どーも、靴の仕事歴12年の松下智博です。
今回は、足袋型のナースシューズのLafeet FOR NURSE(以下、ラフィート)をレビュー。
「親指が外反気味で気になる」
「疲れにくいナースシューズがほしい」
「足のトラブルがあって患者さんの介助が怖い」
実際に履いてみて、「軽い、親指が適切なポジションにいく、疲れにくい」という感想でした。
足のトラブルが気になる方におすすめします!
タップできる目次
岡本製甲のナースシューズ『ラフィート』とは、足袋のナースシューズです。
岡本製甲のナースシューズ『ラフィート』とは、足袋式のナースシューズ。
足袋とは、「親指とその他の指が分かれたつま先形状の履き物」を指します。
親指を分けることで、踏ん張り作業をしやすくなるメリットがありました。
評価項目 | 詳細 |
価格 | ¥6,050〜(通販による) |
サイズ | 22.0~27.5cm(ホスピタルホワイトのみ) 22.0〜25.0cm(ホスピタルピンクのみ) |
サイズ感 | 普段履き比較:同じサイズ推奨 ナースシューズ比較:0.5cm大きめ推奨 ウィズ:3E(幅は広め) |
カラー展開 | 2色(ホスピタルホワイト・ホスピタルピンク) |
動きやすさ | ★★★★★(星5つ) |
クッション性 | ★★★★☆(星4つ) |
耐久性 | ★★★★☆(星4つ) |
おすすめの使用環境 | 大学病院△ 個人病院◎ 看護専門学校△ 看護大学△ |
また足袋のナースシューズは、親指の変形を防ぎます。
普通のスニーカーは、親指と他4本指がひと塊りに入っていますよね。
しかし、足袋であれば親指は専用の場所に入りますので、足の変形を招きにくい。
親指の長い日本人には最適な形状と言えるでしょう。
製造元の岡本製甲は、ドラマや小説の『陸王』の参考モデルとなった会社でもあります。
ナースシューズの他、足袋のランニングシューズも発売していました。
重量
ラフィートの重量は、27.5cmで266gでした。
ナースシューズの中では、少し重たい部類かもしれません。
しかし、足にしっかりフィットしたので、問題ありません。
足にフィットしない靴は、いくら軽くても疲れます。
また軽すぎる靴は、足の負担にもあるので、注意が必要でしょう。
サイズ感
ラフィートのサイズ感は、普段履きスニーカーと同じです。
27.5cmを選びました。
普段履きスニーカーとの比較 : 同じサイズ推奨
他ナースシューズとの比較 : 0.5cm大きめ推奨
ミドリ安全のナースシューズ:1.0cm小さめ推奨
普段履きスニーカーとは、アシックスやナイキ、アディダス、プーマなどのスポーツメーカー品。
他ナースシューズとは、通販サイトの安価品やナガイレーベンの製品です。
ミドリ安全は、製品にもよりますが、サイズが大きめなので、最低でも0.5cmは小さめを推奨。
普段履きのスニーカー
- アシックス・アキレス ⇒ 27.5cm
- ナイキ・アディダス・プーマ ⇒ 27.5cm
- ニューバランス ⇒ 27.5cm
革靴
- リーガル ⇒ 26.5cm
- テクシーリュクス ⇒ 26.5cm
ナースシューズ
- アシックス ⇒ 27.5cm
- ミドリ安全⇒ 26.5cm
※ナースシューズは、超薄手ソックスで着用
※足は狭めです。
靴のジャンルやメーカーによって、サイズ感は変わります。
ぜひ、参考にしてみてください。
岡本製甲のナースシューズ『ラフィート』を詳しくレビュー。
ここからは、岡本製甲のナースシューズ『ラフィート』をレビューします。
ラフィートを履いて感じたメリットとデメリットは、下記。
- 通気性が高い
- 足袋の形状で、親指の変形を防止
- サイドファスナーで脱ぎ履きラクラク
- 靴ヒモでフィッティングが高い
- インソールの素材が良い
- 動きやすい形状
- 靴底も動きやすい
- 5本指ソックス的な靴下限定
- つま先までメッシュ
このメリットとデメリットをパーツ別に解説しました。
靴は、大きくわけて3つのパーツに分かれます。
靴のパーツ
- アッパー
- クッション
- 靴底
この3つのパーツが「靴のどこに当たるのか?」を図解しました。
上から順番にアッパーからみていきましょう。
アッパー(通気性)
アッパーは、足を包みこむパーツ。
通気性やフィッティング性、安全性に関係します。
岡本製甲のラフィートは、通気性に優れるアッパーでした。
また靴ヒモでサイドファスナーなので、脱ぎ履きもラクラクです。
通気性が高い
メッシュ素材が全面にあります。
メッシュなどの通気口から、空気を入れることで、靴内部の温度を下げること可能。
その結果、蒸れにくさを生み出せるのです。
少し気になったのは、つま先にもメッシュ素材があることでした。
ラフィートは、看護師さんの意見を取り入れて開発された製品です。
確かに、「通気性が大事」と看護師さんからよく聞きました。
靴ヒモ
ラフィートは、靴ヒモ仕様でフィッティング性が高いのが特長。
なんだかんだサイズの調整は、靴ヒモですね。
しかも、平べったい「平ヒモ」を使用していますので、解けにくい。
サイドファスナー
靴ヒモのデメリットは、脱ぎ履きがしにくいこと。
ラフィートは、サイドファスナーがついています。
その結果、靴ヒモですが、脱ぎ履きのしやすさを生み出していました。
アッパーまとめ
- メリット①:通気性が高い
- メリット②:足袋の形状で、親指の変形を防止
- メリット③:サイドファスナーで脱ぎ履きラクラク
- メリット④:靴ヒモでフィッティングが高い
- デメリット②:つま先までメッシュ
クッション(履き心地)
続いて、クッションについて見ていきましょう。
クッションは、足の裏から体重を支えるパーツ。
履き心地や疲れにくさに大きく関係します。
ラフィートのクッションの厚みは、薄めの薄底でした。
薄底は、疲れにくさで劣るものの動きやすさに優れます。
厚底は、その逆。
インソール入り
ラフィートは、薄底ですが、インソールが入っていました。
インソールによって、薄底の弱点をフォローしてます。
インソールの質もすごく良い感触。
インソールの形状も足の裏にフィットして、足の筋肉や腱の働きをサポートする形状でした。
そのような形状をアーチサポートと呼びます。
インソールが波をうっているのがわかりますね。
クッションまとめ
- メリット⑤:インソールの素材が良い
- メリット⑥:動きやすい形状
靴底(すべりにくさ)
最後に、靴底について解説します。
靴底は、地面に接地するパーツ。
滑りにくさや足音の大きさに関係します。
ラフィートの靴底は、動きやすさと滑りにくさに優れる靴底でした。
動きやすい溝がある
靴そのものが足と同じ動きをスムーズにできるような溝が入っていました。
この溝があると無いとでは、動きやすさに違いがでます。
看護師さんの動きの多いことを考えての設計でしょう。
靴底まとめ
- メリット⑦:靴底も動きやすい
- デメリット①:5本指ソックス的な靴下限定
足袋のナースシューズなので、靴下が5本指ソックス限定になります。
そこが若干デメリットではないかと。
岡本製甲のナースシューズのラフィートのレビューまとめ
当記事では、岡本製甲のナースシューズ『ラフィート』について解説しました。
ラフィートは、足袋のナースシューズです。
親指とその他の指を分けたつま先形状にすることで、親指の変形を防止。
靴ヒモ仕様ですが、サイドファスナー式なので、脱ぎ履きしやすいのも良いところ。
通気性も高いので臭い対策もバッチリです。
足のトラブルを抱えている方に特におすすめ!
岡本製甲の足袋式ナースシューズのメリットは、7つありました。
- 通気性が高い
- 足袋の形状で、親指の変形を防止
- サイドファスナーで脱ぎ履きラクラク
- 靴ヒモでフィッティングが高い
- インソールの素材が良い
- 動きやすい形状
- 靴底も動きやすい
デメリットは、2つです。
- 5本指ソックス的な靴下限定
- つま先までメッシュ
最後まで、お読みいただきありがとうございました。
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