どーも、靴の仕事歴10年のリョクシン(@Kitchen_sneaker)です。
今回は、ハイグリップUHL-716をレビュー。

「清掃向けのワークシューズがほしい」
「細かい動きの多い職場で働いている」
「ビルメンテナンス向けの軽くて滑りにくい靴を探している」

超軽量で滑りにくい靴でした。
タップできる目次
ウルトラライトハイグリップUHL-716とは?サイズ感紹介!
ウルトラライトハイグリップUHL-716とは、ミドリ安全が開発したワークシューズ。
ミドリ安全は、働く環境に欠かせないメーカーです。
医療・食品・建築・交通機関など、様々な現場に向けた製品をラインナップしています。
評価項目 | 詳細 |
価格 | ¥4,565〜(通販による) |
サイズ | 22.0~30.0cm |
サイズ感 | 普段履き比較:1.0cm小さめ推奨 |
カラー展開 | 2色 |
滑りにくさ | ★★★★☆(星4つ) |
蒸れにくさ | ★★★★☆(星4つ) |
防水性 | ★★☆☆☆(星2つ) |
おすすめの使用環境 | 清掃・ビルメンテナンス カーペット床・ホテル清掃 商業施設の清掃・管理 |
ウルトラライトハイグリップULH-716は、ミドリ安全の中でも販売市場を限定していない靴。
例えば、「医療向け製品」や「食品向け製品」のように市場を限定していません。
軽くて滑りにくい靴を求められるユーザに特化した製品といえます。

また食品や医療の現場でも、全員履くものではなく、一部のコアなユーザー限定だと思っています。
「〇〇科の人は、連絡通路歩くから履く」
「〇〇生産ラインの人が、事務所入るときに履き替える」
このようにコアな一部のユーザーが履いているのかなと。

ウルトラライトハイグリップULH-716は、ミドリ安全のラインナップの中でも超軽量。
実は、超軽量だけであればミドリ安全には多数ラインナップがありました。
さらにその中でも滑りにくい機能に特化した製品。

詳しくは後述しましたので、このまま読み進めていただければと!
重量
ウルトラライトハイグリップUKH-716は、25.5cmで225gでした。
超軽いですね。
ただし、靴の良し悪しは重量では測れません。

足にフィットしないと、靴ズレのトラブルや余計に踏ん張るので、疲労が蓄積しやすくなるでしょう。
サイズ感
ウルトラライトハイグリップULH-716のサイズ感は、大きめ。
ナイキやアシックスなどの普段履きスニーカーと比較しています。
普段履きスニーカーが27.5cmですが、こちらは26.5cmでちょうど。

靴のサイズ選びの参考に、筆者の所持している靴のサイズをご案内!
普段履きのスニーカー
アシックス・アキレス ⇒ 27.5cm
ナイキ・アディダス・プーマ ⇒ 27.5cm
ニューバランス ⇒ 27.5cm
革靴
リーガル ⇒ 26.5cm
テクシーリュクス ⇒ 26.5cm
安全靴
ウィンジョブ ⇒ 27.0cm
軽技KA211 ⇒ 27.0cm
清掃・ビルメン向けの靴
ハイグリップULH-716 ⇒ 26.5cm
ハイグリップH-715N ⇒ 26.5cm
ハイグリップH-715N ⇒ 26.5cm
ハイグリップH-710N ⇒ 26.5cm
ハイグリップH-711N ⇒ 26.5cm
※足は狭めです。
「ジャンルやメーカーによってここまで違うとは」って感じですよね
ぜひ、参考にしてみてください。
ミドリ安全のウルトラライトハイグリップUHL-716を詳しくレビュー
ここからは、ウルトラライトハイグリップUHL-716を詳しくレビューします。
メリットとデメリットは下記のとおり。
- 超軽い
- 通気性がある
- マジックテープ2本
- クッション性が高い
- 履き心地の良いインソール入り
- ローアーチとインソールで疲れにくい
- 滑りにくい
- 足音がしにくい
- 滑りにくい素材が最低限に抑えてある
- 防滑でカーペットを傷つけにくい
- 軽すぎる(環境による)
- 汚れる可能性がある
メリットとデメリットを詳しくみるために、パーツ別に解説しました。
靴は大きく分けて3つのパーツに分かれます。
靴のパーツ
- アッパー
- クッション
- 靴底
この3つのパーツが靴のどこに当たるかを図解しました。
上から順番にアッパーからみていきましょう。
アッパー(通気性)
アッパーは、足を包みこむパーツ。
通気性やフィッティング性、防水性に関係します。
ウルトラライトハイグリップULH-716のアッパーはフィッティング性と通気性に優れていました。
メッシュ素材を使用しているので、防水性には優れません。
通気性からみていきましょう。
通気性あり
アッパーに通気性のある素材を使用していました。
青みがかったところですね。
足が蒸れると疲れを感じやすいので、通気性は大事!
マジックテープ2本
マジックテープ2本を使用していました。
マジックテープのフィッティングは本数によってメリットデメリットが分かれます。
マジックテープ
- 3本・・・フィッティング性高いが、脱ぎ履きしにくい
- 1本・・・フィッティング性低いが、脱ぎ履きしやすい
2本はちょうど中間でベターな使用です。
使用シーンによって本数を決めるべきでしょう。
清掃やビルメンテナンスでは、2本で良いかと思います。

折り返しやすい
マジックテープの折り返し部分がプラスチック素材を使用。
これにより「折り返し」がしやすくなります。
超細かいことですが、マジックテープの折り返しに合わせて、補強がありました。
プラスチックのリング下から伸びている2本線の白い素材部分です。
これによりマジックテープで引っ張っても破れにくくサイズ調整もしやすい!

アッパーまとめ
- メリット:超軽い
- メリット:通気性がある
- メリット:マジックテープ2本
クッション(履き心地)
続いて、クッションについて見ていきましょう。
クッションは、足の裏から体重を支えるパーツ。
疲労や履き心地に関係します。
ウルトラライトハイグリップULH-716は、クッション性に優れた製品でした。
フィッティング性を高める構造も見られましたのでご案内します。
厚底
カカト下のクッションには、厚みがありました。
厚みのあるクッションを厚底と言います。
厚底は、素材にもよりますが衝撃吸収に優れるので、疲れにくい!

インソール入り
インソールが入っていました。
衝撃吸収材が裏面に付いています。
カカト下と土踏まずの下にあります。
疲労軽減に必須な場所ですね。
ローアーチ構造
ウルトラライトハイグリップULH-716は、ローアーチ形状。
ローアーチとは、甲が低く設計されている形状です。
先ほどのインソールとローアーチ構造で足をハサミ込んだ履き心地。

しっかり足にフィットする構造な訳ですね。
男性は大きめのサイズを好むでの、はじめは慣れないかもしれません。
しかし、しばらく履くとこの構造が疲れにくい事がわかるはずです。

アーチサポートとローアーチ構造はセットだからこそ機能するのです。
クッションまとめ
- メリット:クッション性が高い
- メリット:履き心地の良いインソール入り
- メリット:ローアーチとインソールで疲れにくい
靴底(すべりにくさ)
最後に、靴底について見ていきましょう。
靴底は、地面に接地するパーツ。
滑りにくさや足音の大きさ、耐久性に関係します。
ウルトラライトハイグリップULH-716の靴底は、滑りにくい。
冒頭のとおり、滑りにくい素材を最低限に抑えています。
人間が踏み出すときに力の入る場所や、着地する場所ですね。
滑りにくい場所
滑りにくさを発揮する重要な場所は、足の指の付け根あたり。
靴業界ですとボール部やボールジョイントなんて呼びます。
踏み出す時に、重要な場所ですね。
耐久性が高い
カカトの外側から着地する人がほとんどです。
すり減るのもカカトの外側から。
そのため、すり減りにくい素材をカカトの外側に使用していました。
足音がしにくい
滑りにくい素材とすり減りにくい素材の部分を除き、クッション素材です。
そのため、衝撃を吸収してくれるので、足音ができにくい。
また、カーペットも傷つけにくいです。

靴底まとめ
- メリット:滑りにくい
- メリット:足音がしにくい
- メリット:滑りにくい素材が最低限に抑えてある
- メリット:防滑でカーペットを傷つけにくい
- デメリット:軽すぎる(環境による)
- デメリット:汚れる可能性がある
軽すぎるので、同じ方向にめっちゃ歩く方には、おすすめしません。
軽すぎると靴の遠心力が使えないので、膝へ負担がかかります。
細かく動くのであれば、軽い靴は疲れにくいのですが、長距離歩くのであれば向いないでしょう。
ウルトラライトハイグリップUHL-716のレビューをまとめます
当記事ではウルトラライトハイグリップULH-716について解説しました。
ミドリ安全が開発した超軽量で滑りにくいワークシューズ。
作業環境で選ぶというよりは、ユーザーが必要に応じて選ぶ製品です。

あらゆる床面にすこしずつ対応しています。
滑りにくい製品の大半は、カーペット床を傷つけますし、つまずき易い。
ウルトラライトハイグリップULH-716は、滑りにくい靴のデメリットを最小限に抑えています。

それでは下記より簡単に記事をまとめます。
ウルトラライトハイグリップULH-716のメリットは下記のとおり。
- 超軽い
- 通気性がある
- マジックテープ2本
- クッション性が高い
- 履き心地の良いインソール入り
- ローアーチとインソールで疲れにくい
- 滑りにくい
- 足音がしにくい
- 滑りにくい素材が最低限に抑えてある
- 防滑でカーペットを傷つけにくい
デメリットは2つありました。
- 軽すぎる(環境による)
- 汚れる可能性がある
最後までお読み頂きありがとうございました。
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