どーも、靴の仕事歴12年でシューフィッターの松下智博(@Kitchen_sneaker)です!
今回は、アシックスのGEL119-R-Ⅲをレビュー。

「消防団に加入している」
「消防操法の大会に参加する」

実際に履いてみて「軽い、踏ん張りが効く、滑りにくい」と大満足です。
安全靴のような、つま先に先芯の入った靴ではないので、ご注意ください。
タップできる目次
アシックスGEL119-R-Ⅲとは?サイズ感と重量をご案内!
GEL119-R-Ⅲとは、アシックスが開発した消防操法シューズ。
アシックスは、日本発の世界的スポーツメーカーです。
安全靴やナースシューズなど作業用シューズも開発。
評価項目 | 詳細 |
価格 | ¥10,780〜(通販による) |
サイズ | 24.5~29.0cm |
サイズ感 | 普段履き比較:同じサイズ推奨 |
カラー展開 | 2色 |
安全性 | ★★★★☆(星4つ) JSAA:A種 |
クッション性 | ★★★★★(星5つ) |
耐久性 | ★★★★☆(星4つ) |
おすすめの使用環境 | 消防操法 |
アシックスの作業用シューズは、どの製品もスポーツシューズの技術を活かした製品で履き心地がよい!
GEL119-R-Ⅲは、消防団が主なユーザーですが、コアなユーザー向けにしっかり作られていました。
私は、知らなかったのですが消防操法には、大会があるそうで、優勝を狙うにはアシックスがよいとのこと。

重量
GEL119-R-Ⅲの重量は27.0cmで239gでした。
軽いですね。
靴は、軽ければよい訳ではなく、フィッティング性が重要。

サイズ感
GEL119-R-Ⅲのサイズ感は、普段履きスニーカーと同じくらい。
甲が高い方や幅が広い方は、大きめのサイズを推奨します。
靴選びのご参考までに筆者の所持している靴のサイズをご案内!
普段履きのスニーカー
アシックス・アキレス ⇒ 27.5cm
ナイキ・アディダス・プーマ ⇒ 27.5cm
ニューバランス ⇒ 27.5cm
革靴
リーガル ⇒ 26.5cm
テクシーリュクス ⇒ 26.5cm
安全靴
GEL119-R-Ⅲ ⇒ 27.5cm
※足は狭めです。
ぜひ、参考にしてみてください。
アシックスGEL119-R-Ⅲを詳しくレビュー!
アシックスGEL119-R-Ⅲを詳しくレビューします。
GEL119-R-Ⅲを履いて感じたメリットとデメリットは下記。
- フィッティング性が高い
- 通気性がある
- 甲当たりが優しい
- SpEVAで反発力と衝撃吸収を両立
- 滑りにくい
- 第一放水隊員は、足が濡れる可能性がある
メリットとデメリットを詳しく見るために、パーツ別に見ていきましょう。
靴は大きく分けて3つのパーツに分けることが可能。
靴のパーツ
- アッパー
- クッション
- 靴底
この3つのパーツが「靴のどこに当たるのか?」を図解しました。
上から順番にアッパーから見ていきましょう。
アッパー(通気性)
アッパーは、足を包むこむパーツ。
フィッティング性や通気性に関係します。
GEL-R-Ⅲは、フィッティング性と通気性に優れるアッパーでした。
画像のとおり、甲が低めなので甲高の方はサイズ選びでお気をつけください。
マジックテープが互い違い
マジックテープが互い違いでした。
通常のマジックテープは、同方向に並びますが、最後の1本だけ別方向に向いていますね。
ピースしている訳ではありません。
マジックテープが互い違いなことを説明したかったのですw
甲当たりが優しい
甲に当たる部分をベロやシュータンなんて呼びます。
シュータンが適度に厚手なので、甲あたりよく、通気性もありました。
あまりシュータンが厚すぎると蒸れてしまうことがあります。
メッシュ素材
つま先が側に通気性のあるメッシュ素材を使用していました。
歩くたびに靴の中へ空気を送るのに、最適なのは、つま先の上に通気口を設定すること。
よって、非常にGEL119-R-Ⅲは、通気性がよいと言えます。

アッパーまとめ
- メリット①:フィッティング性が高い
- メリット②:通気性がある
- メリット③:甲当たりが優しい
クッション(履き心地)
続いて、クッションについて解説します。
クッションは、足の裏から体重を支えるパーツ。
履き心地や疲れにくさに関係します。
薄底
GEL119-R-Ⅲは、クッション素材の厚みが薄い、薄底。
薄底は、動かないような立ち仕事では、疲れやすいです。
ただし、動きやすいメリットもありました。
消防団の方は、水が勢いよく通る、重いホースを使用するなど、踏ん張る必要があります。
踏ん張りを効かすには、厚底ですと、力を吸収してしまうため、薄底がベスト。
地面に力を効率的に伝えることが可能です。
SpEVAインソール
SpEVAインソールは、EVAという水泳で使われるビート板に使われる素材に反発力を与えたもの。
EVAは衝撃の吸収に優れるものの、推進力になる反発力がありません。
SpEVAは、衝撃を吸収しつつ、消防団に必要な動きやすさをプラスしたもので快適です。
クッションまとめ
- メリット④:SpEVAで反発力と衝撃吸収を両立
靴底(すべりにくさ)
最後に、靴底について解説します。
靴底は、地面に接地する素材。
滑りにくさに大きく関係します。
GEL119-R-Ⅲの靴底は、滑りにくい素材を使用。
特につま先側は滑りにくさに特化していました。
踏ん張るのに向いていますね。

滑りにくさは、作業内容によって高ければよいという訳ではありませんからね。
靴底まとめ
- メリット⑤:滑りにくい
アシックスGEL119-R-Ⅲのレビューまとめ
当記事では、GEL119-R-Ⅲをレビューしました。
GEL119-R-Ⅲは、アシックスが開発した消防操法の専用シューズ。
薄底で踏ん張りが効いて、作業性の高い製品でした。

安全靴ではなく、つま先に先芯は入っていません。
消防操法の大会に出場される方におすすめ!
それでは、下記より簡単に記事をまとめます。
GEL119-R-Ⅲのメリットは、5つありました。
- フィッティング性が高い
- 通気性がある
- 甲当たりが優しい
- SpEVAで反発力と衝撃吸収を両立
- 滑りにくい
デメリットは、1つです。
- 第一放水隊員は、足が濡れる可能性がある
最後までお読みいただきありがとうございました。
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