやすい素材が少ない
- マジックテップでフィッティング
- カカトのエアーが入っている
- カカト部分が厚底
- 靴底に通気口がある
- 足音がしにくい靴底
通気性
メリットとデメリットをパーツ別に解説しました。
靴は大きく分けて3つのパーツに分かれます。
靴のパーツ
- アッパー
- クッション
- 靴底
この3つのパーツが「靴のどこに当たるのか?」を図解しました。
上から順番にアッパーから見ていきましょう。
アッパー(通気性)
アッパーは、足を包みこむパーツ。
フィッティング性や通気性、安全性に関係します。
通気口がない
通気口がありませんでした。
ナースシューズは、通気性のためにアッパーのどこかに通気する素材を使用します。
メディカルエレパスCSS-15Siは、その通気する素材が一切ありません。
通気性の高いナースシューズはこんな感じ
例えば、通気性の高いナースシューズですと上記の画像のようにメッシュ素材をたくさん使います。
これであれば歩くたびに靴内部を通気することが可能。
しかし、メッシュ素材は表面に菌を吸着しやすく、衛生面に優れません。

マジックテープ
メディカルエレパスCSS-15Siは、マジックテープでフィッティングします。
マジックテープは靴ヒモのように「ほどけて、紐を踏んで転倒」といった可能性がないので安心。
また、1本のマジックテープで脱ぎ履きもラクラクできます。
アッパーまとめ
- メリット1:通気口がない
- メリット2:菌の吸着しやすい素材が少ない
- メリット3:マジックテップでフィッティング
- デメリット1:通気性
クッション(履き心地)
続いて、クッションについて見ていきましょう。
クッションとは、足の裏に当たる部分で、体重や荷重を支えるパーツ。
疲れにくさや履き心地に関係します。
厚底
カカトの下のクッション素材に厚みがありました。
厚みのあるクッション素材を厚底と呼びます。
厚底は素材にもよりますが、衝撃吸収に優れているので、疲れにくい!
エアー入り
さらに、カカト下にエアーが入っていました。
これにより、より衝撃を吸収できるので疲れいくいでしょう。
また、靴のクッション素材は一般的にスポンジ素材をメインに使用します。

スポンジ素材は、連日の使用でクッション性を失っていきます。
エアーはスポンジと異なり、クッション性を失いにくく、そのエアーがスポンジ素材の間に入ることで衝撃吸収をサポート。
その結果、スポンジ素材だけのナースシューズに比較して、エアー入りの方が疲れにくいのです。

クッションまとめ
- メリット4:カカトのエアーが入っている
- メリット5:カカト部分が厚底
靴底(すべりにくさ)
最後に、靴底について解説します。
靴底は、地面に接地するパーツ。
滑りにくさや足音の大きさに関係します。
通気する靴底
メディカルエレパスのシリーズには、割と採用されている機能です。
靴底から通気して、靴内部の温度を下げることが可能。
蒸れにくくなります。

メディカルエレパスCSS-15Siは、アッパーから空気を逃せません。
よって、通気性は多少よくなるイメージですね!
ものすごく蒸れにくい訳ではありません。
足音がでにくい
靴底の形状を見てみてください。
角が丸みを帯びています。
着地するときに、衝撃を吸収してくれました。

夜勤など足音を抑えた方が良いシーンは、病院にはあるでしょう。
入院施設のある方は必須な機能ではないかと思います。
靴底まとめ
- メリット6:靴底に通気口がある
- メリット7:足音がしにくい靴底
メディカルエレパスCSS-15Siの紹介をまとめます。
当記事では、メディカルエレパスCSS-15Siをレビューしました。
メディカルエレパスCSS-15Siは、ミドリ安全が開発したナースシューズです。
ミドリ安全は、医療現場には欠かせないメーカー。

メディカルエレパスCSS-15Siは、その中でも衛生管理しやすいナースシューズでした。
表面に菌が吸着しにくく、消毒しやすい製品です。
また、電気を逃してくれるので患者さんと接する時も、静電がバチッとなる心配がありません。

高いレベルでの衛生管理が求められる病院の方におすすめ!
それでは下記より簡単に記事をまとめます。
メディカルエレパスCSS-15Siのメリットは下記のとおり。
- 通気口がない
- 菌の吸着しやすい素材が少ない
- マジックテップでフィッティング
- カカトのエアーが入っている
- カカト部分が厚底
- 靴底に通気口がある
- 足音がしにくい靴底
デメリットは1つです。
通気性
最後までお読みいただきありがとうございました。
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