どーも、靴の仕事歴12年でシューフィッターの松下智博(@Kitchen_sneaker)です!
今回は、アシックスの安全靴『ウィンジョブCP103』についてレビュー。

「疲れにくい安全靴がほしい」
「滑りにくい安全靴を探している」
「足にフィットする安全靴ってあるの?」

実際に履いてみて「疲れにくい、滑りにくい、靴ヒモでしっかりフィット」と大満足でした。
現状の安全靴にご不満な方におすすめ!
ウィンジョブCP103は、安全性を約束されたプロスニーカー(JSAAのA種)です。
しかし、JIS規格T8101には合格している革製の安全靴ではありません。
プロスニーカーは馴染みのない言葉のため、安全靴としますのでご容赦ください。
タップできる目次
ウィンジョブCP103とは?サイズ感と重量をご案内
ウィンジョブCP103とは、アシックスが開発した安全靴です。
アシックスは、日本を代表するスポーツメーカー。
そんなアシックスですが、安全靴などワーキングシューズも多数ラインナップしています。
評価項目 | 詳細 |
価格 | ¥10,780〜(通販による) |
サイズ | 22.5~30.0cm |
サイズ感 | 普段履き比較:0.5cm小さめ推奨 |
カラー展開 | 4色 |
安全性 | ★★★★☆(星4つ) JSAA:A種 |
クッション性 | ★★★★★(星5つ) |
耐久性 | ★★★★☆(星4つ) |
おすすめの使用環境 | 一般的な作業現場 |
アシックスは、ワーキングシューズを「ウィンジョブ」というシリーズでラインナップ。
滑りにくい靴底と足にフィットする設計、疲労軽減で人気です。
ウィンジョブCP103は、その中でもロングセラー品。

靴ヒモでしっかりフィットできることとハトメ周辺の耐久性の高さもよいところ。
靴ヒモをいれる穴の部分をハトメと呼びます。
このハトメとハトメ周辺の素材が破れにくい。

その心配がないのが嬉しいところです。
サイズ感と重量
ここからは、サイズ感と重量をご案内します。
まずは重量から!
ウィンジョブCP103は、27.0cmで420gでした。
安全靴の市場では通常くらいでしょう。
しかし、靴の良し悪しは重量ではありません。

フィッティング性が低いと重量以上に重たく感じますし靴ズレなどトラブルの元。
アシックスの製品は、高いフィッティング性で間違えありません。
サイズ感
ウィンジョブCP103のサイズ感は、普段履きスニーカーと比較して、すこし大きめ。
普段履きスニーカーとは、ナイキやアシックス(ランニングシューズなど)などスポーツメーカー品です。
普段履きスニーカーは、27.5cmですがウィンジョブCP103は、27.0cm。

普段履きのスニーカー
アシックス・アキレス ⇒ 27.5cm
ナイキ・アディダス・プーマ ⇒ 27.5cm
ニューバランス ⇒ 27.5cm
革靴
リーガル ⇒ 26.5cm
テクシーリュクス ⇒ 26.5cm
安全靴
ウィンジョブ ⇒ 27.0cm
※足は狭めです。
ぜひ、参考にしてみてください。
アシックスのウィンジョブCP103を詳しくレビュー
ここからは、アシックスのウィンジョブCP103を詳しくレビューします。
メリットとデメリットは下記のとおり。
- 靴ヒモでしっかりフィット
- 平ひもでほどけにくい
- つま先補強あり
- ベロが厚手
- カカトでホールド
- 反射材で視認性アップ
- 厚底で疲れにくい
- 屈曲がしやすい
- α-GELで疲れにくい
- インソールで足にフィット
- 滑りにくい靴底
- すり減りにくい靴底
- 価格が高い
- 紐がほどける可能性
メリットとデメリットを詳しく解説するために、パーツ別に解説しました。
靴は大きく分けて3つのパーツ分けることが可能。
靴のパーツ
- アッパー
- クッション
- 靴底
この3つのパーツが、どこに当たるのかを図解しました。
上から順番にアッパーから見ていきましょう。
アッパー(通気性)
アッパーとは、足を包みこむパーツ。
通気性やフィッティング性、安全性に関係します。
プロスニーカー
冒頭のとおり、安全靴ではなく同じような試験で安全性を約束されたプロスニーカーです。
ウィンジョブCP103の先芯強度は、JSAAのA種をクリア。
A種をとっていれば、ほとんど一般的な現場では問題ないでしょう。

靴ヒモでフィッティング
ウィンジョブCP103は、靴ヒモでしっかりフィットします。
マジックテープやダイヤルなど、たくさんのサイズ調整の留め具が市場にはありますが、結局のところ靴ヒモに勝るモノはありません。
ただし、ほどける可能性があるのが、ワーキングシューズではデメリットですね。
平紐でほどけにくい
靴ヒモですが、平べったい形状の平紐でした。
平紐はほどけにくいし、緩みにくいので安全であり快適ですね。
ハトメ周辺が破れにくい
前述のとおり、靴ヒモをいれる穴(ハトメ)周辺が、補強されています。
安い安全靴やプロスニーカーの中には、強く締めることで破れてしまうことがありました。
ベロが厚手
足の甲に当たる部分をベロやシュータンと言います。
ベロが厚手なので、足あたり良く、サイズ調整もしやすい!
甲の調整はうまくいきやすいですね。
カカトでホールド
カカトでしっかりホールドできました。
細ければ良い訳ではなく、全体の設計からくるモノです。
このような難しい設計もアシックスだからできること。
反射材で視認性アップ
反射材が「ところどころ」にありました。
夜間やトンネルなど暗闇作業で光が当たると反射します。
反射材によって視認性がアップするので安全ですね。
アッパーまとめ
- メリット1:靴ヒモでしっかりフィット
- メリット2:平ひもでほどけにくい
- メリット3:つま先補強あり
- メリット4:ベロが厚手
- メリット5:カカトでホールド
- メリット6:反射材で視認性アップ
- デメリット1:価格が高い
- デメリット2:紐がほどける可能性
デメリットで価格が高いとしましたが、ここまでハイスペックであれば仕方なしですね。
これで安かったら、世も末かなと思いました笑
クッション(履き心地)
続いて、クッションについて見ていきましょう。
クッションは、足の裏から体重を支えるパーツ。
疲れにくさや履き心地に関係します。
クッションが厚手
クッション素材に厚みがありました。
厚みのあるクッション素材を厚底と言います。
厚底は、素材にもよりますが疲れにくい。

α-GEL入り
カカト下にα-GELというゲル素材が入っていました。
通常の靴のクッション素材は、EVAというスポンジ状の素材だけです。
スポンジ状の素材は、連日の使用でヘタってしまい新品時のクッション性を保持できません。

それはまさに、ヘタったクッションと新しいクッションの違いです。
ゲル素材は、ヘタリにくくクッション性が長続きしました。
実際に、ユーザーからもアシックスの製品は、夕方以降の疲れが全然違うという意見があります。

フレックスグルーヴ
クッション素材に切れ目(フレックスグルーヴ)があるのわかりますか?
これは、靴に関節を設けることで、靴が足と連動して動くというもの。
新品のときの履き心地に大きく関係します。
インソール入り
足の裏の形状に沿ったインソールが入っていました。
土踏まずをはじめとする、筋肉や骨格、腱で構成される足の形状をアーチと呼びます。
そのアーチをサポートするインソールでした。
クッションまとめ
- メリット7:厚底で疲れにくい
- メリット8:屈曲がしやすい
- メリット9:α-GELで疲れにくい
- メリット10:インソールで足にフィット
靴底(すべりにくさ)
最後に、靴底について解説します。
靴底は、地面に接地するパーツ。
滑りにくさに関係します。
全方向に滑りにくい
ワークシューズ市場には、滑りにくい機能をもった製品がたくさんあります。
しかし、ヨコ方向と斜め方向でどうしても滑ってしまうデメリットがありました。
ウィンジョブCP103は、タテヨコ斜めの全方向で滑りにくい!
すり減りにくい
この靴底のすごいところは、すり減りにくいこと。
耐久性はもちろんのこと、安全性もアップしますね。
どんなに滑りにくくても、すり減りが早くては意味がありません。
靴底まとめ
- メリット11:滑りにくい靴底
- メリット12:すり減りにくい靴底
アシックスのウィンジョブCP103のレビューをまとめます。
当記事では、ウィンジョブCP103をレビューしました。
ウィンジョブCP103は、アシックスが開発したプロスニーカー。
アシックスは、日本を代表するスポーツメーカーです。

ウィンジョブCP103は、その中でもロングセラー商品。
疲れにくいのはもちろんのこと、滑りにくく先芯の強度も高いです。
一般的な現場にはもってこいの1足でした。

それでは、下記より簡単に記事をまとめます。
アシックスのウィンジョブCP103のメリットは下記。
- 靴ヒモでしっかりフィット
- 平ひもでほどけにくい
- つま先補強あり
- ベロが厚手
- カカトでホールド
- 反射材で視認性アップ
- 厚底で疲れにくい
- 屈曲がしやすい
- α-GELで疲れにくい
- インソールで足にフィット
- 滑りにくい靴底
- すり減りにくい靴底
デメリットは2つです。
- 価格が高い
- 紐がほどける可能性
最後までお読みいただきありがとうございました。
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