どーも、靴の仕事歴12年でシューフィッターの松下智博(@Kitchen_sneaker)です!
今回は、アシックスの安全靴『ウィンジョブCP210』についてレビュー。

「安全靴が脱げて困る」
「靴が脱げたら困る作業現場で働いている」
「足が細身なので、どの安全靴を履いても靴ズレする」

実際に履いてみて「ホールド力がハンパない、疲れにくい、動きやすい」と大満足でした。
細かい動きや長時間の歩行が多い方におすすめします!
ウィンジョブCP210は、安全性を約束されたプロスニーカー(JSAAのA種)です。
しかし、JIS規格T8101には合格している革製の安全靴ではありません。
プロスニーカーは馴染みのない言葉のため、安全靴としますのでご容赦ください。
タップできる目次
ウィンジョブCP210とは?サイズ感と重量をご案内
ウィンジョブCP210とは、アシックスが開発した安全靴です。
アシックスは、日本発の世界的スポーツメーカー。
スポーツシューズの技術を活かした仕事用の靴も多数ラインナップしています。
評価項目 | 詳細 |
価格 | ¥10,780〜(通販による) |
サイズ | 21.5~30.0cm(2E) |
サイズ感 | 普段履き比較:同じサイズ推奨 |
カラー展開 | 3色 |
安全性 | ★★★★☆(星4つ) JSAA:A種 |
クッション性 | ★★★★☆(星4つ) |
耐久性 | ★★★★☆(星4つ) |
おすすめの使用環境 | 細かい動きの多い方 脱げたら困る方 足が細身の方 |
アシックスは、安全靴やプロスニーカーをウィンジョブというブランドでラインナップしています。
ウィンジョブシリーズは、工業系の現場では大人気。
街中の工事現場を見てみてください。

ウィンジョブCP210は、シリーズの中でも動きやすさとホールド力に特化した製品。
ホールド力とは、靴の脱げにくさに関係します。
靴が脱げたら困る現場では、大活躍間違えなし。

重量
ウィンジョブCP210の重量は、27.0cmで374gでした。
安全靴・プロスニーカー市場では軽いですね。
靴の良し悪しは、重量ではありませんが、動きの多い方には、ある程度の指標にはなるでしょう。

フィッティング性が低いと靴の中で足が遊んでしまうので、「疲れやすい、足の変形、靴ズレ」などの原因になることも・・・
ですので、軽さよりはフィッティング性を重視するべきでしょう。
フィッティング性に重要なのは、そのメーカーに設計時にしっかりしたノウハウがあるか!

サイズ感
ウィンジョブCP210は、安全靴やプロスニーカー市場では珍しく2Eです。
すこし細身なので、小さく感じる方が多いでしょう。
普段履きスニーカーと同じサイズでOK。

普段履きスニーカーってすこし細身ですよね。
サイズ選びの参考に筆者の所持している靴のサイズをご案内!
普段履きのスニーカー
アシックス・アキレス ⇒ 27.5cm
ナイキ・アディダス・プーマ ⇒ 27.5cm
ニューバランス ⇒ 27.5cm
革靴
リーガル ⇒ 26.5cm
テクシーリュクス ⇒ 26.5cm
安全靴
ウィンジョブ ⇒ 27.0cm
※足は狭めです。
ぜひ、参考にしてみてください。
アシックスのウィンジョブCP210を詳しくレビュー
ここからは、アシックスのウィンジョブCP210を詳しくレビューしていきます。
実際に履いてみて感じたメリットとデメリットは下記。
- 靴ヒモが平紐
- ハトメが破れにくい
- 紐とロゴが連動
- ホールド力がある
- 通気性がある
- フィッティング性が高い
- つま先ガードがある
- 先芯がサビない
- 動きやすい厚みのクッション
- トーアップで動きやすい
- 疲れにくいクッション素材
- 滑りにくい靴底
- 靴底がすり減りにくい
- 完全な立ち仕事には向かない
- 靴ヒモが「ほどける」可能性がある
メリットとデメリットをパーツ別に解説します。
靴は大きく分けて3つのパーツがありました。
靴のパーツ
- アッパー
- クッション
- 靴底
この3つのパーツが「靴のどこに当たるのか?」を図解しました。
上から順番にアッパーからみていきましょう。
アッパー(通気性)
アッパーは、足を包みこむパーツ。
フィッティング性や通気性、安全性に関係します。
通気性が高い
つま先付近をはじめ、メッシュ素材が多く使用されていました。
靴の通気性は歩行のメカニズム上、つま先方向から抜けて行かなければなりません。
ウィンジョブCP210は、その構造が見当るので、通気性は問題ないでしょう。
靴ヒモが平紐
サイズ調整の留め具は、靴ヒモでした。
マジックテープやダイヤルなどありますが、サイズ調整には靴ヒモが1番!
ただし、ほどけると踏んでしまい転倒の恐れがあるので注意が必要です。

ロゴが連動・ハトメが壊れにくい
ウィンジョブCP210は、靴ヒモとアシックスのサイドロゴが連動しています。
靴ヒモを締めた時に、より足をホールドしやすい構造でした。
また、靴ヒモをいれる穴をハトメと呼びます。

つま先補強があり
つま先に補強があります。
破れにくいようにポリウレタンという素材を当てていました。
先芯がサビない
つま先に履いている芯を先芯と言います。
強度は、JSAAのA種に対応!
この先芯が雨や汗でサビてしまう問題がありません。

サビない他、軽いメリットもありました。
フィッティング性が高い
そもそもアシックスなので、フィッティング性には問題ありません。
しかし、よりカカトでホールドできるような構造でした。
ウィンジョブCP210は、本当にコアなユーザーや悩みに応える製品でもあると感じます。

ただ、カカトを細くすれば良いわけではありません。
全体とのバランスも重要なのですが、これもアシックスだからできること!
アッパーまとめ
- メリット1:靴ヒモが平紐
- メリット2:ハトメが破れにくい
- メリット3:紐とロゴが連動
- メリット4:ホールド力がある
- メリット5:通気性がある
- メリット6:フィッティング性が高い
- メリット7:つま先ガードがある
- メリット8:先芯がサビない
- デメリット2:靴ヒモが「ほどける」可能性がある
クッション(履き心地)
続いて、クッションについて見ていきましょう。
クッションは、足の裏から体重や荷重を支えるパーツ。
疲れにくさや履き心地に関係します。
動きやすい構造
クッションの厚みは、動きやすい様に厚すぎない構造。
厚底ですと疲れにくいのですが、動きにくいデメリットもありました。
薄すぎず、厚くないので動きやすさと疲労対策の両立をしていると感じます。
異素材を入れている
「FLYTEFOAM PROPEL」という反発力と衝撃吸収を両立したクッション素材を使用。
ランニングシューズやウォーキングシューズに最適な素材ですね。
反発力とは、推進力なので、動きが多い方や歩行、小走りが、作業中に見られる方におすすめ!
カカトには、「fuzeGel」というアシックス独自配合の素材を内蔵。
この素材の良し悪しは置いておきまして、単純にクッションに異素材を挟むことで、衝撃は吸収されやすいです。
ですので疲れにくいのは間違えありません。

インソール入り
足の裏の形状に沿った形状のインソールが入っていました。(アーチサポート)
バレーボールシューズなどスポーツ用品にも採用になっているインソール。
疲れにくくて快適です。
トーアップ
つま先がつり上がっているのわかりますか?
この形状をトーアップと言います。
トーアップは、動きやすく、段差での「つまずき」も防止にもなりました。
クッションまとめ
- メリット9:動きやすい厚みのクッション
- メリット10:トーアップで動きやすい
- メリット11:疲れにくいクッション素材
- メリット12:インソール入り
- デメリット1:完全な立ち仕事には向かない
靴底(すべりにくさ)
最後に、靴底について解説します。
靴底は、地面に接地するパーツ。
滑りにくさや耐久性に関係します。
ウィンジョブCP210は、滑りにくい靴底でした。
他のウィンジョブシリーズよりもミゾが広い構造ですね。
石ころなど異物が詰まったときに取れやすく感じます。
機械油などにも対応した耐油性の高い靴底素材です。
すり減りにくく、耐久性も高いのが特徴。
溝を広くすると、大根おろしの様なイメージで、本来はすり減りは早くなりがち。

靴底まとめ
- メリット13:滑りにくい靴底
- メリット14:靴底がすり減りにくい
アシックスのウィンジョブCP210のレビューをまとめます。
当記事では、アシックスのウィンジョブCP210をレビューしました。
アシックスは、日本発の世界的スポーツメーカー。
スポーツシューズの技術を応用した安全靴やプロスニーカーを多数ラインナップしています。

ウィンジョブCP210は、シリーズの中でもホールド力と動きやすさに優れた製品です。
クッション素材が薄いので動きやすく、反発力があるので、推進力がありました。
ランニングやウォーキングに使われる様な素材ですね。

それでは、下記より簡単に記事をまとめます。
アシックスのウィンジョブCP210のメリットは下記のとおり。
- 靴ヒモが平紐
- ハトメが破れにくい
- 紐とロゴが連動
- ホールド力がある
- 通気性がある
- フィッティング性が高い
- つま先ガードがある
- 先芯がサビない
- 動きやすい厚みのクッション
- トーアップで動きやすい
- 疲れにくいクッション素材
- インソール入り
- 滑りにくい靴底
- 靴底がすり減りにくい
デメリットは2つありました。
- 完全な立ち仕事には向かない
- 靴ヒモが「ほどける」可能性がある
最後までお読みいただきありがとうございました。
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