【食品工場向け】安全靴のおすすめな選び方【第6回】

こんな方に読んでほしい
  1. 食品工場で働かれている方
  2. 安全労務・総務ご担当の方

 

どーも、コックシューズ・厨房靴オタクのリョクシンです。

今回は、食品工場で働かれている方に向けての記事で第6回。

安全靴の選び方です。

まだ、第1~5回まで読んでいない方は、ぜひ下記からよろしくお願い致します。

【第1回】【食品工場向け】疲れない靴選びは、立ち仕事向きの製品を選ぶ 

【第2回】【食品工場向け】数値に騙されない!本当の滑らない靴選び 

【第3回】【食品工場向け】滑らない靴の試験・選定する方法 

【第4回】【食品工場向け】衛生管理しやすい靴はある?  

【第5回】【食品工場向け】耐油長靴のおすすなめ選び方  

当記事の「安全靴」とは、物流部門や溶接ご担当の方向けではありません。

食品工場内の生産ラインで安全靴を使用する場合の選び方です。

ぜひ、最後まで読んでいってください。

 

注意
  • 当記事はあくまで選び方だけの解説!
  • 商品紹介は最終回で行います。

 

安全靴とは?コックシューズに安全靴はない?

安全靴とは、日本工業規格(以降、JIS規格)の基準をクリアした靴になります。

基準を説明すると長くなりますのでまた別の機会に説明。

しかし重要なことが1点だけ覚えていただければと。

それは、コックシューズに安全靴はないということです!

 

コックシューズに安全靴はない?

コックシューズに安全靴はありません。

「いやいや、うちの工場つま先に芯の入った安全靴のコックシューズ履いてるよ」

そんな風に思った方多いとおもいます。

しかし、JIS規格の基準では、安全靴の表面の素材は革製でなければなりません。

今お履きの靴が革製であれば安全靴の可能性があります。

しかし、コックシューズは、革ではないのがほとんど。

水滴や薬品も付着する可能性がある食品工場では、革製は考えにくいですね。

JIS規格の基準をクリアしていないと安全靴とは呼称できないのです。

 

コックシューズは、安全靴ではなく安全スニーカー

それでは、先芯の入ったコックシューズはどんなジャンルの靴なのでしょうか?

安全靴ではなく安全スニーカーになります。

この線引きだけは覚えておいた方がよいでしょう。

値上げや現行品の不具合があり、コックシューズを再検証するときに必要です。

「安全靴を提案してください」

とメーカーや業社に依頼をすると革製の高い安全靴ばかり提案されることも・・

安全靴がラインナップにないメーカーも提案をあきらめる可能性があります。

 

安全スニーカーのコックシューズの選び方

ここからは、安全スニーカーの選び方を解説します。

安全スニーカーのコックシューズの選び方は、下記3つ。

安全スニーカーの選び方

  • 先芯の強度
  • 先芯の素材
  • 小指ガードの有無

詳しく見ていきましょう。

 

MEMO
補足

履き心地や滑りにくさは、第1~3弾で解説しました。

こちらの確認をお願いします。

【第1弾】【食品工場向け】疲れない靴選びは、立ち仕事向きの製品を選ぶ 

【第2弾】【食品工場向け】数値に騙されない!本当の滑らない靴選び 

【第3弾】【食品工場向け】滑らない靴の試験・選定する方法 

 

①先芯の強度

その工場さんで作っているモノや作業内容によりますが、先芯の強度は重要。

先芯の強度は、安全スニーカーに基準(JSAA)があります。

その基準をもとに選定することが多いでしょう。

基準は、下記になります。

安全基準

  • 普通作業用 A種
  • 軽作業用  B種

A種の方が、安全性が高い先芯を搭載している製品になります。

A種かB種のどちらかは最低でもクリアした製品を履きたいですね。

規格JIS規格JSAA規格
区分重作業(H)普通作業(S)軽作業(L)普通作業(A)軽作業(B)
耐衝撃性おもり重量(Kg)20  ±0.2
衝撃エネルギー(J)10070307030
落下の高さ5136153615
耐圧迫性 (kN)15 ±0.110 ±0.14.5±0.0410 ±0.14.5 ±0.04
表底のはく離抵抗(N)革のみ300以上300以上250以上300以上250以上
〃  革素材以外×××200以上150以上
甲被の種類革・ゴムゴム
プラスチック人工皮革
合成皮革編み物

※意味不明だと思いますので、メーカーや業社にお問い合わせしましょう。

一言でいうと、

『先芯に2つの方法で負荷を与えた後に、先芯の下に適切な空間を保持できたか』

負荷を与える方法

  • 規定の重量物を落下させる
  • 規定の荷重を一定時間、先芯にかけ続ける

それによりA種やB種に分類されます。

 

②先芯の素材

先芯の素材にも種類があります。

下記2つ。

先芯の種類

  • 樹脂

結論から申し上げますと、樹脂がおすすめ。

まず、樹脂はサビません。

鉄は、汗や結露で先芯がサビる可能性があるでしょう。

また、自治体にもよりますが、樹脂の方が処分が楽です。

先芯が鉄の場合には、先芯を取り出し廃棄する必要があるでしょう。

工場によっては、メーカーや業者に廃棄する安全靴を回収させていました。

しかし、自社で出た処分するモノを他社に回収させるは微妙なところ。

自社のネームの入ったモノを意図しない場所にリサイクルされていた場合には企業イメージが低下しますので!

 

③小指ガードの有無

商品によっては、小指を覆うくらい先芯が入っているモノもあります。

そういった機能を小指ガードと呼んでいますね。

小指ガードがあるに越したことはないので、おすすめ。

ただし、小指ガードによって足が痛いという意見もあります。

世界的にみても、小指ガードは少なくその必要性もなんとも言えません。

安全性も重要ですが、履き心地が悪いと離職率にも関係します。

よって、安全性と快適性をつねに照らし合わせることが重要ですね。

 

 

まとめ

当記事では、食品工場の方に向けて安全靴の選び方を解説しました。

安全靴には基準があり、その1つが革製であること。

しかし、コックシューズには革製の製品はないため安全靴はありませんでした。

正しくは、安全スニーカーになります。

近年、労働環境の改善で安全スニーカーのコックシューズを使用する工場が増加傾向。

いくら安全でも履き心地が悪いのは、逆に労働環境によくありません。

ぜひ、安全性と快適性を考慮し安全スニーカーの選定をしてみてください。

 

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