どーも、靴の仕事歴10年のリョクシン(@Kitchen_sneaker)です。
今回は、ビルメングリップBMG-10をレビューしました。

「ビルメンテナンス向けの靴がほしい」
「滑りにくいスニーカーを探している」
「靴の中に異物の入りにくい靴がほしい」

清掃でもおすすめな靴だと思いました。
ビルメングリップBMG-10とは?サイズ感をご案内
ビルメングリップBMG-10は、ミドリ安全が開発した滑りにくいスニーカーです。
ミドリ安全は、日本を代表するワークシューズのメーカー。
ビルメン以外にも、医療や食品、建築、屋根作業など幅広く深く商品展開をしています。
評価項目 | 詳細 |
価格 | ¥3,240〜(通販による) |
サイズ | 22.0~30.0cm |
サイズ感 | 普段履き比較:1.0cm小さめ推奨 |
カラー展開 | 2色 |
滑りにくさ | ★★★★☆(星4つ) |
蒸れにくさ | ★★☆☆☆(星2つ) |
防水性 | ★★★★☆(星4つ) |
おすすめの使用環境 | 清掃・ビルメンテナンス |
ビルメングリップBMG-10は、ミドリ安全のラインナップの中でもビルメンテナンスに特化した製品。
滑りにくい靴底と異物が靴の中に入ってきにくい構造です。
清掃で使う水もそうですし、屋外での土ほこりなども入りにくい。

袋ベロ
画像の開いている部分は、本来素材がありません。
防水靴やトレッキングシューズに見られる構造ですね。
異物が入りにくい反面、通気性が悪いので、ご注意ください。

重量
ビルメングリップBMG-10は、26.0cmで360gです。
重量としては、普通くらい。
通気性の高くて軽いメッシュ素材を使用していない割りに軽いですね。

滑りにくいスニーカーは、素材の特性上、重くなりがちです。
サイズ感
ビルメングリップBMG-10のサイズ感は、普段履きスニーカーと比べて大きめ。
普段履きスニーカーとは、ナイキやアディダスなどのスポーツメーカー品です。
普段履きスニーカーが27.5cmに対して、ビルメングリップBMG-10は26.5cmでした。

サイズ選びのご参考までに筆者の所持している靴のサイズをご案内します。
普段履きのスニーカー
アシックス・アキレス ⇒ 27.5cm
ナイキ・アディダス・プーマ ⇒ 27.5cm
ニューバランス ⇒ 27.5cm
革靴
リーガル ⇒ 26.5cm
テクシーリュクス ⇒ 26.5cm
安全靴
ウィンジョブ ⇒ 27.0cm
軽技KA211 ⇒ 27.0cm
清掃・ビルメン向けの靴
ハイグリップULH-716 ⇒ 26.5cm
ハイグリップH-715N ⇒ 26.5cm
ハイグリップH-715N ⇒ 26.5cm
ハイグリップH-710N ⇒ 26.5cm
ハイグリップH-711N ⇒ 26.5cm
※足は狭めです。
ぜひ、参考にしてみてください。
ミドリ安全のビルメングリップBMG-10を詳しくレビュー
ここからは、ビルメングリップBMG-10を詳しくレビューします。
メリットとデメリットは下記のとおり。
- 袋ベロ
- 靴ヒモ仕様
- 耐久性の高い構造
- 異物シャットアウト
- トーアップ構造
- インソール入り
- 厚底で疲れにくい
- つま先下まで厚底
- 滑りにくい靴底
通気性がない
メリットとデメリットは、パーツ別に解説しました。
靴は大きく分けて3つのパーツに分かれます。
- アッパー
- クッション
- 靴底
この3つのパーツが「靴のどこに当たるのか?」を図解しました。
上から順番にアッパーから見ていきましょう。
アッパー
アッパーは、足を包みこむパーツ。
フィッティング性や通気性に関係します。
ビルメングリップBMG-10は、フィッティング性にはある程度、優れていました。
しかし、通気性が低く蒸れやすい。
その理由は、前述のとおり異物が入りにくい構造が関係しています。
通気口がない
通気口が一切ありません。
そのため、水や土ほこりが入りにくい構造。
しかし、通気性には期待できませんでした。

袋ベロ
ビルメングリップBMG-10は、袋ベロという構造です。
ベロは、足の甲に当たる部位のこと(画像で「つままれて」いる部分)。
袋ベロとは、異物がベロとアッパーの間から入らない構造です。
ベロとアッパーの切れ目って結構、いろんなモノ入ってきます。
袋ベロ構造であれば問題ありません。
靴ヒモ
靴ヒモでサイズ調整します。
マジックテープやダイヤル式など、新しいサイズ調整の留め具は市場にはたくさん。
しかし、結局のところ靴ヒモが1番サイズ調整できますね。

耐久性のある構造
アッパーのサイド部分には、耐久性の高い構造がありました。
靴ヒモの穴(ハトメ)から靴底方向に向かって下に伸びていますね。
紐を結ぶときに、力強く締めたり、作業中も破損しにくい補強ですね。

カカト素材がしっかりしている
ミドリ安全の製品全般に言えますが、カカトを設計してる素材がしっかりしています。
月型芯と呼びます。
安価な製品ですと月型芯がよわい製品もあり、あまりおすすめはしません。
- メリット:袋ベロ
- メリット:靴ヒモ仕様
- メリット:耐久性の高い構造
- メリット:異物シャットアウト
- デメリット:通気性がない
クッション
続いて、クッションについて解説します。
クッションは、足の裏から体重を支えるパーツ。
疲労や履き心地に関係します。
厚底
ビルメングリップBMG-10のクッション素材は厚みのある厚底でした。
厚底は、素材にもよりますが衝撃吸収に優れる構造。
素材は、ミドリ安全の靴なので問題ありませんでした。

カカトでしっかり衝撃吸収
特にカカトがすごい衝撃吸収してくれました。
画像のとおり、かなり厚底ですね。
インソール
インソールが入っていました。
カカト下に衝撃吸収材が付いています。
この「衝撃吸収材」+「厚底」だから疲れにくいのでしょう。
つま先下まで厚底
ビルメングリップBMG-10のすごいところは、つま先の下まで厚底であること。
ここまで厚底であれば、疲れにくいこと間違えなしですね。
ここまで厚底ですと、逆に動きにくいケースも考えられます。
しかし、ビルメングリップBMG-10は、つま先がつり上がっていました。
この形状をトーアップといいます。

トーアップで厚底のデメリットをカバーしています。
- メリット:トーアップ構造
- メリット:インソール入り
- メリット:厚底で疲れにくい
- メリット:つま先下まで厚底
靴底
最後に、靴底について見ていきましょう。
靴底は、地面に接地するパーツ。
滑りにくさに関係します。
滑りにくい靴底
滑りにくい靴底でした。
主には、水や油、洗剤といった液体に対する滑りにくさ。
筆者の目視の話なので、話半分で聞いてほしいのですが笑
製菓工場にて使用されていたようにも見えました。
製菓工場と言えば、床に粉があります。

とはいえ、粉と液体での滑り対策は、全く違う方法です。
現状では、両立できた靴底はないので、その点はご容赦ください。
- メリット:滑りにくい靴底
ミドリ安全のビルメングリップBMG-10解説のまとめ
当記事では、ビルメングリップBMG-10について解説しました。
ビルメングリップBMG-10は、ミドリ安全が開発したワークシューズです。
ビルメンテナンス向けに開発されました。

また水で靴下が濡れる可能性も低くなります。
靴底は、滑りにくい素材と形状でした。
ビルなど屋内だけではなく、屋外の清掃関係でもおすすめします。

厚底で疲れにくいですし、すべてのビルメンテナンスの方におすすめ!
それでは簡単に記事をまとめます。
ビルメングリップBMG-10のメリットは下記のとおり。
- 袋ベロ
- 靴ヒモ仕様
- 耐久性の高い構造
- 異物シャットアウト
- トーアップ構造
- インソール入り
- 厚底で疲れにくい
- つま先下まで厚底
- 滑りにくい靴底
デメリットは1つです。
通気性がない
最後までお読みいただきありがとうございました。
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