どーも、靴の仕事歴12年でシューフィッターの松下智博(@Kitchen_sneaker)です!
今回は、アシックスの安全靴『ウィンジョブCP305AC』をレビュー。

「蒸れにくい安全靴がほしい」
「疲れにくい安全靴を探している」
「アシックスの安全靴で通気性の高い製品がほしい」

実際に履いてみて「通気性がある、疲れにくい、しっかり足にフィットする」と大満足です。
蒸れると疲れますし、通気性は大事ですね!
ウィンジョブCP305ACは、安全性を約束されたプロスニーカー(JSAAのA種)です。
しかし、JIS規格T8101には合格している革製の安全靴ではありません。
プロスニーカーは馴染みのない言葉のため、安全靴としますのでご容赦ください。
タップできる目次
ウィンジョブCP305ACとは?サイズ感と重量をご案内!
ウィンジョブCP305ACとは、アシックスが開発した安全靴です。
アシックスは、日本を代表する世界的なスポーツメーカー。
アシックスは、『ウィンジョブ』というシリーズで安全靴をラインナップしています。
評価項目 | 詳細 |
価格 | ¥12,980〜(通販による) |
サイズ | 24.0~30.0cm |
サイズ感 | 普段履き比較:同じサイズ推奨 |
カラー展開 | 2色 |
安全性 | ★★★★☆(星4つ) JSAA:A種 |
クッション性 | ★★★★★(星5つ) |
耐久性 | ★★★★☆(星4つ) |
おすすめ 使用環境 | 一般作業現場 汗をかきやすい環境 |
ウィンジョブシリーズは、アシックスのスポーツ技術が活かされた製品です。
他社とは比較にならない位に履き心地が抜群。
また、履き心地だけではなく安全性も高いモノがありました。

ウィンジョブCP305ACは、シリーズの中でも通気性に優れる製品。
通気性の高い製品は、メッシュ素材がたくさんあるので、石ころや砂が入ってくる可能性がありました。
しかし、ウィンジョブCP305ACはメッシュ素材がなく、クッション部分から通気させるシステム。

重量
ウィンジョブCP305ACの重量は、27.5cmで475gでした。
数値だけは重たく感じるかもしれません。
しかし、アシックスの安全靴のすべては足にフィットしやすい設計です。

靴の良し悪しの最大のポイントは、重量ではなく、フィッティング性です。
軽いだけの靴って意外に疲れやすいんですよね。
サイズ感
サイズ感は、普段履きスニーカーに比べてすこし大きめ。
普段履きスニーカーとは、ナイキやアディダス、アシックスなどのスポーツメーカー製品。
普段履きは27.5cmですが、ウィンジョブCP305ACは、27.0cmでジャストでした。

普段履きのスニーカー
アシックス・アキレス ⇒ 27.5cm
ナイキ・アディダス・プーマ ⇒ 27.5cm
ニューバランス ⇒ 27.5cm
革靴
リーガル ⇒ 26.5cm
テクシーリュクス ⇒ 26.5cm
安全靴
ウィンジョブ ⇒ 27.0cm
※足は狭めです。
ぜひ、参考にしてみてください。
アシックスのウィンジョブCP305ACを詳しくレビュー!
ここからは、アシックスのウィンジョブCP305ACを詳しくレビューします。
ウィンジョブCP305を履いて感じたメリットとデメリットは下記。
- マジックテープが3本
- フィッティング性が高い
- ベロが蒸れにくい
- 先芯がサビない
- つま先補強がある
- 靴ズレしにくい
- 反射材がある
- トーアップで動きやすい
- FuzeGELで疲れにくい
- 通気口がある
- 滑りにくい
- 靴底がすり減りにくい
アッパーからは通気はできない
3本のマジックテープがめんどい
パーツ毎に詳しく見ていきましょう。
靴は大きく分けて3つのパーツに分けることが可能。
靴のパーツ
- アッパー
- クッション
- 靴底
この3つのパーツが「靴のどこに当たるのか」を図解しました。
上から順番にアッパーから見ていきましょう。
アッパー(通気性)
アッパーは、足を包みこむパーツ。
通気性やフィッティング性、安全性に関係します。
3本のマジックテープ
ウィンジョブCP305ACは、3本のマジックテープでしっかりフィット。
靴ヒモと異なり、ほどけて紐を踏んでしまい転倒するような心配がありません。
ただし、脱ぎ履きがすこし面倒かもしれません。
マジックテープが全面に使用されていました。
よってサイズ調整はしやすいでしょう。
アシックスが設計
靴のフィッティング性は、靴の設計時点で決まります。
靴ヒモやマジックテープの留め具も関係しますが、基本は設計の影響が大きい。
アシックスは、日夜フィッティング性と向き合っている靴メーカーです。

ベロがメッシュ素材
足の甲が当たる部分をシュータンやベロと呼んだりします。
このベロが、メッシュ素材で蒸れにくさを感じました。
先芯がサビない
ウィンジョブCP305の先芯は、強化ガラス繊維素材です。
鉄など金属と異なり、サビませんし、軽い。
安全性もJASSのA種で安全ですね。
つま先補強がある
つま先に補強がありました。
安全靴は、作業の関係上、つま先が破れがち。
ウィンジョブCP305ACは、樹脂でコーティングされていました。
靴ズレしにくい
靴ズレがしにくいメリットがありました。
カカト形状はフィットしやすい設計ですし、靴下と摩擦を起こしにくい素材ですね。
反射材
背面に反射材がありました。
夜間やトンネルなど暗闇作業で使用するケースでも、ライトが当たると視認性アップ!
安全性には欠かせませんね。
アッパーまとめ
- メリット①:マジックテープが3本
- メリット②:フィッティング性が高い
- メリット③:ベロが蒸れにくい
- メリット④:先芯がサビない
- メリット⑤:つま先補強がある
- メリット⑥:靴ズレしにくい
- メリット⑦:反射材がある
- デメリット①:アッパーから通気できない
- デメリット②:3本のマジックテープめんどい
クッション(履き心地)
続いて、クッションについて見ていきましょう。
クッションは足の裏から体重や荷重を支えるパーツ。
疲れにくさや履き心地に関係します。
ウィンジョブCP305ACのクッションは厚みがありました。
そのようなクッションを厚底と呼びます。
厚底は、疲れにくいメリットがあるものの動きやすさ低下するデメリットがありました。
トーアップがある
つま先がつり上がった形状をトーアップと言います。
トーアップは、次の動きをしやすくる効果がありました。
また階段や段差で「つまずき」を防止しやすくなります。

インソール入り
インソールが入っていました。
ただのインソールではなく、足の裏の形状にフィットする構造。
アーチサポートと言うのですが、これがあるのと無いのとでは疲れにくさに大きく関係しますね!
通気口がある
なんとクッション部分に通気口がありました。
石ころが入らないようにガードがついています。
通気口は、真ん中とつま先の下あたり。
病院で履かれているナースシューズなんかに見られる方法ですね。
靴底から通気すると土ほこりや水が入ってくるのですが、サイドであれば、多少なら問題なし。
ただし、雨の日のご使用は止めましょうね!
ちなみに、インソールにも先ほどの通気口と連動して穴がありました。
インソールで空気循環が止まることはありません。
FuzeGEL入り
カカトの下あたりに、FuzeGELというゲル状の素材が入っています。
FuzeGELは、アシックス独自素材でした。
靴のクッション部分は、通常EVAというスポンジ製の素材を使用しているのですが、ヘタリやすいデメリットがあります。

実際に、ユーザーさんの声として、他の安全靴と比較してアシックスのゲル入りウィンジョブは疲れにくいと言う声があります。
特に、履きだした夕方以降に違いがあるとのこと。
必要なもの
- メリット⑧:トーアップで動きやすい
- メリット⑨:FuzeGELで疲れにくい
- メリット⑩:通気口がある
靴底(すべりにくさ)
最後に、靴底について見ていきましょう。
靴底は、地面に接地するパーツ。
滑りにくさや耐久性に関係します。
全方向に滑りにくい
タテヨコ斜めの全方向で滑りにくい特徴があります。
実は、安全靴のみならず、ワークシューズ全体で全方向で滑りにくい靴ってありませんでした。
アシックスさんは、スポーツシューズのメーカーなので、絶対にこのあたり苦手だと思っていたのですが、すんなり開発w

すり減りにくい
しかも、この靴底のすごいのは、すり減りにくいこと。
ここまですり減りにくいと、アシックスさん儲からないのでは無いか?
そう思ってしまうくらいですね。

靴底まとめ
- メリット11:滑りにくい
- メリット12:靴底がすり減りにくい
ウィンジョブCP305のレビューをまとめます。
当記事では、アシックスのウィンジョブCP305ACをレビューしました。
アシックスは日本を代表する世界的スポーツメーカー。
そんなアシックスのスポーツシューズの履き心地が備わった製品で快適です。

先芯のスペックや靴底の滑りにくさも完璧でした。
クッションには通気口があり、靴の中の空気を循環させます。
蒸れにくいですし、蒸れないと疲れいくいので、そこが最大のメリットでしょう。

それでは、下記より簡単に記事をまとめます。
アシックスウィンジョブCP305ACのメリットは、下記。
- マジックテープが3本
- フィッティング性が高い
- ベロが蒸れにくい
- 先芯がサビない
- つま先補強がある
- 靴ズレしにくい
- 反射材がある
- トーアップで動きやすい
- FuzeGELで疲れにくい
- 通気口がある
- 滑りにくい
- 靴底がすり減りにくい
デメリットは2つありました。
- アッパーからは通気はできない
- 3本のマジックテープがめんどい
最後までお読みいただきありがとうございました。
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