どーも、靴の仕事歴12年でシューフィッターの松下智博(@Kitchen_sneaker)です!
今回は、アシックスの安全靴『ウィンジョブCP209』をレビュー。

「着脱が簡単な安全靴がほしい」
「疲れにくいアシックスの安全靴がほしい」
「靴ヒモだとほどけて転倒して危ないから履きたくない」

実際に履いてみて「疲れにくい、足にフィットするのに着脱がラクラク、滑りにくい」と大満足でした。
脱ぎ履きの多い方におすすめします。
ウィンジョブCP209は、安全性を約束されたプロスニーカー(JSAAのA種)です。
しかし、JIS規格T8101には合格している革製の安全靴ではありません。
プロスニーカーは馴染みのない言葉のため、安全スニーカーとしますのでご容赦ください。
タップできる目次
ウィンジョブCP209とは?サイズ感や重量をご案内!
ウィンジョブCP209はアシックスが開発した安全スニーカーです。
前述のとおりJIS規格では、安全靴ではありませんがプロスニーカーとして高い安全性テストをクリア。
何より、アシックス独自の靴の形状が、疲れにくいのが特徴です。
評価項目 | 詳細 |
価格 | ¥12,980〜(通販による) |
サイズ | 22.5~30.0cm |
サイズ感 | 普段履き比較:0.5cm小さめ推奨 |
カラー展開 | 5色 |
安全性 | ★★★★☆(星4つ) JSAA:A種 |
クッション性 | ★★★★★(星5つ) |
耐久性 | ★★★★☆(星4つ) |
おすすめの使用環境 | 脱ぎ履きの多い現場 |
アシックスは、安全スニーカーを「ウィンジョブ」というシリーズで多数ラインナップ。
履き心地はもちろんのこと、滑りにくさも圧倒的なシリーズです。
ウィンジョブCP209は、その中でもダイヤル式でサイズを調整できる製品。

また靴ヒモとは違い、ほどけて転倒する心配がありません。
脱ぎ履きが楽な靴は、フィッティング性が低いのがデメリットでした。
かといって、靴ヒモはフィッティング性が高いものの、ほどける危険性があります。

重量
ウィンジョブCP209の重量は、27.5cmで446gです。
ま、安全スニーカーなので、一般のスニーカーと比較すれば重たいのは当然。
しかし、アシックスはフィッティング性が高く、重量の数値以上に軽く感じますね。

サイズ感
ウィンジョブCP209は、普段履きのスニーカーと比べると、ちょっとだけ大きめ。
本当にちょっとだけなので、普段お履きのスニーカーと同じでOKかなと。
普段履きスニーカーとは、ナイキやアディダス、アシックスなどのスポーツメーカー品ですね。

普段履きのスニーカー
- アシックス・アキレス ⇒ 27.5cm
- ナイキ・アディダス・プーマ ⇒ 27.5cm
- ニューバランス ⇒ 27.5cm
革靴
- リーガル ⇒ 26.5cm
- テクシーリュクス ⇒ 26.5cm
※足は狭めです。
ぜひ、参考にしてみてください。
アシックスのウィンジョブCP209をレビュー
ここからは、ウィンジョブCP209を詳しくレビューします。
実際に履いて感じたメリットとデメリットをパーツ別に解説。
ウィンジョブCP209のメリットとデメリットは下記です。
- ダイヤル式
- つま先補強がある
- 先芯がJASSのA種クリア
- フィッティング性が高い
- トーアップで動きやすい
- 反射材で視認性アップ
- 独自配合のクッション素材
- 独自FuzeGELで履き心地が長続き
- すごい滑りにくい
- 靴底がすり減りにくい
価格が高い
靴は、大きく3つのパーツ分けることが可能です。
下記の3つ。
靴のパーツ
- アッパー
- クッション
- 靴底
この3つのパーツが「靴のどこに当たるのか?」を図解しました。
先ほどのメリットとデメリットをパーツ毎に見ていきましょう。
上から順番に、アッパーからいきます。
アッパー(通気性)
アッパーは、足を包みこむパーツ。
フィッティング性や通気性、安全性に大きく関係します。
ウィンジョブCP209のアッパーは、フィッティング性と安全性に優れていました。
まず、アシックスの時点で靴の形状がよいですね。

ダイヤル式
前述のとおり、ダイヤル式はフィッティング性が高いのに、脱ぎ履きがラクラク。
靴ヒモですとフィッティング性が高いものの、ほどけて転倒の可能性がありました。
フィッティング性が高いことで、疲れにくく、安全性も高いので、本当に重要なポイントです。
ダイヤル式の使い方
靴ヒモには、多少劣りますが、やはりフィッティング性は高いですね。
耐久性もありました。
万が一破損しても無償の修理キッドをもらえるので、安心です。
つま先補強がある
安全靴のつま先って傷つきますよね?
ウィンジョブCP209は、補強がありました。
これにより、傷つにくくなっています。
安全性
先芯の強度は、JSAAのA種です。
だいたいの現場では、問題ない強度だと思いますが、現場単位で指定の基準がある場合もあるので確認しましょう。
先芯は、特殊ガラス繊維なので軽くてカビないのが嬉しいですね。
トーアップで動きやすい
つま先がつり上げっているの分かりますか?
この形状をトーアップと言います。
トーアップあることで、動きやすさアップ!

反射材で視認性アップ
夜間やトンネル作業でも視認性アップのために、反射材がついていました。
暗闇で作業していても視認性が高いこと安全性がアップします。
アッパーまとめ
- メリット①:ダイヤル式
- メリット②:つま先補強がある
- メリット③:先芯がJASSのA種クリア
- メリット④:フィッティング性が高い
- メリット⑤:トーアップで動きやすい
- メリット⑥:反射材で視認性アップ
クッション(履き心地)
続いて、クッションについて見ていきましょう。
足の裏から体重や荷重を支えるパーツ。
履き心地や疲れにくさに関係します。
ウィンジョブCP209のクッションには、厚みがありました。
厚みのあるクッションを厚底と呼び、疲れにくさや履き心地に優れています。
厚底は、動きにくいデメリットがあるのですが、前述の通りトーアップ形状でカバー。

FuzeGEL
アシックス独自のGel素材をカカト周辺に搭載しています。
これにより履き心地が長続きしました。
ミズノなどの他のスポーツメーカーの安全靴と比較して、アシックスの方が履き心地が長続きするという意見があります。

クッションまとめ
- メリット⑦:独自配合のクッション材
- メリット⑧:独自FuzeGELで履き心地が長続き
靴底(すべりにくさ)
最後に、靴底について見ていきましょう。
靴底は、地面に接地するパーツ。
滑りにくさや耐久性に関係します。
ウィンジョブCP209の靴底は、滑りにくさと耐久性のどちらも素晴らしいものでした。
アシックスの安全スニーカーで最も画期的なのが、靴底ではないかと思うほど。
まず、すり減りにくいので、耐久性は高いです!
全方向で滑りにくい
滑りにくさの秘密は、この溝の形状です。
タテヨコ斜めの全方向に滑りにくい唯一の靴底だと感じました。
これは他のメーカーには、ない機能ですね。
靴底まとめ
- メリット⑨:すごい滑りにくい
- メリット⑩:靴底がすり減りにくい
アシックスのウィンジョブCP209のレビューをまとめます。
当記事では、ウィンジョブCP209について解説しました。
ウィンジョブCP209は、アシックスが開発した安全靴です。
正確には、安全靴ではなく、プロスニーカーという安全性を保証された靴でした。

安全靴では、作業現場によって動きにくく感じるので、よりスニーカーに近い安全なプロスニーカーがおすすめ!
アシックスのスポーツシューズで培った履き心地をベースに画期的な靴底が特徴。
さらに、ダイヤル式で安全に足にフィットすることが可能でした。

ウィンジョブCP209を履いて感じたメリットは下記になります。
- ダイヤル式
- つま先補強がある
- 先芯がJASSのA種クリア
- フィッティング性が高い
- トーアップで動きやすい
- 反射材で視認性アップ
- 独自配合のクッション素材
- 独自FuzeGELで履き心地が長続き
- すごい滑りにくい
- 靴底がすり減りにくい
デメリットは下記の1つ。
価格が高い
最後までお読みいただきありがとうございました。
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