どーも、靴の仕事歴12年でシューフィッターの松下智博(@Kitchen_sneaker)です!
今回は、アシックスの安全靴『ウィンジョブCP105』をレビュー。

「疲れにくい安全靴がほしい」
「ハイカットで快適な安全靴を探している」
「解体や掘削で靴の中に粉塵や土ほこりの入りにくい靴がほしい」

実際に履いてみて「疲れにくい、通気口が少ない、しゃがんでも足首が痛くない」と大満足です。
解体や掘削作業の現場でおすすめ!

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ウィンジョブCP105とは?サイズ感と重量をご案内!
ウィンジョブCP105とは、アシックスが開発した安全靴です。
アシックスは、日本を代表するスポーツメーカー。
スポーツシューズの技術を活かして安全靴も多数ラインナップしています。
評価項目 | 詳細 |
価格 | ¥12,980〜(通販による) |
サイズ | 22.5~30.0cm |
サイズ感 | 普段履き比較:0.5cm小さめ推奨 |
カラー展開 | 3色 |
安全性 | ★★★★☆(星4つ) JSAA:A種 |
クッション性 | ★★★★★(星5つ) |
耐久性 | ★★★★☆(星4つ) |
おすすめの使用環境 | 一般的な作業現場 |
アシックスは、安全靴をウィンジョブというブランドで展開。
大人気で同価格帯の他社メーカー製品を機能と履き心地で圧倒しています。
ウィンジョブCP105はシリーズの中でも、ハイカットで通気口の少ない製品。

ハイカットの問題点のしゃがんだ時の足首へのストレスも問題ありませんでした。
靴ヒモですが、平べったい紐の「平紐」を使用しているので、「ほどけにくい」です。

重量
ウィンジョブCP105の重量は、27.0cmで423gでした。
ハイカットの安全靴の中では軽いでしょう。
いずれにせよ靴の良し悪しは、重量ではありません。

フィッティング性は、靴を作る前段階の設計の段階で決まりますが、アシックスであれば問題なし。
しゃがんだ時のことを考えた設計なのか、甲のあたりが緩いと感じる方もいるかもしれません。
その時は、紐を強めにしめてください。
サイズ感
ウィンジョブCP105のサイズ感は、少し大きめでした。
普段履きのナイキやアディダスなどスポーツメーカー品との比較です。
普段履きが27.5cmを選んでいますが、27.0cmでちょうどでした。

普段履きのスニーカー
アシックス・アキレス ⇒ 27.5cm
ナイキ・アディダス・プーマ ⇒ 27.5cm
ニューバランス ⇒ 27.5cm
革靴
リーガル ⇒ 26.5cm
テクシーリュクス ⇒ 26.5cm
安全靴
ウィンジョブ ⇒ 27.0cm
※足は狭めです。
ぜひ、参考にしてみてください。
アシックスのウィンジョブCP105を詳しくレビュー
ここからは、アシックスのウィンジョブCP105を詳しくレビューします。
メリットとデメリットは下記のとおり。
- 靴ヒモでサイズ調整
- ほどけにくい平紐
- ハトメが破れにくい
- つま先補強がある
- 反射材で視認性アップ
- 通気口がないので異物が入りにくい
- α-GELで疲れにくい
- 厚底で衝撃吸収OK
- 全方向に滑りにくい
- すり減りにくい靴底
- 通気性が低い
- 靴ヒモがほどける可能性がある
メリットとデメリット詳しくみるために、パーツ別に解説しました。
靴は大きく分けて3つのパーツに分けることが可能。
靴のパーツ
- アッパー
- クッション
- 靴底
この3つのパーツを図解しました。
上から順番にアッパーから見ていきましょう。
アッパー(通気性)
アッパーは、足を包みこむパーツ。
フィッティング性や通気性に関係します。
靴ヒモでフィッティング
靴ヒモでフィッティングします。
マジックテープやダイヤル式など他にもサイズ調整の留め具はありますが、微調整が効くのが靴ヒモ。
靴ヒモの種類も、平べったい平紐なので、ほどけにくいし緩みにくいです。

ハトメ周辺が破損しにくい
靴ヒモをいれる穴をハトメと呼びます。
このハトメ周辺の素材が破損しにくいよう工夫しているのがわかりました。
安い製品は、ハトメ毎破れてしまい使い物にならなくなってしまう事があります。
つま先補強あり
安全靴ってつま先の素材が破れやすいですよね。
台車やリフトなどを踏み込みなど、何かした当たってしまいます。
ウィンジョブCP105はつま先に、何かが当たっても破れにくいように素材が貼り合わせていました。

通気口がない
アッパーに通気口がありませんでした。
前述のとおり、粉塵や土ほこりが入ってきにくい仕様。
全てブロックするのは、現場によっては難しいのですが、ある程度は問題ありません。
アッパーまとめ
- メリット1:靴ヒモでサイズ調整
- メリット2:ほどけにくい平紐
- メリット3:ハトメが破れにくい
- メリット4:つま先補強がある
- メリット5:反射材で視認性アップ
- メリット6:通気口がないので異物が入りにくい
- デメリット1:通気性が低い
- デメリット2:靴ヒモがほどける可能性がある
通気口が無いので、通気性が低いデメリットはありましたね。
これは仕方のないこと。
もし通気性がほしいのであれば、ウィンジョブCP104をおすすめします!
↑上記でウィンジョブCP104についても解説しています。
クッション(履き心地)
続いて、クッションについて見ていきましょう。
クッションは、足の裏から体重を支えるパーツ。
疲れにくさや履き心地に関係します。
厚底
ウィンジョブCP105のクッション素材には、厚みがありました。
厚みのあるクッションの靴を厚底と呼びます。
厚底は、素材にもよりますが衝撃吸収に優れるので疲れにくい!

α-GEL
画像では分かりませんが、カカトの下にα-GELが入っていました。
α-GELはゲル状の素材で、クッション性が長続きしやすいです。
実際に、アシックスと同価格帯の他社メーカーと比較しても、長い間疲れにくいという評価がありました。

クッションまとめ
- メリット7:α-GELで疲れにくい
- メリット8:厚底で衝撃吸収OK
靴底(すべりにくさ)
最後に、靴底について解説します。
靴底は地面に接地するパーツ。
滑りにくさに関係します。
全方向に滑りにくい
タテヨコ斜めのすべての方向に滑りにくい靴底です。
さらっと言いましたが、アシックスが安全靴に参入してこの靴底を開発するまで、すべての方向に滑りにくい靴底はありませんでした。
さすが、この靴底の機能には驚きましたね。
すり減りにくい
さらに、この靴底がすごいのは、すり減りにくいのです。
ゴム素材は、配合によってすり減りにくくなるものの、これにも驚きました。
買い替え頻度も少なくなると思いますが、何より滑りにくさが持続するのが嬉しいですね。

靴底まとめ
- メリット9:全方向に滑りにくい
- メリット10:すり減りにくい靴底
アシックスのウィンジョブCP105のレビューまとめ
当記事では、ウィンジョブCP105をレビューしました。
ウィンジョブCP105は、アシックスが開発した安全靴(正しくはプロスニーカー)。
アシックスは、日本を代表するスポーツメーカーですが、安全靴もラインナップしています。

ウィンジョブCP105は、ラインナップにの中でも粉塵や土ほこりが靴の中に入りにくい製品。
通気性は低いものの、異物をブロックしてくれます。

それでは下記より、簡単に記事をまとめます。
ウィンジョブCP105を履いて感じたメリット下記のとおり。
- 靴ヒモでサイズ調整
- ほどけにくい平紐
- ハトメが破れにくい
- つま先補強がある
- 反射材で視認性アップ
- 通気口がないので異物が入りにくい
- α-GELで疲れにくい
- 厚底で衝撃吸収OK
- 全方向に滑りにくい
- すり減りにくい靴底
デメリットは2つです。
- 通気性が低い
- 靴ヒモがほどける可能性がある
最後までお読みいただきありがとうございました。
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