どーも、靴の仕事歴12年でシューフィッターの松下智博(@Kitchen_sneaker)です!
今回は、アシックスの安全靴『ウィンジョブCP302』についてレビュー。

「疲れにくい安全靴がほしい」
「耐久性の高い安全靴を探している」
「解体など粉塵が飛ぶ現場で働いている」

実際に履いてみて「疲れにくい、足首を保護できる、靴の中に異物が入ってこない」と大満足でした。
解体など粉塵や土ほこりが飛ぶ現場で働く方におすすめします!
タップできる目次
ウィンジョブCP302とは?サイズ感や重量をご案内
ウィンジョブCP302は、アシックスが開発した安全靴です。
アシックスは、日本発の世界的スポーツメーカー。
安全靴やナースシューズも開発していますが、スポーツシューズの知見が活かされた製品ばかりで、疲れにくいです。
評価項目 | 詳細 |
価格 | ¥11,880〜(通販による) |
サイズ | 22.5~30.0cm |
サイズ感 | 普段履き比較:0.5cm小さめ推奨 |
カラー展開 | 4色 |
安全性 | ★★★★☆(星4つ) JSAA:A種 |
クッション性 | ★★★★★(星5つ) |
耐久性 | ★★★★★(星5つ) |
おすすめの使用環境 | 汗かきやすい方 粉塵とぶ場所には向かない |
アシックスは安全靴・プロスニーカーを「ウィンジョブ」というブランドでラインナップ。
ウィンジョブは、どの製品も疲れにくく、滑りにくいし安全性も高いです。
ウィンジョブCP302は、シリーズの中でも耐久性と異物が靴の中に入ってきにくい製品。

ただし、異物が入ってきにくい分、通気性が低いデメリットもありました。
通気性がほしい方は、別の製品ウィンジョブCP203をおすすめします。
記事の最下部にレビュー記事をリンクしましたので、気になった方はぜひ見てみてください。
重量
ウィンジョブCP302の重量は、27.0cmで492gです。
ハイカットの安全靴やプロスニーカーの中では軽いでしょう。
靴は重量で良し悪しは決まりません。

フィッティング性は、靴の設計時点で決まりますが、アシックスは問題なし!
本当にしっかりしたモノ作りだと思います。
サイズ感
ウィンジョブCP302のサイズ感は、普段履きスニーカーと比較して、すこし大きめ。
普段履きスニーカーとは、ナイキやアシックスなどのスポーツメーカー品です。
普段履きスニーカーは、27.5cmですが、ウィンジョブCP302は27.0cmでした。

普段履きのスニーカー
アシックス・アキレス ⇒ 27.5cm
ナイキ・アディダス・プーマ ⇒ 27.5cm
ニューバランス ⇒ 27.5cm
革靴
リーガル ⇒ 26.5cm
テクシーリュクス ⇒ 26.5cm
安全靴
ウィンジョブ ⇒ 27.0cm
※足は狭めです。
ぜひ、参考にしてみてください。
アシックスのウィンジョブCP302を詳しくレビュー
ここからは、ウィンジョブCP302を詳しくレビューします。
ウィンジョブCP302を履いて感じたメリットとデメリットは下記。
- 異物が入ってきにくい
- マジックテープ3本
- 足首をサポート
- ベロで足の甲あたりがよくなる
- つま先カバーがある
- カカトでホールド
- α-GELで疲れにくい
- 新品時から動きやすい
- 全方向で滑りにくい
- すり減りにくい
蒸れやすい
メリットとデメリットをパーツ別に解説しました。
靴は大きく分けて3つのパーツに分かれます。
靴のパーツ
- アッパー
- クッション
- 靴底
この3つのパーツが「靴のどこに当たるのか?」を図解しました。
上から順番にアッパーからみていきましょう。
アッパー(通気性)
アッパーとは、足を包みこむパーツ。
フィッティング性や通気性、安全性に関係します。
異物が入りにくい
メッシュのような通気口がないので、異物が入りません。
解体や掘削において、粉塵や土ほこりが舞う現場におすすめします。
逆にその心配がない現場では、蒸れるだけなので、お気をつけください。
足首をホールド
履き口部分にクッション素材が入っていました。
これにより、足首をサポートしてくれます。
しゃがんだり、足場作業でも足首を痛めにくい。
カカトでホールド
カカトでしっかりホールドできる構造になっていました。
ハイカットなので、カカトがフィットしないと靴ズレを起こしやすくなります。
しっかり対策されていました。
マジックテープ3本
マジックテープが3本あり、しっかり足にフィットします。
脱ぎ履きする時に手間ですが、そもそもハイカットでそこまで脱ぎ履きしませんね。
もし、脱ぎ履きの多い現場の方で、ハイカットを選ぶ際にはお気をつけください。

つま先補強がある
安全靴やプロスニーカーを履いているとつま先が破れますよね?
その破れを軽減する素材が貼られていました。
アッパーまとめ
- メリット1:異物が入ってきにくい
- メリット2:マジックテープ3本
- メリット3:足首をサポート
- メリット4:ベロで足の甲あたりがよくなる
- メリット5:つま先カバーがある
- メリット6:カカトでホールド
- デメリット1:蒸れやすい
クッション(履き心地)
続いて、クッションについて見ていきましょう。
クッションは、足の裏から体重や荷重を支えるパーツ。
疲れにくさや履き心地に関係します。
厚底
ウィンジョブCP302のクッションは、厚底でした。
厚底とは、厚みのあるクッション素材のこと。
履き心地や疲れにくさに関係します。
GEL素材がカカトの下に入っていました。
通常の靴のクッション素材は、スポンジ素材のみです。
スポンジ素材は、連日使用することで素材が潰れてしまい、履き心地を維持するのが難しい。

筆者以外も、他の同価格帯のプロスニーカーを履いているユーザーから、夕方くらいからの疲れがα-GEL入りは違うとおっしゃっていました。
フレックスグルーヴ
新品のときから動きやすい様な構造になっていました。
クッションと靴底にミゾがあるの分かりますか?
屈曲しやすい様に工夫が見られました。

クッションまとめ
- メリット7:α-GELで疲れにくい
- メリット8:新品時から動きやすい
靴底(すべりにくさ)
最後に、靴底について解説します。
靴底とは、地面に接地するパーツ。
滑りにくさや耐久性に関係します。
全方向に滑りにくい
タテヨコ斜めの全方向で滑りにくい靴底でした。
今までは、タテ方向の滑りに強い製品はいっぱいあったのですが、これは嬉しいですね。
というかアシックスすごい!
すり減りにくい
靴底の素材ですが、すり減りにくい素材でした。
筆者もウィンジョブCP303という製品を1年以上履き続けましたが、すり減りの強さは異常です。
すり減りにくいと滑りにくさが長続きするので、安全性もアップしました。
靴底まとめ
- メリット9:全方向で滑りにくい
- メリット10:すり減りにくい
アシックスのウィンジョブCP302のレビューまとめ
当記事ではウィンジョブCP302についてレビューしました。
ウィンジョブCP302は、アシックスが開発したプロスニーカーです。
アシックスは、日本を代表するスポーツメーカー。

アシックスは、安全靴を多数ラインナップしていますが、ウィンジョブCP302は異物が入りにくい特徴がありました。
またメッシュ素材を使用していないので、耐久性もあります。
粉塵や土ほこりが舞い汚れやすい現場でおすすめ!

ウィンジョブCP302にはメリットが10個ありました。
- 異物が入ってきにくい
- マジックテープ3本
- 足首をサポート
- ベロで足の甲あたりがよくなる
- つま先カバーがある
- カカトでホールド
- α-GELで疲れにくい
- 新品時から動きやすい
- 全方向で滑りにくい
- すり減りにくい
デメリットは1つです。
蒸れやすい
最後までお読みいただきありがとうございました。
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