スリッポンの購入を考えている方
どーも、厨房シューズオタクのリョクシンです。
ふだんは、飲食店のシェフに向けてキッチンで履く滑りにくい靴を解説してます。
そういった靴を厨房シューズ(他、コックシューズなど)なんて呼びますね。
今回は、シェフではなくスリッポンの購入を考えている方に向けて厨房シューズを紹介。
厨房シューズって、形状だけみればスリッポンなんですよ!
なぜ、厨房シューズなのかといえば、疲れにくく滑りにくいから。
靴の作り方や素材からもvansなどのスリッポンより機能性が高いのです!
「え?厨房シューズなんてダサくね?」
そんな風に感じた方も多いはず!
しかし、今おしゃれな厨房シューズが増えているのです。
vansなどのブランドにこだわりのない方はぜひご検討を!!
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事前に知っておきたいキーワード紹介
まずは、本題を読む前の事前に知っておきたいキーワードを紹介。
靴のパーツの呼び方ですね。
下記3つです。
靴のパーツ
- アッパー
- クッション
- 靴底
知っている方、申し訳ございません。
3つキーワードがわからないと記事がわかりにくいので解説しています。
簡単に見ていきましょう。
①アッパー
アッパーは靴の上部、足を覆うパーツ。
通気性や防水性、フィッティングに大きく関係します。
スリッポンの場合には、靴ヒモやマジックテープがありません。
よって、素材感や甲ゴムと言われる素材がフィティングに影響します。
②クッション(ミッドソール)
クッションは、履き心地に関係するパーツ。
靴業界では、ミッドソールなんて呼びますね。
地面には接地しません。
クッションに使用する素材で履き心地が大きく変わります。
靴を選ぶときの重要なパーツといえるでしょう!
③靴底
靴底は、地面と接地するパーツ。
滑りにくさや耐久性に大きく関係します。
素材はゴムがよいでしょう。
滑りにくいですし、すり減りにくいですね。
厨房シューズとは?
厨房シューズとは、料理人さんがキッチンで履く滑りにくい靴。
特殊な靴底の形状が、水や油をかき出し、床としっかり接地します。
だから滑りにくいわけですね。
靴の形状も靴ヒモやマジックテープがないスリッポンが主流です。
その理由は、下記3つ。
- 靴ヒモは、ほどけてヒモを踏んでしまい転倒の可能性がある
- 靴ヒモがカビる可能性があり衛生面でよくない
- マジックテープは、ゴミが溜まりやすく衛生面でよくない
本当に厨房シューズは、スリッポンばかりですよ!
クッション性がよく滑りにくい製品があります。
有名なメーカーvansなどのスリッポンの現状
ここからは、有名メーカーのスリッポンについて紹介。
現状のよく履かれているスリッポンは、過去の名品やヒット製品です。
それだけ、歴史がありおしゃれ!
スリッポンに限らず、人気なスニーカーってほとんど過去の名品なのです。
また、過去のスポーツシューズのヒット製品もあります。
代表的なのは、コンバースのオールスターでしょう。
オールスターはバスケットシューズとして当時は画期的な製品でした。
また、アディダスのスーパースターやスタンスミスも同じです。
スーパースターはバスケット、スタンスミスはテニスシューズでした。
その当時は、画期的な機能性の高い製品だった製品ばかりです。
VANSのスリッポンも同じ。
こちらもアメリカのスケーターやサーファーに選ばれた名品です。
最新の機能は搭載していない?
先ほど、ご紹介した製品は、確かにおしゃれです。
しかし、機能的には当時から変わっていません。
それがメリットですので、否定している訳ではないですよ(笑)
私もオールスターやスタンスミス持っていますので!
しかし、こんな方もいらっしゃると思います。
「そんな歴史はどうでもよくて機能性が高い製品がほしい」
そんな方は、絶対に厨房シューズをおすすめします。
その理由を、『靴のつくり方』から見ていきましょう!
スリッポン・厨房シューズのつくり方
ここからは、スリッポンと厨房シューズの作り方を見ていきましょう。
メインは下記2つ。
靴の製法
- セメント製法
- バルカナイズド製法
それぞれ見ていきましょう。
①バルカナイズド製法(スリッポン)
バルカナイズド製法は、歴史ある靴の作り方です。
コンバースのオールスターやVANSのスリッポンがこれ!
この作り方のデメリットは、クッション性に全力を注げないこと。
下記、クッションは3つのみです。
クッション性
- ゴム自体の弾力
- クッションの中に入れる衝撃吸収シート(薄い)
- インソール(入っていたら)
上記2つの部材しかクッション性を発揮できないのです。
かっこいいですけどね。
②セメント製法(厨房シューズ・スリッポン)
セメント製法は、靴の作り方の中では新しい作り方。
とはいえ、歴史ありますよ(笑)
アッパーやクッション、靴底をすべて手作業で接着剤で貼り合わせます。
接着剤の技術の向上で実現し、主流になりました。
今、靴メーカーが最新モデルを作ったとすれば、この作り方です。
なにがよいかって、クッション素材に全力を注げること。
画像のとおり、すべて全面がクッション素材。
バルカナイズド製法は、このクッションの中のシートのみなのです。
※製品による部分もあるため、同じ価格帯で比較したときとお考え下さい。
スリッポンとして「厨房シューズ」を履くメリット
ここからは、スリッポンとして厨房シューズを履くメリットを紹介。
下記、3つになります。
- 疲れにくい
- 滑りにくい
- 雨に強い
詳しく見ていきましょう
①疲れにくい
前述のとおり、厨房シューズの作り方はセメント製法が主流。
スリッポンのバルカナイズド製法に比較して、クッション性に特化できます。
スポーツメーカーの最新作のほとんどはセメント製法なことも証明していますね。
厨房シューズも製品による部分もあります。
ですので、後ほどおすすめ商品を紹介しますね。
②滑りにくい
厨房シューズの最大のメリットは滑りにくいこと。
キッチンの油や水滴で滑りにくいわけですからね。
とくに雨の日など濡れた路面や大理石の床、店内などで滑りにくいです。
どのくらい滑りにくいと思いますか?
なんと、滑り台にサラダ油を流しても手すりなしで登れます。
すごい!
試したらダメですよ(笑)
③雨に強い?
キッチンで使うことが前提なので、通気口がありません。
水が入ってきては意味ありませんからね。
通気口とはランニングシューズでいうメッシュのような部分。
大雨やゲリラ豪雨、台風のような雨は不可ですが、多少な雨なら問題ないでしょう。
スリッポンとして「厨房シューズ」を履くデメリット
スリッポンとして厨房シューズを履くデメリットは下記です。
- 蒸れやすい
- ファッション性はVANSには及ばない
前述のとおり、厨房シューズはキッチンで履くため、通気口がありません。
こればかりは仕方なしですね。
また当たり前ですが、ファッション性はVANSには遠く及びません。
おしゃれになりたい人は、VANSでよいかと!
おすすめの厨房シューズを紹介
スリッポンとして、履けそうなおしゃれな厨房シューズを紹介します。
下記、1つ。
おすすめの厨房シューズ
- ワークマン『CB400』
最近、メディアに取り上げられていますね。
ワークマンのノンスリップシューズCB400です。
厨房シューズの機能は、そのままにデザインを変更。
妊婦さんや学生さんも履いているそう。
確かに見た目は、厨房シューズには見えませんね。
まとめ
今回は、VANSスリッポンの代わりに厨房シューズをおすすめしました。
価格帯のよる部分もありますが、セメント製法の厨房シューズがおすすめ。
クッション性に特化できる作り方というのが魅力ですね。
実は、有名メーカーのセメント製法のスリッポンはありました。
しかし、ちょっとダサいんです(笑)
リアルにワークマンのCB400よいですね。
だから売れているのでしょう。
ぜひ、試してみてください。